スペインのクエンカは、旧市街地が「歴史的城塞都市クエンカ」として世界遺産登録されている街です。
「宙吊りの家」がクエンカを代表する観光名所として有名ですが、クエンカ全体が空中に浮いているようなところでした。
クエンカを表す「魔法にかけられた街」という表現は間違ってないです。
中世を感じさせる城壁や家々が残っていて、街歩きをするだけでもワクワク!
クエンカには1泊したのですが、もう1泊して観光したり街歩きしたいと思ったほど。
街全体が宙に浮いているかのような、絶景が見られるクエンカの見どころと私が素敵だと思ったことをご紹介します。
渓谷に埋もれる要塞都市クエンカ
クエンカが要塞都市と発展したのは、崖の上にあるからだけではないでしょう。
小さいウエカル川と、大きいフカル川の2つの川に挟まれた渓谷にクエンカはあり、敵がなかなか攻めにくい立地だったのだと想像されます。

中世のクエンカについては未だミステリーに包まれているそうで、現在も調査中なのだそうです。
なるほど、「魔法にかけられた街」と言われる所以もあるのだな。
いわゆる「中世」のイメージをそのまま絵にしたようなのがクエンカの街で、要塞都市としての名残である城壁なども残っていました。
要塞都市としてのクエンカはその素晴らしい景観についてかつてはあまり注目されていなかったようで、古くなった家などは取り壊していたそう。
クエンカにあった看板の説明によると、美しい景観に目が向けられ始めたのは1900年代のアルフォンソ13世の時代。
現在のクエンカは、観光都市して大切に保たれています。このまま中世の雰囲気を残してほしい。
クエンカの街の地図
クエンカの観光を始める前に、クエンカの街の地図を頭に入れておくと安心。クエンカの旧市街地は小さいので、観光の所要時間は数時間です。
クエンカの旧市街地は鉄道駅から遠く離れていて、かなり崖の上の方にあります。鉄道駅から旧市街地に向かうバスに乗るとわかりますが、どんどん登っていく感じです。
崖上の家々がある旧市街地とパラドールがある対岸(対崖?)を結ぶのは、サンパブロ橋。
サンパブロ橋から有名な観光名所「宙吊りの家」を見ることができます。スペイン語で「カサス コルガーダス」と言います。
旧市街地の中心はマヨール広場。

クエンカの鉄道駅からクエンカの街に向かうL1番のバスは終点がマヨール広場なので、旧市街地に宿泊する人はここから観光をスタートするとわかりやすいです。
クエンカは小さい街なので事前に頭に地図を入れておけば大丈夫ですが、もし観光途中にわからなくなったらマヨール広場を目指せばOK。迷うことはないと思うけどね!
クエンカと言えば!な観光名所「宙吊りの家」
クエンカの地図が頭に入ったところで向かうのは、クエンカの一番有名な観光名所「宙吊りの家」です。別名「不安定な家」とも呼ばれます。
クエンカに到着したらまずは「宙吊りの家」を見に行きたい!
観光をスタートする場所は人によって異なると思いますが、私はパラドールに宿泊したのでサンパブロ橋と「宙吊りの家」からスタートしました。

パラドールの駐車場からすぐ見えるサンパブロ橋。奥に見えるのが「宙吊りの家」。すでに見えてる〜見えてるぜ〜。
パラドール側から旧市街地に行くにはサンパブロ橋を渡ります。

この橋を渡って魔法にかけられた街へ入っていくのね
崖と家が一体化してるような感じ。
どうやって作ってるんだろう?耐久性はどうなの?と気になってしまいました。
左手には「宙吊りの家」と渓谷の奥に新市街地が見えます。

なんで「宙吊り」と言われているの?と思ってました。不安定ではある、でも宙吊りとはなぜ?
「宙吊りの家」を横から見てよくわかりました。

上の階に行くにしたがって、バルコニーが徐々にせり出してるんです。ギョエ。
「宙吊りの家」はスペイン語では「casas colgadas」と言われます。

現在この建物は「クエンカ抽象芸術美術館」とレストランになってますが、バルコニーには出られないです。安全上の問題だろうね。
サンパブロ橋を渡って左手に「宙吊りの家」がありますが、反対側に下に降りる道路があります。

その道路を下っていくと、「宙吊りの家」を下から見られる場所に到着。
バルコニーの不安定感が半端ない。
バルコニーがせり出してるとか怖すぎます。いつ崩壊するかもわからんし。
「宙吊りの家」はクエンカの一番有名な観光名所だからきちんと修復して保存していくのだろうけど、いずれは崖が崩れることもあるんじゃなかろうか、その時は家どころか橋も…と怖い想像は尽きませんでした。
マヨール広場のクエンカ大聖堂
マヨール広場にあるクエンカ大聖堂は、ゴシック様式の大聖堂の中でも最も歴史のある大聖堂のうちの一つと言われていて、12世紀後半に建設が始まりました。

クエンカの大聖堂は争いによって一度崩壊してしまったそうで、現在は復元後の姿。塔はなくなっていますが、それでもかなり大きかったです。

クエンカ大聖堂の中に入るには4.8ユーロ。入り口でも美しいゴシック様式の建築とステンドグラスの光が見えました。
クエンカの渓谷を一望できる展望台
マヨール広場を中心に、市庁舎がある門を下っていくと人々が住むエリアへ、大聖堂の脇を登っていくと展望台に行きます。
展望台からは、クエンカの渓谷を見下ろすことができる絶景が見られる!
ということで展望台に向かいました。

クエンカ大聖堂の脇にある道を入って、フリリアン・ロメロ通り(Ronda Julián Romero)を登っていくのがおすすめ。素敵な通りを歩いていけます。
クエンカの展望台はデカデカと「展望台」となっているようなところではないですが、渓谷沿いの道を歩いていれば展望台っぽいところがいくつかあります。
一番頂上となる展望台は、クエンカ大聖堂から所要時間20分くらいの城跡エリアの展望台です。

渓谷の崖の上に立つクエンカの家々と、その奥に新市街地が眺められる絶景。
中世の香りを残すクエンカ自体が空中に浮いている街だ!そんな風に思いました。
クエンカの旧市街地散策
展望台に向かう途中や、マヨール広場の市庁舎の門を下ったところでは、美しいクエンカの旧市街地を散策できました。

クエンカの旧市街地は全てが絵のようなゲームのような世界で、時が止まったみたいです。中世のイメージそのものといった感じ。


城壁が残っていたり、城に入る門が残っていたりと、中世の名残は随所に見られます。


地図がなくてもなんとなく感覚で歩けるから楽しい。
例の番組で有名になったクエンカのマリア像
クエンカには恐ろしく高い場所に建てられたマリア像があります。

左上の小さな白い物体が高台の上に立つマリア像。クエンカ自体がかなり上空の崖の上に立っていることを考えると、ものすごい高さの場所にマリア像を作ったもんだ。
さて、このマリア像は例の番組で有名になったそうです。例の番組って?
それは、アルコス・デ・ラ・フロンテーラでも登場した「水曜どうでしょう」です。大泉洋が、夜中に光るこのマリア像を見て「小林製薬の糸ようじ」と連呼しまくっていたやつ。
私はこの番組を知らなかったのですが、一緒に行った子が教えてくれました。そのおかげでクエンカの思い出の半分が「小林製薬の糸ようじ」になりかかってます。
歩いてその話題のマリア像まで行けるかなと考えたのですが、どう考えても無理だと悟りました。なんで無理だと悟ったかというと、この景色を見たからです。

「宙吊りの家」やパラドールがある高さに比べて、マリア像がいる場所といったら天空のよう。これは徒歩では無理だ…と諦めました。
ロープウェイとかないと無理じゃない?
宿泊して夜の静まり返ったクエンカを歩く
クエンカはマドリードやバルセロナから所要時間1時間程度なので、日帰り観光をする人も多いと思います。
がしかーし!クエンカには泊まりがけで出かけることを私はおすすめしたい。
夜のクエンカには静寂が訪れ、昼にも増して「魔法にかけられた街」たる幻想的な景観が見られるのです。夜のクエンカ、美しすぎました。

夜の宙吊りの家はライトアップされています。宙吊りの家のところしかライトアップされていないので、その他は真っ暗。

クエンカ大聖堂の前も誰もいない。荘厳。

旧市街の上の方はバルで騒ぐ人もほとんどいない静けさでした。

わかりづらいですが…左上に白く光るのがマリア像です。大泉洋による「小林製薬の糸ようじ」はこの景観だね。
夜のクエンカの景色は写真に収めることが難しいので、ぜひ自分の目で幻想的な光景を確かめてみてください。
本当に魔法が効いているかのような静けさで美しかった。
中世がそのまま浮かんでいる街クエンカに泊まろう
中世感のある街並みが好きな私は、ずっとクエンカに行きたいと思っていました。今回急遽クエンカに行けた!しかも泊まりで!
クエンカ観光&宿泊できて本当に良かったです。
昼のクエンカの街歩きも楽しいけど、夜のクエンカはさらに魔法が強くなって幻想的でした。
クエンカの素晴らしさは写真では伝わらない!ぜひ現地でクエンカの不思議な魔法を見てきてね。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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