スペインの洗濯機トラブル・私がやらかした体験をお話しします。

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日本の洗濯機も機能がなかなか多くて難しいけど、スペインの洗濯機も負けずに難しいです。

そして、気をつけて洗濯機を使っていないと、詰まって脱水ができなくなったり、最悪の場合壊れることもあります。

moni
洗濯機をめぐって同居人と揉めかけた経験があるので、注意が必要です。

1年以上前の話ですが、スペインで洗濯機でトラブルに見舞われたことがあります。

というわけで今回は、私がスペインの洗濯機で体験したトラブルややらかした体験談をご紹介します。今後私のような洗濯機トラブルに遭う人が減りますように…。

目次

私の洗濯機トラブル体験談1:台所が水の海に…

寿命で古い洗濯機が壊れたすぐ後、新しい洗濯機がやってきました。

スペインの縦型洗濯機

縦型だけどドラム式

スペインでは横型のドラム式洗濯機が多いのですが、その頃住んでいた家は台所のスペースが狭かったので珍しく縦型の据え置きタイプの洗濯機でした。

洗濯機を仕掛けて「そろそろ終わったかな?」と台所に見に行ったら…

まさかの台所が水浸し!

とりあえず混乱して、その頃不在にしていた同居人に連絡。

moni
洗濯機水漏れしてるかも!?

機械に詳しいという同居人のお兄さんが洗濯機を見に来ました。

そしたら、洗濯機後ろにあるホースが外れちゃってるみたい。新しく設置した時の建て付けが悪かったようです。

洗濯機の技術に連絡して来てもらい、きちんと設置し直してもらいました。

脱水の時に洗濯機がガタガタ動いたり、ホースが頻繁に外れるようなら、洗濯機の建て付けが悪い可能性があります。特に横型ではなくて縦型の軽い洗濯機の場合は要注意。

私の洗濯機トラブル体験談2:あれ?脱水できてない

それから1ヶ月程度経った頃、今度は洗濯機の脱水ができない事態になりました。

脱水モードになっているのだけど、中を見てもうんともすんとも言わない感じ。新しい洗濯機なのに早速壊れた?

まだ同居人が不在だったので、チャットで連絡。

moni
脱水できなくなったYO!!

同居人には「触らないで私が帰るまで待っていて」と言われたのですが、帰ってくるのは1週間後。そんなに洋服を水に浸したまま待てないと思い、なんとか自力で原因を探すことにしました。

脱水ができないということは、ホースに何かが詰まってる?
でもホースを外して水浸しになったら、それはそれで問題。

とりあえず洗濯機の中の水をできる限り排出することにしました。バケツですくって捨てるという原始的なやり方で。

そんな作業をしていた時、なんとなくピンときた部分がありました。それはココ。

スペインの洗濯機の排水フィルター

なんだこの丸は

洗濯機の下にある丸いふたのような部分。排水フィルターと言うんですかね?

恐る恐る排水フィルターを開けてみました。

スペインの洗濯機の排水フィルター

ネジのような部分を回します

ジャーっと水が流れ出ます。そして中を覗いてみると、なにやら詰まっているものがありました。

キッチンマットの四隅に付いていたフリンジです。排水フィルターの中をフリンジが陣取っていたのです。

moni
コイツが脱水を阻んでいた正体か!

フリンジを取り除き、排水フィルターを閉めて、洗濯機の脱水モードを動かしてみたら…

脱水できた〜!

やはりフリンジが脱水を詰まらせていた原因だったようです。何も考えずにフリンジつきのマットを洗濯機でガンガン洗ってたから、こんなことになったんすね。

スペインの洗濯機を詰まらせたフリンジ

このフリンジが詰まっていた

脱水ができない場合は、排水フィルターの中が詰まっている可能性があると頭に入れておきましょう。

なお、私はこの後同居人に連絡して「排水フィルターを開けてフリンジを取り出したら脱水できた」と伝えたら、「触るなって言ったじゃないー!」と怒られました。汗。

moni
勝手に洗濯機を触って良いかどうかは家によると思うので、家主に確認してね。

スペインの洗濯機の使い方

スペインの洗濯機は当たり前だけどスペイン語で書かれているので、初めはいまいち使い方がわからない人もいるかと思います。

なので、スペインの洗濯機の使い方を書いておきます。

服の素材からメニューを選ぶ

スペインの洗濯機も日本の洗濯機と同じようにいろんなモードがあります。まずは服の素材からメニューを選びましょう。

スペインの洗濯機の使い方

メニューと温度を選ぶ

だいたい以下のモードを覚えておけば大丈夫です。

algodón/algod:綿

私が一番使うのは “algodón(algod)” のモード。綿です。

タオルや下着、Tシャツなどはこのモードでじゃぶじゃぶ洗えば良いでしょう。

delicado:おしゃれ着洗い

大切な洋服などおしゃれ着洗いしたい時は、“delicado” というモードを選べば良いです。

“algodón” に比べると優しめに洗っているのがわかるので、服が傷みにくいです。

lana:毛糸

冬場のセーターは、“lana” のモードを使います。

“delicado” よりもさらに柔らかく洗うモードです。

sintético:合成繊維

“sintético” は、ポリエステルやナイロン、アクリルなどの合成繊維を洗うモード。

わざわざ分けるのが面倒なので、私はたいてい “algodón” で洗っちゃいます。

温度を選ぶ

30、40などの数字は洗濯のお湯の温度。服の素材を選ぶ時に同時に洗濯温度も選べる洗濯機と、別途洗濯温度を設定する洗濯機の2種類があります。

私は冷たい水(frio)か、40度で洗濯。汚れが気になる時は40度です。

あまり熱いお湯だと、黒い服とか縮んじゃうので注意。←縮んだことある我。

脱水の回転回数を選ぶ

800、1000など数字が書いてある部分は、脱水の回転回数の違いです。

スペインの洗濯機の使い方

脱水の強度を選ぶ

ここの数字が大きくなればなるほど、脱水が激しくなります。つまり、水気が飛ぶということ。

綿などおしゃれ着じゃない洋服は、1000越えを選んでも問題ないです。夏は800の脱水でも外に干せばすぐ乾くけど、冬は1000くらいの回転数にしておいた方がしっかり脱水されるので早く乾きます。

あまり回転数が多いと服がかわいそうなくらい絞られちゃうので、セーターや大切な洋服を洗う時は私は800程度にしています。

洗剤と柔軟剤を入れる

洗剤や柔軟剤を入れる場所は、だいたい上の真ん中か左上。

スペインの洗濯機の使い方

洗剤と柔軟剤を入れる部分

IまたはIIと書いてある部分が洗剤、たいてい真ん中が柔軟剤です。

IとIIというのは、洗剤が2回に分けて洗濯機に投入されるということ。私は半分ずつ入れてます。

バルセロナなど硬水の地域は、洗剤を多めに入れないと泡立たないそうです。洗剤の後ろなどに、地域ごとに必要な洗剤の量が記載されているので、それを参考に入れましょ。

“rapido”モードがあるなら選択すべし

洗濯機のどこかに “rapido” というボタンがあるなら、迷わず押しましょ。そうでないとスペインの洗濯機は2〜3時間、延々と洗濯しています。

moni
来たばかりの頃、2〜3時間洗濯をし続ける洗濯機を見て、洋服の色が全部なくなっちゃうんじゃないかと思いました。

“rapido” でも30分〜1時間程度は洗ってくれるので、洗濯が不十分で仕上がってくるということはないです。(たまに15分の洗濯機もあるけどね)

“rapido” というボタンがなくても早く仕上げるためのメニューがある場合があるので、家主さんや同居人さんに聞いてみてください。

その他のメニュー

上記でご紹介したモードを選べば普通の洗濯はできますが、その他スペインの洗濯機に出てきそうな単語を書いておきます。

pre-lava:プレ洗い
mano:手洗い
centrifuga:脱水(脱水だけのモード)
inicio:開始(蓋を閉めた後ここを押します)

スペインの洗濯にまつわる注意点

最後に、私がスペインで暮らしてから気がついたスペインの洗濯にまつわる注意点をご紹介します。

rapidoを押し忘れると2時間くらいかかる

先ほども書きましたが、スペインの洗濯機の “rapido” のメニューは個人的にすごく重要です。

たまに押し忘れることがありますが、そうすると洗濯にとても時間がかかる。同居人が次に待ってたりすると申し訳ない気持ちになります。汗。

“rapido” のボタンは必ず押そう!

洗濯の途中で蓋を開けるのは難しい

洗濯機を回し始めた後に「あ、あれ入れ忘れた!」となることもあります。がしかし、スペインの洗濯機は、基本的には途中で蓋を開けるのは簡単ではありません。

停止を押すか○のマークを押せば、洗濯は停止されます。そこから脱水するのに時間がかかるので、停止ボタンを押してもすぐ蓋を開けることはできないの。

洗濯開始直後なら、停止ボタンを押してから5分ほど経って水がなくなれば、蓋を開けて洗濯物を追加することもできるでしょう。

洗濯が始まってだいぶ経っていたら、追加は諦めて次のクールで洗ってくださいませ。

ロープに洗濯バサミで干すため服に穴があきやすい

スペインの洗濯の仕方は、屋上や吹き抜けなどにある長いロープに洗濯物を吊るして、洗濯バサミで端を止めておくという方法。

屋上は風が通るので洗濯物が乾きやすいという利点がある一方で、風に吹かれると洗濯バサミで止めた部分に穴があきやすいです。

日本ではこんなに洋服に穴があかなかったのに、スペインに来てからやたら洋服に穴があくなと思いました。練習着のTシャツだから気にしないけど。

物干しを使う家もある

洗濯を干すための屋上や吹き抜けのスペースがない場合、“tendedero” と呼ばれる物干しを使うこともあります。

“tendedero” は雨の日の室内干しにも使えて結構便利。大きいタイプでも15ユーロくらいで買えます。

ピソによっては景観の問題で、共有エリアで物干しを使うことを禁止している場合あり。そういう時は家で物干しを使う必要があります。

乾燥機があってもお気に入りの服は考えよう

現在住んでいる家には乾燥機があります。雨の日でも洗濯できるし、冬は湿気が多くて洗濯物がなかなか乾きにくいので、乾燥機があるととっても助かる!

スペインの乾燥機

時間だけを洗濯する簡単な乾燥機

のですが、お気に入りの洋服はむやみに乾燥機にかけないよう気をつけましょ。

お気に入りのセーターを乾燥機にかけたら、見事に縮んで出てきました。

moni
この時のショックは計り知れなかったです…涙。

スペインの洗濯機は難しい

スペインの洗濯機は、ものによっては解読が難しいです。直感でわかるような洗濯機に当たったらラッキー。

洗濯機は毎週使うものなので、きちんと理解しておこう!

そうすれば、お気に入りの服が残念なことになる心配も少ないはずです。

moni
なお、私は鍵トラブルに続きこの洗濯機トラブルに見舞われ、この家と相性悪いのかもなと引っ越しました。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため、会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし。スペイン生活の中で気づいたこと、セビージャのこと、旅の思い出、スペイン語などなどをブログに記録。熱中したら止まらないB型。Sevilla tiene un color especial〜♬
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