スペイン語で「言う 話す 語る」decir hablar contarの違い

スペイン語で「言う 話す 語る」を表す動詞たち。decir, hablar, contarがあります。
英語のsay, speak, tellの意味が異なるように、スペイン語のこれらの動詞も意味するところに違いがあるので、まとめて覚えてしまいましょ。
というわけで、スペイン語の「言う 話す」系動詞とそれらの意味の違いご紹介します。
decir:言う
動詞“decir”は「言う」を意味する言葉。英語では“say”にあたります。
(人)が〜と言っていた
(聞いたところによると)〜らしい
(世間で)〜と言われている
という表現で使われることが多いです。
アナは私にクラスに行くつもりだと言った。
“decir”は他動詞なので、後ろには言った内容がきます。会話の前に内容が出てきている時は、目的語が省略されることがあります。
マリは明日来るらしい。
“Dicen que…”の形で「〜らしいよ」という伝聞を表すことができます。誰に聞いたか明確でない時に使われます。
このお店は今月末に閉まるらしい。
これはスペイン語でなんと言いますか?
“Se dice…”はよく聞く形式。「巷では〜と言われてる」という文です。こちらも主語は特定なしです。
電話を取る時は、“decir”の命令形が使われます。
もしもし
命令形だから高圧的ということはなく、日本語の「もしもし」のスペイン語バージョンだと思っておけば大丈夫です。
decirを使った驚き表現
“decir”を使って驚きを表現する言い方があります。これは慣用表現で覚えてしまおう。
嘘でしょ!?
¡Qué me dices!
なんだって!?
直訳すると私に言わないで!私に何を言うの!となりますが、「信じられない」「まさかそんな」というニュアンスの言葉です。
hablar:話す
“hablar”は「話す」の意味で、誰かと会話したり人前で話すことを指します。英語の“speak”や“talk”にあたります。
明日話そう。
この形は日常会話でよく聞きます。“(Luego)Hablamos”だけの場合は「後で話そう」ですが、面倒だからその場を収めよう的なニュアンスが入っていることもあります。
あなたと話したかった。
こちらもよく使われる表現です。何か話したいことがあったというニュアンスですね。
“halbar”は自動詞なので、目的語はなくても問題ありません。
話した内容よりも、誰と話したかに興味が置かれます。話すという動作をイメージするとわかりやすいかも。
話した内容を付け加えたい時は「hablar con 人 sobre 事柄」という形が作れます。
彼女と私たちの旅行について話した。
contar:語る
“contar”は「語る」を意味する単語で、こちらは出来事を話すイメージです。英語の“tell”にあたります。
私に起きたことあなたに話したっけ?
話して。
今度するよ!
スペインに来るまで“contar”をあまり聞いたことがなかったのですが、スペイン人との会話では“contar”は頻出でした。
話したい出来事がある時、話したい内容がある時は“contar”を使うと良いでしょう。
“contar”には「数える」という意味もあります。こちらは英語の“count”と一緒です。
スペイン語の「言う」系動詞
スペイン語の「言う」系動詞で日常会話によく出てくるのはdecir, hablar, contar。
decir, hablar, contarの違いをおさえておけば、「言う」や「話す」をスペイン語で表現したい時にパッと出てくるようになるはずです。
日常会話では頻出なので、スペイン語で話す訓練をしていればこの違いの感覚はすぐ身につくと思いますよー!
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
関連記事 ▷ 私が使っているスペイン語のおすすめ辞書とアプリ
20ドル以上のクレジット購入で10ドルプレゼント!以下リンクで私からの10ドルクレジットが受け取れます。
▶︎ italki公式サイト
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。