メールやチャットの結びに使うスペイン語(beso/saludo/con todo mi〜)

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

日本では仕事のメール以外で結びの言葉なんてあまり意識してなかったけど、愛情表現豊かなスペインでは友達とのチャットにも結びの言葉が頻発します。

スペインに来た時はメールやチャットの結びに使うスペイン語の選択肢が多すぎて、「違いって何なに?」と思っていたのですが、仕事で使う結びの言葉以外はさほど意味の違いがないことがわかりました。

メールやチャットの結びに使うスペイン語を集めました。

目次

友達との間で使う結びのスペイン語

友達とメールやチャットする時の最後に使うスペイン語の結びの言葉です。直訳するとbeso=キスいう表現が出てきますが、信頼関係があれば異性の友達に使っても大丈夫です。

自分がいつも使う結びの表現というのは決まってくるのですが、チャット内容や状況によって別の結びの表現を使うこともあります。

私の使い分けている感覚と合わせて、友達との間で使える結びのスペイン語ご紹介します。

日常的によく使う結びのスペイン語

beso(キス)を使った結びの言葉はいくつかありますが、どれもほとんど意味は同じです。

un beso
un besito
besos
besitos
un besote

友達とのメールやチャットの結びで使う一般的な表現は「un beso」です。「un besito」はdiminutivoをつけて、ちょっとかわいらしくした感じ。私はこれをチャットの結びによく使います。

「besos(bessと書く人もいる)」はbesoの複数形、や「besitos」はbesitoの複数形です。

「un besote」は、un besoに「あなたに」という意味のteが加わった結びの表現で、より信頼関係のある人に使えます。

異性間でいつもはun besoだったのがun besoteに変わった、チャットやメールの内容もより深いものになってきたという場合は、特別な感情が込められている場合もありかも。特に深い意味がないこともありますので、文脈で判断です。

そのほか、「muak」というのもあります。これはキスの擬音語を表現したもの。なんとなく生々しいので私は使わないですが、色っぽい系女子でたまに使っている人がいます。

強めの感情を表現したい時の結びのスペイン語

友達の誕生日だとか、何かお祝いをしたいことがあるとか、「おめでとう!」というような前向きな感情と合わせて使う時には、以下のような結びのスペイン語を使うことがあります。

un beso grande 大きいキス
un beso enorme 巨大なキス
un beso fuerte 強いキス

上の2つは、すごく仲の良い友達に大切なことを伝えたり、エールを送ったりする時に使ったりします。3つめは、私は異性に対しては使わないです。

なんとなくの感覚的なものですが。前述の「un besote」と同じく、いつもは「un beso」と使う異性が「un beso fuerte」を使ってきて、メールやチャットの内容もロマンティックなものだったら、特別な感情があるかもです。

友達以外に使える結びのスペイン語

相手が先生であるとか知り合ったばかりの異性などで、心情的にbesoを使うのがはばかられる場合は、abrazo=抱擁を使った結びのスペイン語表現が使えます。

un abrazo
un besazo

1つめの「un abrazo」を「un abrazo fuerte」にしたら、「強い抱擁を!」みたいになるので、「un besito」よりも強い印象を私は受けてしまいます。

2つめの「besazo」とは「beso」と「abrazo」をくっつけた造語だそうです。信頼関係のある友人の間で使う表現です。

心を込めて系の結びのスペイン語

besoを使った表現は軽めでチャットでよく使いますが、「心を込めて」と強調したい時はこんな結びのスペイン語を使います。

con todo mi respeto 敬意を込めて
con todo mi corazón 心を込めて
con todo mi cariño 愛を込めて

「con todo mi respeto」は、尊敬している人や目上の人に対して使えます。「con todo mi corazón」は、心から何か(感動とか)を伝えたい時に使えます。私はあまり知らない人には使わないスペイン語です。

最後の「con todo mi cariño」かなり親しい間柄じゃないと使わない表現です。すごく仲が良ければ、お誕生日のお祝いメッセージと合わせて使ったりできるかな。

ビジネスで使うメールの結びのスペイン語

仕事相手に「un besitoooo」とか書けないので、仕事のメールではかしこまった表現が使われます。

仕事でなくても、ホテルやレストランに予約のメールを入れる、市役所にメールするなどの時に使えるスペイン語の結びの表現です。日本語で言うと「敬具」にあたります。

un saludo
un cordial saludo
reciba un cordial saludo

一度も会ったことない人と連絡を取り合う時は、仕事でなくても「un saludo」が使えます。2つめの「un cordial saludo」は、「un saludo」をより丁寧にした結びの表現で、仕事の取引先にも使えます。

3つめの「reciba un cordial saludo」は、「un cordial saludo(心からのご挨拶)」を受け取ってください、というニュアンスをもたせた結びの表現です。仕事の取引先に使える丁寧な表現です。

なお、仕事のメールの際は初めに以下のような表現を使います。拝啓〜様のようなスペイン語の表現です。

Estimado Señor XX(男性の名前)
Estimada Señora XX(女性の名前)
Estimados Señores(相手の名前がわからず、全体に対してメールする際)

“Estimado/a/os〜”(文頭)と”un saludo/un cordial saludo”(文末)をセットで覚えておくとよろし。

スペインでは友達とのチャットに結びの言葉を使おう

日本では友達同士のメールやチャットに結びの言葉なんてないから、最初は慣れないなーと思ってましたが、そのうち自然に使うようになりました。

セビリアの人たちは人懐っこい人が多いから、割と知り合ってすぐun besitoooとかbessとか使ってくるけど、スペインの他の地域でも同じなんですかね?

友達とのチャットでは「un besito」などと書かなくても全く問題はないですが、敬意を表す意味でのメールの結びの言葉は重要なので、こちらは忘れないようにしておきたいです。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

コメント

コメントする

目次