スペイン人は約束を守らない人も多いと前の記事で書きましたが、約束の仕方自体もとてもふんわり仕上げです。
その場で具体的な予定を決めたがらないスペイン人は、「連絡するよ〜」「また話そう」という言葉で片付けがち。
スペインではふんわりな約束に慣れるべし!
スペインに3年暮らしてみて、ふんわり仕上げな約束の時によく使われると感じたスペイン語の表現をまとめました。
Te aviso.
「連絡します」という文をスペイン語にしようとした時に、最初に浮かぶであろうのがこの表現。
Te aviso.
(あなたに)連絡します。
訳の通り「連絡するよ」と言いたい時に使います。南米ではこの表現がよく使われるそうです。
Vamos hablando.
私が一番よく聞くなと思うし、自分でも一番よく使っていると思われるのはこちら。
Vamos hablando.
話していこう。
vamosの原型である動詞「ir」は、後ろに現在分詞を伴うと「(だんだんと)〜していく」という意味になります。だから「Vamos hablando.」と言うと、「徐々に話していこう。」みたいなスペイン語表現になります。
現在ふんわり仕上げな状態でこれから詳細を決めたい時や、実現性が60%くらいかなくらいの時に使います。
Voy avisando.
これもよく聞くスペイン語の「連絡する」系の表現。
Voy avisando.
(詳細わかったら)連絡します。
考え方はvamos hablandoと同じで、主語が自分になっているバージョン。約束や予定がまだ少し先で、「現在は確定情報を伝えられないけど決まったら連絡するね」という時に使います。
「Voy avisando.」と言われても連絡がこないことは、40%くらいあるような…?
Estamos en contacto.
フォーマルでも使えるスペイン語の「連絡を取り合いましょう」はこの表現。
Estamos en contacto.
連絡取り合いましょう。
「連絡を取り合いましょう」という意味と、「いつでも連絡取り合えるよ私たち」みたいな意味が含まれています。
だから、何か困ったことがあって相談した時に、「Estamos en contacto.」と言われると安心感あり。
似たような表現で、こういうのもあります。マラガ在住者さんからのコメント。私は聞いたことがあるかな〜くらい。
Ya tu me dices.
口語でよく使われるかなと思う「連絡して」のスペイン語表現。
Ya tu me dices.
(なんかわかったら)連絡して。
先の予定を決めようとしていて、「いますぐ決めなくていいから何かわかったら連絡して」と言いたい時に使われるスペイン語です。
「連絡して」だと命令形だからDigameになるということはなくて、「あなた 私に 連絡する/tu me dices」という表現になるのがポイント。だいたいyaが入っているけど深い意味はなし。
社交辞令のスペイン語
また会おうよ系のスペイン語で社交辞令にあたるものがあります。
A ver si nos vemos.
会おうよ。
A ver si te veo pronto.
またすぐ会えるかな。
A ver si tomamos algo por aquí.
その辺で飲もうよ。
「A ver si…」は「〜できるかな。」という意味なので、できたらいいなくらいの軽い社交辞令な感じがします。
さらにもっと社交辞令感が強いのはこちら。
Nos vemos pronto si dios quiere.
機会があったらまた会おう。
「si dios quiere」は直訳すると「もし神がお望みなら」という意味です。神がお望むはずがない!ということで、「si dios quiere」は典型的な社交辞令の断り文句です。
スペイン人の男性はしつこい人もいるから、会いたくないのにしつこく誘われることもあると思います。そんな時は社交辞令のお断り文句を覚えておくと役に立つかも。
これくらいのゆるい社交辞令だと、ぐいぐい来られちゃうかもしれないけどね。
スペイン人はふんわり仕上げな約束が多い
直前まで約束をしたがらない、詳細を決めたがらないスペイン人はふんわり仕上げな約束の表現を多用します。
「Te aviso.」や「Voy avisando.」と言われたからといって、連絡がこないことも多々あり。
どうしても決めなければいけない予定のときは、こちらから連絡しましょ。半分くらいの確率で相手は忘れてます。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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