セビリア旅行のベストシーズンはズバリ5月と10月です。
セビリアは1年中天気がいいのだけど、5月と10月は気温が穏やかで天気が安定しているので過ごしやすい。
夏は超絶暑いし冬は普通に寒いので、セビリア旅行するなら5月と10月あたりを狙いましょ。
セビリアで暮らす私が感じるセビリアの気候とシーズンごとの天気や気温の特徴、おすすめの服装をご紹介します。
セビリアの気候は温暖
セビリアは温暖な気候と言われます。
セビリアは確かに東京よりは温暖な気候だと思う。雨が降ることは少なく年間を通して天気のいい日が多いので、テンションも上がる⤴︎
がしかし、夏は気温が40度を超えるので温暖というか日サロ。夏は街が日サロになる。
そして冬は家の中が寒い。
「セビリアの気温は東京よりも高いから暖かい冬が過ごせるのかな」とたまに聞かれるのですが、そんなことはありません。
確かに冬の外の気温は東京よりセビリアの方が高くて天気も安定しているのだけど、家の中が超絶寒いのです。なぜか?
夏の気温が50度近くになる暑い暑いセビリアでは、家が空気を逃がす構造になっていて冬でも風がスースー。
暖房をいくらつけても暖かい空気が逃げていっちゃうので、部屋が全く温まらないのです!
だからセビリアの気候は夏は暑く、冬は家の中が寒い。これをまずは覚えておいてね。
寒いのに湯船に浸かれなくてシャワーしかないから、シャワーから出てきたその場から寒くて震える。湯上りに震えるのです。
ホテルなら暖房効いてるから、室内でも寒くないかもしれない。
春のセビリア(4月・5月)
セビリアは急に暑くなったり寒くなったりするので、四季を感じる瞬間はあまりないのだけど、春と呼べる季節があるとしたら4月と5月です。
4月の頭はまだ肌寒い日が続くので、ジャケットが必要。気温は15度〜20度くらい。4月は天気が不安定で、雨が降る日もチラホラ。
日中の観光はジャケット不要ですが、朝晩は冷えるので私はジャケットや厚めのカーディガンを着ています。
5月に入ると急に日中20度を超える日が続いて天気が安定し、晴れの日が続くようになります。日中の観光は半袖で大丈夫。ビーチに行きだす人もいるくらい。
日中暑いと言っても真夏ほどじゃないし朝晩は涼しいので、5月はセビリア旅におすすめのシーズン。天気がいい日も多いです。
春にセビリアを旅する場合の注意点
4月と5月のセビリア旅行で注意しなければいけないのは、セマナサンタとセビリアの春祭りの日程を考慮しておくこと。
セマナサンタとセビリアの春祭りのシーズンは全国からセビリアに人が集中するため、ホテルの値段がグンと値上がりします。いつもの1.5〜2倍はすると思っておいた方が良いでしょう。
セマナサンタの時期は中心部のレストランも値上がりしてセマナサンタ価格になるので、食費や宿泊費が高くつきます。
セマナサンタやセビリアの春祭り目的で来る人は良いですが、セビリアに観光目当てで来る場合は割高な印象になってしまうのでご注意を。
セマナサンタと春祭りの日程は満月に左右され、毎年変わるので注意が必要です。
夏のセビリア(6月〜9月)
セビリアは夏が長いと言われています。夏は天気が良い日が続くので、一見観光に最適なシーズンに思えるのだけど…
6月〜9月のセビリアは超絶暑いです。
特に私が暑いと思うのは6月末〜7月。モロッコからSIROCO(シロッコ)という熱波が押し寄せ、信じられない暑さになります。
街の気温計を見ると40度越え。気温計では50度を超えていることも。肉焼けるYO…
セビリアは海に面していなくて風が全く通らないのです。だから、暑いけど海風が気持ち良いマラガやカディスのような港町とは気候が異なります。
本当に日サロの機械の中を歩いているみたい。
夏のセビリアでは昼の14時〜18時頃の時間帯の気温が高く、出歩くのは危険。観光客で歩いている人もいるけど、ものすごく体力を奪われて疲労が半端なくなります。
セビリアの住民たちは、昼食を食べた終わった14時〜18時は家で静かにしている。そうでないと夜まで体力が持たないからです。
夏のセビリアに観光に来る場合は、日中はホテルに一度戻って休むのがおすすめ。セビリアは日が長いので21時でもまだ明るいです。
観光に出かける時は水のペットボトルを持参するのを忘れずに。スペイン広場やトリアナ橋など遮るものがない場所は、本当に危険です!
6月・7月はセビリア郊外に行けばひまわり畑が見られるし、セビリアの街中ではジャカランダの花が見られます。花が美しいシーズンです。
夏の風物詩と言えば、路上で販売されたりバルで食べられるようになるカラコレス(カタツムリ)。好みは分かれるけど、体験してみてもいいかも。
秋のセビリア(10月〜11月)
セビリアの10月はまだまだ暑い日が続きます。10月初旬の日中の気温は27度〜28度くらいなので、観光は半袖で大丈夫。
10月中旬になると朝晩が涼しくなるので、朝晩は薄手の長袖の方が良いです。でも日中は引き続き暑く、半袖で歩いている人が多数。
10月のセビリア旅におすすめのシーズンです。天気が良くて過ごしやすい日が続き、日中の時間帯も外で観光できるので時間を有効に使えます。
10月からは、観光名所が冬シーズンの時間割に変更となって早く閉まるので要注意。
11月に入るとさすがに日中でも肌寒くなります。私は寒がりなので朝晩はレザージャケットを着用。
11月末には急にダウンコートを着出す人がいて、セビリアにいると中間の季節を感じないのも特徴。トレンチコートとか薄手のコートを着る機会がないのよね。
11月は天気が安定しない季節で雨の日が多くなるので、セビリアに観光で訪れる人は折り畳み傘を必ず持参しましょう。
秋になると、路上販売で焼き栗が売られるようになります。秋の風物詩的な感じなので、焼き栗をつまみながら観光はいかが?
冬のセビリア(12月〜3月)
12月には冬のシーズン到来。街はコートを着ている人でいっぱい。
この頃から家の中が超絶寒い時期に突入。家の中で震えることになります。
セビリアで一番寒いのは1月と2月。
最低気温は5度以下、最高気温は13〜14度で東京よりは暖かいものの、普通に寒いです。天気が悪い日も増えます。
朝晩と昼の寒暖の差が大きいので、日中は暖かくてもコートは必要。観光途中でホテルに戻れるなら、晴れている日の日中はコートなしで朝晩はコートありという選択肢も取れます。
アンダルシアは比較的温暖なので1年中ビーチで泳げるのかと聞かれたことがありますが、冬のアンダルシアの海では泳げません。泳げるほど暖かくはないです。
カナリア諸島のようなスペインの南の島に行けば、1月・2月でもビーチで泳げるよ。
冬は街路樹のオレンジが美しい季節です。街を歩けばオレンジの香りがすることも。
セビリア旅・観光に来るなら5月と10月がおすすめ
セビリア旅行や観光におすすめのシーズンは5月と10月です。
- 気温が高すぎず低すぎずなので過ごしやすい
- 雨があまり降らず天気が安定している
- 日中も外を歩けるので観光時間を有効に使える
アンダルシアのビーチに行ってみたい人や、「スペインのフライパン」と呼ばれるセビリアの暑さを体験したい人は夏のセビリアへどーぞ。暑くてビックリすると思います。
日中もガンガン観光したい人は夏よりは冬がおすすめ。日は短いけど日中も観光で歩き回ることができます。
私がセビリア観光するならやっぱり5月か10月かな。冬か夏かと聞かれたら、暑いの大好きで寒いのが大嫌いなので夏の方が好き。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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