スペインの米料理7選!パエリアだけじゃなくデザートやお酒も

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スペインは米料理をよく食べる国です。

ヨーロッパの他の国では米をここまで食べないと思うので、留学先がスペインで良かったと思います。

他の国だったらスーパーでリゾット用のお米しか売っていなくて、困っていたかも。

スペインの米料理と聞くとパエリアを思い浮かべる人が多いと思いますが、パエリア以外にもよく米料理は食べられていておいしいです。

というわけで、スペインで食べられる米料理7選をご紹介!スペインに行ったら本場で食べてみてね。

目次

スペインの米料理1:パエリア

スペインを代表するグルメパエリア(paella)は、バレンシア地方が本場の米料理です。

バレンシアのパエリアは全然違った…!初オルチャータも飲んだ食い倒れ旅
バレンシアの米料理専門店の魚介のパエリア

大きなパエリア鍋にお肉と野菜、または魚介などの具材を入れて火にかけます。味が濃いめなのがバレンシアのパエリアの特徴でした。

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バレンシアで食べたパエリアは今まで食べていたパエリアとは違いました。

バレンシアには「アロセリア(arroceria)」と呼ばれる米料理専門店がたくさんあり、多くの米料理を提供しています。

バレンシアの「アロセリア」に行けば、パエリア以外の米料理を堪能できるはず。さすが米どころ!

スペインでパエリアを食べるなら、ぜひ本場のバレンシアの米料理専門店で食べてみてください。

スペインの米料理2:アロス カルドソ/メロソ

アロス カルドソ(arroz caldoso)は雑炊のようなスペインの米料理です。

魚介やお肉で出汁をとって、お米に出汁を吸わせます。水分は多めなので、本当に雑炊みたいです。

セビリア最古のバル「リンコンシージョ」の海鮮おじや
魚介のカルドソ(arroz caldoso marinero)

セビリアの老舗バル「リンコンシージョ」でアロス カルドソを食べました。魚介出汁のアロス カルドソがおいしいのでおすすめです!

アロス メロソ(arroz meloso)はカルドソに比べると出汁が少なめなので、雑炊とリゾットの中間のような仕上がり。

クエンカのパラドールのディナー
野菜のアロス メロソ(arroz meloso con verdura)

クエンカで野菜出汁の「アロス メロソ」を食べました。野菜出汁だと優しい味で食べやすく、サクサク胃に入っちゃいます。

スペインの米料理3:アロス アル オルノ

私が試したいと思ってまだ食べられていないスペインの米料理は、アロス アル オルノ(arroz al horno)です。

アロス アル オルノはカスエラと呼ばれるスペイン製の土鍋に具材を並べて、オーブンで調理したお米の焼き料理です。

具材はパエリアのようなお肉や魚介、野菜だったりしますが、それをオーブンで焼くなんて!なんておいしそう!

パエリアとはまた違った味が楽しめそうです。オーブン料理だから冬が良いかもね。

バレンシアの米料理専門店でアロス アル オルノのメニューを見かけたので、バレンシアの米料理専門店なら食べられるでしょう。

スペインの米料理4:米サラダ

スペインではお米をサラダにも入れます。生の野菜や茹で野菜と一緒に炊いたお米を混ぜてサラダにするのです。

おそらく、サラダのお米はクスクスのような位置付けなのだと思います。

「日本人が想像しているお米とは違うものだよ」とスペイン人談があり食べて見たのですが、私は苦手でした。

moni

お米はお米で食べたい…。

ちなみにサラダに使われるお米はアロス ラルゴの長い方。アロス ラルゴは炊いてもサラサラしているから、サラダ向けなのでしょうね。

スペインの米料理5:アロス ネグロ

アロス ネグロとは、イカ墨の米料理。イカ墨のパエリアが有名ですが、パエリアでなくてもイカ墨を使った米料理全般をアロス ネグロと言うようです。

セビリアのカジュアルレストラン「La Chala」の黒米
イカ墨の米料理(arroz negro)

アロス ネグロはレストランメニューの割と定番なので、専門店に行かなくても食べられます。お供は赤ワインがよろしいようで。

スペインの米料理6:アロス コン レチェ

アロス コン レチェ(arroz con leche)は、お米を使ったスペインのデザート。

「コン」は英語のwithで、「レチェ」は牛乳。つまり、牛乳とお米のデザートです。牛乳の中に炊いた後のお米が入れられ、シナモンで味付けされます。

スペインの米料理「アロス ・コン・レチェ」
つまり牛乳ごはん

ちなみに私はアロス コン レチェが苦手です。牛乳×炊いた後のお米という組み合わせがどうしても…。

スペインのバルで「menu del dia」と呼ばれるランチメニューを頼むと、デザートがアロス コン レチェだったりします。

スペイン人はアロス コン レチェが好きな人が多く、家で作る人もいるし、スーパーでも売られていて人気。でも私は好きじゃない。ごめん。

スペインの米料理7:ライスリキュール

「日本(ハポン)」という姓を持つ侍の先祖がいるとされるコリア・デル・リオは、米どころです。

そんなコリア・デル・リオで作られているのは、「sake de coria」という名のコリア・デル・リオのお米を使ったライスリキュール

「sake」はお酒のこと。日本のお酒とは違いますが、日本にゆかりのあるコリア・デル・リオならではのネーミングです。

味はアロス コン レチェでした。アロス コン レチェは苦手だけど、ライスリキュールはおいしかったです。

スペインのお米の種類

スペイン語でお米は「アロス(arroz)」と言います。スペインのお米の種類は大きく分けて2種類

  • アロス レドンド(arroz redondo)
  • アロス ラルゴ(arroz largo)

アロス レドンド(arroz redondo)は日本のお米のような形で、アロス ラルゴ(arroz largo)はタイ米のように細長いお米です。

スーパーではどちらも売られているので、気がつかずにアロス ラルゴを買ってしまうとアロス レドンドよりもサラサラしたお米に炊きあがってしまいます。(経験あり。)

一般的な2種類に加えて、ジャスミンライスや寿司用のお米もスーパーで販売されています。ちなみに、タイ料理を作るときはジャスミンライスを使うとおいしいです!

スペインのお米と日本のお米の違い

スペインのお米は日本のお米と若干違います。

メーカーにもよりますが、スペインのお米は日本のお米ほど粘りがなく甘みも少ない。だから白米だけで食べると、味気ない感じがしてしまいます。

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ゆかりやふりかけなどご飯のお供がほしくなるので、日本から必ず持ってきます。

日本のお米と同じ形のアロス レドンドの方が細長いアロス ラルゴよりもまだ水気を吸ってくれますが、それでも日本のお米のように水を含ませてツヤツヤにさせるのは至難の技。

スペインは日本と水が違うので、炊き上がりに違いが出るのは水の差もあるのだと思います。

がんばって日本米に近づける私のお米の炊き方はこちらの記事に書きました↓

スペインで米料理を食べてみよう!

スペインに来るまで、スペインでこんなに米が食べられているとは思いませんでした。

さすがに日本のように白米で食べるスペイン人はあまり見たことないけど、家ではリゾットを作る人もいるし、米はスペイン人にとって身近な食材なのだと思います。

スペインに来たら、パエリア以外にもあるおいしそうなスペインの米料理をぜひ食べてみてください!

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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