セビリアで唯一フェステーロが出演するフラメンコのタブラオ「ラ・カンタオーラ」

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最近セビリアは観光客人気もあって、フラメンコが観られるタブラオが増えてきています。

その中で他のタブラオにはない魅力があるのが、タブラオ「ラ・カンタオーラ」です。

それはフェステーロが毎日出演しているタブラオということ。フェステーロとは歌って踊る、昔ながらのフラメンコのスタイルを継承する人たち。

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ようやく先日タブラオ「ラ・カンタオーラ」に行ってきました♫

というわけで、セビリアで唯一フェステーロが出演するタブラオ「ラ・カンタオーラ」をご紹介します。

目次

セビリアで唯一フェステーロが出演するタブラオ「ラ・カンタオーラ」

「ラ・カンタオーラ」は、オープンしてまだ1年経っていない新しいタブラオ。中心部のヌエバ広場の近くという、とても良い立地にあります。

セビリアのタブラオ「ラ・カンタオーラ」の店内

新しくきれいな店内

「ラ・カンタオーラ」の最大の魅力は、セビリアのタブラオで唯一フェステーロ/フェステーラが毎日出演していることです。

フェステーロ(女性ならフェステーラ)とは、歌ったり踊ったりを同時にできるアーティスト。

カンタオールでもなくバイラオールでもなく、歌って合間に一振り踊って…という魔法のようなことができる逸材のアーティストたちです。

昔のビデオを見ると、フィエスタの場ではパコ・バルデペーニャやアンソニーニなどのフェステーロたちが主役だったりする。

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フラメンコの一番おいしいところが詰まっている感じで、私はものすごく好き!

現代でもフェステーロとして活動しているアーティストたちがいます。昔ながらのスタイルを継承し、巨匠たちのフィエスタを生で見てきた生き字引のような人たち。

そんなアーティストたちの貴重なステージが見られるのが、タブラオ「ラ・カンタオーラ」なんです!

セビリアのタブラオ「ラ・カンタオーラ」のショー

フェステーロのステージ

フラメンコを勉強している人はもちろん、フェステーロってなんぞや?っていう人にもおすすめ。

舞台の商業フラメンコとは違い、フィエスタのようなプライベートな場で愛されてきたフラメンコの一片を見られるはずです!

もちろん「ラ・カンタオーラ」はカンタオール/ラやギタリスト、バイラオール/ラも活躍している人たちなので、充実したショーが観られます。

タブラオ「ラ・カンタオーラ」のショーの内容

タブラオ「ラ・カンタオーラ」は、ショーが1日1回しかありません。

セビリアの多くのタブラオが1日2回のショー、タブラオによっては4回のショーを開催していたりしますが、「ラ・カンタオーラ」は抜群の立地にも関わらず1日1回、21時〜約1時間のショーです。

最初にカンタオール/カンタオーラ・ギタリスト・フェステーロ/フェステーラ・バイラオール/バイラオーラの4人が舞台に上がって、プレセンタシオン。それぞれのソロがある結構しっかりしたプレセンタシオン。

その後、フェステーロ/ラのソロ→ギターソロ→カンテ(歌)ソロ→バイレ(踊り)と各10分程度の持ち時間でたっぷり魅せてくれます。最後のフィン・デ・フィエスタもそれぞれのソロあり。

1時間のショーのタブラオはプレセンタシオンやフィン・デ・フィエスタがものすごく短くて悲しかったりするけど、「ラ・カンタオーラ」は始まりと終わりもしっかりしてるなという印象を受けました。

ショーの最中の写真撮影OK

もう一つタブラオ「ラ・カンタオーラ」が、他のタブラオと明らかに違う点があります。

それは、ショーの最中も写真撮影がOKなこと。

セビリアのタブラオ「ラ・カンタオーラ」のフィン・デ・フィエスタ

ショーの最中の写真撮影OK!!

セビリアのタブラオはどこも、ショーの最中は写真撮影がNGです。写真撮影が許されているのは、最後のフィン・デ・フィエスタのみ。

そんな中「ラ・カンタオーラ」はなんて寛大なのでしょう。ショーの最中も写真を撮って良いのです。

moni
インスタに写真をあげるのも大歓迎なんだって!

セビリアでフラメンコを観るなら、写真に残して記憶に残したいという人もいるはず。フィン・デ・フィエスタはとても短いタブラオもあるので、思ったような写真が撮れないこともあるかもしれません。

「ラ・カンタオーラ」なら1時間のショーの間は写真撮影ができるので、気に入った写真を撮ることができる可能性大ですね!

舞台のアーティストの目がやられてしまうので、写真撮影はノーフラッシュで。「カシャッ」っていう音はアーティストはもちろん、観ている他のお客さんの迷惑になるので、シャッター音がならないカメラでね。

ショーを観ながら食事も可能

る「ラ・カンタオーラ」では、食事をしながらフラメンコ鑑賞できます。

セビリアの中で、食事をしながらフラメンコのショーが観られるタブラオは多くありません。だから食事ができる貴重なタブラオの一つ。

「ラ・カンタオーラ」のショーの時間的には、終わってから近くのバルに食事に行くこともできますが、旅程がタイトでタブラオ鑑賞の後はすぐにホテルに戻りたいという時は、タブラオで食事するのも手かと思います。

私は「ラ・カンタオーラ」で食事をしたことはありませんが、当日頼めるメニューはおつまみや小さいサンドイッチのようなもの。価格は結構高いです。

事前に予約していくと、コース料理を頼むこともできます。コース料理の内容はタブラオ公式サイト参照。

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周辺にはバルがあるので、時間があればショーの後にバルに繰り出すのが個人的にはおすすめ。

タブラオ「ラ・カンタオーラ」の予約方法

新しくできたばかりのタブラオですが立地が良いということもあり、「ラ・カンタオーラ」は満席の日もあります。

1〜2名なら入れてくれたりしますが、全く座席がないと入れないこともあるので、事前予約していった方が良いでしょう。

タブラオ「ラ・カンタオーラ」の予約は、公式サイトのRESERVAのページからできます。(英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語対応)

そして重要な出演者の情報。出演者情報は公式サイトのPROGRAMACIONのページから確認できます。

週ごとに出演するアーティストが記載されていますが、出演するのはそのうちの4名です。日ごとの出演アーティストは公式サイトではわからないので、自分が行く日のアーティストを知りたかったらお店に電話して聞きましょう。

タブラオに行く時の服装

タブラオは基本的にドレスコードはないです。特に「ラ・カンタオーラ」はカジュアルなタブラオなので、普段着で行っても大丈夫。

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私はタブラオに行くときは、完全なる普段着ではなくて少しだけおしゃれして行きます。そっちの方が気分がアガるから⤴︎

「ラ・カンタオーラ」にはテーブル席と高椅子の席があり、予約順に席が決められています。

前の方の席を案内された場合は、帽子やおだんごヘアーなど後ろのお客さんの迷惑にならないように配慮した方が良いと思います。

フェステーロが出演するタブラオ「ラ・カンタオーラ」に行ってみよう

セビリアに新しくできたばかりのタブラオ「ラ・カンタオーラ」は、唯一フェステーロが毎日出演している珍しいタブラオです。

伝統的なスタイルを大切にしつつ、フィエスタの場で磨き上げたアルテを魅せてくれるフェステーロたち。

「ラ・カンタオーラ」では、フェステーロたちの貴重なステージが観られるので、フラメンコを勉強しているにもそうでない人にもおすすめです!

もちろんカンタオール/ラやギタリスト、バイラオール/ラも活躍中のアーティストたちで、充実したショーが楽しめますよ。

moni
11月は私の師匠も「ラ・カンタオーラ」に出演するそうです♫

セビリアでいつもとは違ったタブラオ体験をしてみたかったら、「ラ・カンタオーラ」にぜひ行ってみてください!

La Cantaora(ラ・カンタオーラ)
住所:Calle Albareda, 22, Sevilla
電話番号:622 724 872
ショーの時間:21:00-22:00
料金:ショーのみ20ユーロ/ショー+ワンドリンク23ユーロ/ショー+タパス55ユーロ/ショー+コース65ユーロ

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため、会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし。スペイン生活の中で気づいたこと、セビージャのこと、旅の思い出、スペイン語などなどをブログに記録。熱中したら止まらないB型。Sevilla tiene un color especial〜♬
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