スペインで初めて病院に行って医療保険を適用した話

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2015年の6月にセビリアに来てから、一度も病院に行ったことがありませんでした。

丈夫なんだかなんだかわからないけど、特に行かなければならない機会がなかったのです。

先日初めて皮膚科に行きました。

moni
病院に行ってちゃんとスペイン語で説明できるかしら?スペインで加入した保険はちゃんと適用されるのかしら?など心配したけど問題なかった!

しっかりスペインの医療保険を適用してきました。診療費の支払いはゼロです!

というわけで、スペインで病院に行き、医療保険を適用する流れを備忘録的に書いておきます。

目次

スペインの医療保険に入る

スペインで長期学生ビザを取得する際に、医療保険に入らなければなりません。スペインの医療保険でもいいし、日本の留学保険でも条件をカバーしていれば大丈夫です。

私はスペインの保険会社MAPFREの “Asistencia Sanitari Plus” という医療保険に入っています。

MAPFREの “Asistencia Sanitari Plus” は、スペインの病院でかかる費用を全て負担してくれる内容となっている医療保険です。

スペインでいつ病気になるかわからないので、医療保険に入るのが安心。というか、学生ビザなら医療保険の加入は義務です。

スペインで病院にかかる時は、医療保険を活用できることを頭に入れておきましょ。

保険会社の指定病院に行く

MAPFREの保険を適用する場合、MAPFRE指定の病院に行かなければいけません。

私はそこがよくわかっていなくて、最初にセビリアの公立病院に行って「MAPFREの保険使いたいんですけど」と窓口で伝えたら、「ここでは無理っすよ。」とサラッと言われました。

「MAPFREの保険はMAPFRE指定の病院でないと適用できないはずだから、ちゃんとMAPFREに確認しなー。」と病院の受付のおじさまに言われたので、MAPFREに電話して確認。

何科にかかりたいのか?と聞かれたので、皮膚科に行きたい旨を伝えたらメールでセビリア市内の指定病院のリストを送ってくれました。

MAPFREのHPの「Cuadro Medico」というページでも、指定病院のリストを確認できました。

セビリアの皮膚科で検索したら、24軒ヒット。この中の病院なら保険でカバー可能です。

日本で加入した医療保険を適用する場合は、日本の保険会社指定の病院に連絡する必要があります。

保険契約書と一緒に配られるガイドみたいなものに、適用される病院一覧が掲載されているはず。よくわからない場合は、直接病院に電話して「XX保険会社の保険は適用できますか?」と聞けば教えてくれます。

MAPFRE以外のスペイン保険会社の医療保険に加入している場合は、その保険会社指定の病院に行くことになります。

病院に行く際はアポイントが必要

「予約していないけど病院来ちゃいました。」というのは、スペインの病院ではNGらしい。救急以外の場合は、行きたい病院に電話してアポイント(cita)を取ります。

ピソの同居人にセビリア郊外のVirgen del Rocioにある病院を勧められたのですが、そこに電話したらなんとアポイントが一ヶ月後と言われて、そんなに待てないと思って別の病院に行くことにしました。

Virgen del Rocioの病院は大きめの病院で、手術する時はいいそう。大学病院くらいの規模なのかなと想像できますが、一ヶ月も待たせるとは!

moni
私は皮膚科だからいいけど、急を要する人はどうなんだろう…。

というわけで、家から近いところにある女性医師がいるクリニックに行くことにしました。

インターネットで見たらなかなか評価も良かったし。電話でアポイントをお願いしたところ1週間後の日付を指定してくれました。

アポイント日時に病院へ行く

アポイントの前日にクリニックからSMSが届きました。「明日○時に予約入ってますよー。」って。覚えてたよーって思ったけど、これがあると忘れなくて済むのでいいっすね。

指定の時間よりちょっとだけ早くクリニックに着くように向かいました。MAPFREの医療保険のカードを見せて、待合室で待ちます。

スペインの医療保険MAPFRE

MAPFREの医療保険カード

MAPFREの医療保険カード持っていかないと保険が適用されないので、忘れずにカードを持って行ってね。

私が行ったクリニックは、ドラマに出てきそうなかわいらしいクリニックでした。歴史ある建物にアンティークな感じの内装で、女性医師と受付さんの気遣いが感じられる素敵な場所だった。

クリニックでは優しい女性医師が診察

診察室は、テレビドラマ「HERO」の久利生検事がいそうな部屋(伝わる?)を一回り小さくしたようなところでした。

拙いスペイン語で、顔の一部が乾燥して色が変わってしまったことと、うなじに汗疹みたいなのができていてなんとかなりませんでしょうか、ということを伝えました。

顔の乾燥については、専用の美容クリーム的なものを塗ってみてくださいとのこと。そのクリニックでも買えるし、薬局でも買える処方箋のいらないもの。そのクリニックで買いました。

うなじの汗疹については、炎症を抑える薬の処方箋をもらいました。薬局で処方してもらって1日2〜3回塗ってねーと。

ちなみにうなじの汗疹について「何か対策していたか?」と聞かれたので、「気が向いた時にオイルを塗ってました〜。」と言ったら「それは正解です。」と言われた。イェイ!

処方箋をもらい、薬局で処方

スペインは薬局が多いです。

スペインの薬局

緑の十字が薬局の目印

通りを歩いていれば1つや2つは薬局が必ず見つかる。犬も歩けば的な。

クリニックの近くの薬局で、炎症を抑える薬を処方してもらいました。「大きいのと小さいのあるけどどうする?」と聞かれ、迷った末大きい方に。大は小を兼ねる!

スペインの皮膚の薬

処方されたクリーム

ただこの60gのクリーム、一向に減らないのです…。小で良かった気がする。

スペインの薬局では、処方箋がなくても市販薬を買うことができます。普通の風邪薬や鎮痛剤は、薬局に行って症状を言えば薬剤師さんが適切な薬を出してくれるでしょう。

MAPFREは中央病院も持っている

この後も何度かスペインで病院にかかりました。

MAPFREは大手の保険会社で、大きめの都市なら “CENTRO MEDICO” と呼ばれる中央病院があるので、最近はMAPFREの中央病院にお世話になっています。

MAPFREの中央病院はインターネットだと予約がかなり先になってしまうのですが、直接病院に行ってすぐ来たいと言えば、翌日や翌々日のアポイントを入れてくれます。

なお、緊急でお願いしたいと言った時は、当日そのまま診察をしてくれました。

スペインで病院に行って医療保険を適用する流れ

こんな感じでスペインで初めて病院に行って、スペインで加入した医療保険を適用しました。

MAPFREの医療保険のカードがあれば、診療費を払う必要がないです。これは助かる!

私はセビリアの病院でしたが、スペイン全土で同じ流れで医療保険の適用ができます。スペインで病院に行かなければならない時の流れをおさらい。

  1. MAPFRE等の保険会社の指定病院を確認
  2. 保険会社の指定病院にアポイントを取る
  3. 診察時に保険会社の医療保険カードを持っていく

もちろん、救急など死活問題の時はアポイントなしでも対応してもらえます。通常時は、保険会社の指定病院かどうか確認した方が良いですね。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため、会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし。スペイン生活の中で気づいたこと、セビージャのこと、旅の思い出、スペイン語などなどをブログに記録。熱中したら止まらないB型。Sevilla tiene un color especial〜♬
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