スペインで初めて競馬観戦！それも海岸で行われるビーチ競馬です。
私は競馬を見るのが結構好き。
賭けたことはほとんどありませんが、父親が競馬好きで子供の頃からそんな父親をそばで見ていたため、自然と競馬を見るのが好きになりました。
moniスペインでも競馬をいつか見てみたいなと思っていましたが、競馬場があるマドリードまで行くのはさすがに遠い。でも、サンルーカル・デ・バラメダのビーチ競馬ならバスで1時間半で見に行ける！
というわけで、スペインで初めて観戦したサンルーカル・デ・バラメダのビーチ競馬をご紹介します。
サンルーカル・デ・バラメダの名物 ビーチ競馬
スペインカディス県にある町サンルーカル・デ・バラメダの名物は、ビーチ競馬とシェリー酒、そしてエビ。
夏にサンルーカル・デ・バラメダに遊びに行けば、サンルーカルの名物が3つ楽しめちゃう♫
moniと、セビリアからバスに乗ってサンルーカル・デ・バラメダに出かけました。もちろんお目当は、ビーチ競馬とマンサニージャと海の幸です。
サンルーカル・デ・バラメダのビーチ競馬は毎年8月に行われています。2019年のビーチ競馬日程は8月9日〜11日と25日〜27日の合計6日間。
ビーチ競馬の歴史は長く、2019年でなんと174年目を迎えたそう！スペインでは唯一ビーチ競馬が見られる場所。
観光客向けにアピールしだしたのは1990年代に入ってからのようですが、かなり昔からサンルーカル・デ・バラメダではビーチ競馬が開催されていたのですね。
サンルーカル・デ・バラメダの海岸は割と長く、ビーチの端から端までを馬たちが走っていきます。
6日間のレースに参加する馬は全部で80頭以上。1日あたり4レース、6日間合計で24レースが開催されます。
競馬観戦の前はサンルーカル・デ・バラメダのビーチを楽しむのがおなじみ
ビーチ競馬が開催されるサンルーカル・デ・バラメダのビーチは、普段はふつうのビーチです。
サンルーカルのビーチの看板
ものすごく遠浅の海で、かなり遠くまで行っても腰くらいまでしか浸かりません！笑。
子供連れなら、水打ちぎわでチャプチャプ遊べるサンルーカルの海はおすすめ。海でガッツリ泳ぎたい人には向かないかも…。
風がすごかったサンルーカルのビーチ
サンルーカル・デ・バラメダを含むカディスの海は、レバンテと呼ばれる風が強いのが特徴。日によるのですが、この日はものすごい風で荒れ荒れでした。
moniビーチ競馬が始まるのは、スペインアンダルシアの暑さがおさまり出す夕方18時30分以降。
競馬のレースが始まるまではビーチでのんびりするのが、サンルーカルのビーチ競馬の楽しみ方です！
サンルーカル・デ・バラメダでスペインのビーチ競馬初観戦！
いよいよサンルーカル・デ・バラメダで、スペインのビーチ競馬を初観戦するときが！
ビーチ競馬の開催時間になると、警備員が柵の中に行くよう人々を誘導します。
ビーチで競馬を観戦する人々
入場料などは特に必要なく、ビーチにいれば無料で見られちゃうのがスペインのビーチ競馬。有料席もあるようですが、ビーチで地元民を一緒に見るのが楽しい！
地元民たちはビーチチェアに座ったり机でものを食べながら、ワイワイ観戦するスタイルがおきまりのようです。
スペインのビーチ競馬は日本の競馬場のようにファンファーレが鳴ることもなく、気がついたら馬が走り始めてました。
海すれすれを走る馬たち
サンルーカル・デ・バラメダがビーチ競馬に向いている理由は、遠浅の海なので引き潮になったときでもずーっと平らなビーチだからなのかもね。
インターバルは海で遊ぶ地元の人々
1回目のレースが終わると、みんな柵からワラワラ出てきて海で遊び始めます。レースは50分間隔なので、その間は遊べるというわけ。
レース開始15分くらい前になると、警備員が笛を吹いて柵の中に戻れと合図します。
たそがれる警備員
夕日をバックにしたレイザーラモンHG風の警備員が眩しかった。
またもや気付いたらレースがスタートしていて、馬たちが目の前を通り過ぎたのは本当に一瞬でした！
颯爽と走る馬たち
涼しくなる時間とは言え、ビーチを走るのは相当体力がいるだろうな。おつかれさま、お馬さん。
ビーチ競馬の待ち時間はオグリキャップに想いを馳せた
サンルーカル・デ・バラメダのビーチ競馬は1日4レースしかないので、待ち時間が50分と長めです。
賭けるためにビーチ競馬にやってくる人は、予想したり勝ち馬投票券を買ったりと、いろいろ時間が必要なのだろうね。
私はと言うと、シェリー酒を飲みながら、一緒に見に行った友達にオグリキャップ物語を力説していました。
バルでシェリー酒を買ってきてくれた！
ダイレクトでオグリキャップのレースを見たことはないのですが、父親からすごい馬だという話はずっと聞いていました。伝説のアイドルホース。
大人になってから、オグリキャップのレース動画をいろいろ見て、オグリキャップのヒストリーを知りました。
しかし、引退を目前に控えたG1レースでは6着・11着と奮わず。「オグリは終わった」とも言われた。
このままオグリキャップは勝つことなく引退するのかと思われた最後のレースは「有馬記念」。
オグリキャップは4番人気。ホワイトストーンやメジロライアンと言った強豪馬の中、オグリキャップは勝負に挑んだ。
6番手〜7番手につけて機会を伺い、最後のカーブで前に出てくる。そして直線で前に出て、1着を勝ち取ったのだ！
私は直接は見ていないけど、オグリキャップの引退レース「有馬記念」のゴールの瞬間を現場で見た人たちの感動は計り知れないでしょう。
鳴り止まないオグリコール！
中山競馬場に入場した人の数は17万人を超え、現在も破られていない超満員の記録なのだそうです。
このとき騎乗した武豊さんは、テレビ番組で「あんなに人が埋め尽くされた中山競馬場を見たことがない」と言っていました。
オグリキャップの復活物語は「一度終わったように思えても、まだがんばれるぞ！」と、背中を押してくれるような気がするのです。
moni名馬というのは、勝敗結果だけでは語れない何かを持っている、芯が強いのだと思います。
スペインでビーチ競馬を見ながら、オグリキャップに想いを馳せた我でした。
サンルーカル・デ・バラメダへの行き方
サンルーカル・デ・バラメダは、セビリアやヘレス、カディスからバスでアクセスが便利です。
セビリアからサンルーカルに行く場合は、プラド・デ・サンセバスティアンバスターミナルから「DAMAS」のバルに乗ります。1時間に1本の割合でバスが出ているので、アクセスは良いです。
アクセス手段：バス
会社：DAMAS
本数：1日10本以上
所要時間：約1.5時間
料金：往復16.5ユーロ
※時刻表はDAMASの公式サイトで確認（OrigenにSevilla Prado S.S、DestinoにSanlucar d Barramedaと入力）
サンルーカル・デ・バラメダ発セビリア行きの最終バスが21:00なので、日帰りする場合はビーチ競馬の最終レース（21:05）は見られません。
ビーチ競馬の観戦が終わってバスを待つまでの間は、揚げたての屋台ポテチを食べました。ビーチのすぐ近くで買えます。
バス待ち時間はポテチ
moni夏はサンルーカル・デ・バラメダで海とビーチ競馬を楽しもう！
サンルーカル・デ・バラメダは、ビーチ競馬とシェリー酒のマンサニージャ、魚介類が名物の楽しいおいしい町でした。
夏はセビリアやヘレスからサンルーカル・デ・バラメダに遊びに行って、海とビーチ競馬、シェリー酒にエビを楽しむのがおすすめです♫
moniサンルーカル・デ・バラメダのおいしすぎる海の幸とシェリー酒の記録は、次の記事でご紹介します！
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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