気になっていたけどイマイチ「ぴんっ」ときていなかったスペイン語の表現があります。
¿Cómo que no?
ようやっとスペイン人のお友達に聞いて、「¿Cómo que no?」の意味とかニュアンスがわかりましたので書き残しておきます。
¿Cómo que no?は強調の表現
ざっくり言うと「¿Cómo que no?」は強調の表現です。
言い方とシチュエーションによって、自分の意思を強調する場合と、相手の言ったことを否定して自分の意思を強調する場合の2つに分かれます。
自分の意志を強調するケース
自分の意思を強調するケースで「Cómo que no」を使う時は、「ありえない、もちろんないでしょ。」というニュアンスになります。
この場合の「¿Cómo que no?」は、「Claro que no.」と同じです。
例えば、今日24時間仕事をしたとします。
ようやく仕事が終わって家に帰ってくつろいでいたら上司から電話がかかってきて、「今から中国に出張に行ってくれない?」と言われました。それを家族に説明します。
Mi jefe dice que vaya a China para trabajar ahora mismo. ¿Cómo que no?
上司に今すぐ中国に行けと言われた。もちろん、ありえないっしょ。
相手の言ったことを否定し、自分の意志を強調する場合
相手が「no」と言ったことに対して、なぜ「no」なんだ!状況から考えて「yes」だろう!と、強い確信や意志を持って皇帝であると返答をするような時にも「¿Cómo que no?」を使います。
この場合の「¿Cómo que no?」は、「Claro que sí.」と同じ。
例えば、踊りのレッスンで難しいステップがあってできなかった時に。
生徒A:No me sale… できません。
先生B:¿Cómo que no?(Tu puedes.)
なんでできないと言うんだ、君はできるっしょ。
飲みに出かけたい旦那さんが奥さんに許可をもらう時に。
旦那さん:Hoy voy a la fiesta. 今日宴会行ってくる〜。
奥さん:No,no puedes ir. いや、ダメですよ。
旦那さん:¿Cómo que no?(Voy por supuesto.)
なんでダメなの?いいっしょ。(もちろん行くよ)
こんなケースもあります。
C:No puedo abrir esta puerta. この扉開かない。
D:¿Cómo que no? いや、そんなことないっしょ。
確信を持って相手の言っていることを否定して、肯定として返答する時に、「¿Cómo que no?」が出てくるのです。
自分の意思を強調する時にポイントとなるのは、疑問文で返すところです。
¿Cómo que no?」は日常で頻発するスペイン語
「¿Cómo que no?」は、日常でよく使われているスペイン語の表現です。
なかなか「¿Cómo que no?」を自分が使うのは難しくて、「¿Cómo que no?」を使う日は来るのかしら…という感じですが、スペイン人が「¿Cómo que no?」と言った時は強調表現なんだとわかっておくようにしたいです。
最後まで呼んでくれてありがとう。
Hasta luego!!!
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