フランス語の超入門から勉強を始めています。発音にはつまづいてばっかで、italkiのオンラインクラスでは直されまくっている現実。汗。
さて、スペイン語とフランス語はラテン系で似てると言われ、文法が同じだったり、動詞の綴りが同じだったり(発音は違う)します。
でもスペイン語とフランス語で違う部分も割とある!
今回書くフランス語とスペイン語の違うは、スペイン語は主語省略可能だけど、フランス語は主語の省略ができない件について。
スペイン語は主語省略できる
スペイン語は主語人称代名詞の省略が可能です。どういうことかと言うと
Nosotros somos hermanos.
私たちは兄弟です。
この文の主語「Nosotros」を書かない・言わないでいいということ。
Somos hermanos.
私たちは兄弟です。
むしろ、主語が省略されたこちらの文の方が口語では使われているというか、自然に聞こえます。
「Nosotros」とあえて書く・言うのは「私たちは」と強調したい時。
Estoy libre.
(私は)暇です。
Yo estoy libre.
「私は」暇です。
「Yo」とあえて書く・言うことで、(他の人はわからないけど)「私は」暇ですとか、「私は」暇だから誘って。みたいなニュアンスを持たせることができます。
フランス語は主語省略できない
スペイン語とフランス語は、主語人称代名詞によって動詞の活用が変わります。
その点においては、スペイン語話者はフランス語を理解しやすい面はあると思います。文の構造や考え方が似ているので。
でもでも、フランス語は主語人称代名詞を省略することができないです。
Nous sommes frères.
私たちは兄弟です。
主語の「Nous」を省略してSommes frères.とすることはできません。「Nous」は必須。
スペイン語のように主語の部分を強調したい時はどうするかと言うと、別の単語を頭に入れるというやり方のようです。
Je suis libre.
(私は)暇です。
Moi, je suis libre.
「私は」暇です。
「人称代名詞の強勢系」と言うそうですが、主語とは別にMoiとかToiなどを文頭に置くことで「私は」「あなたは」と強調するやり方です。
フランス語の主語省略がNGな理由
同じような文の構成なのに、スペイン語は主語省略可能で、フランス語はなぜ主語省略がNGなのか。
理由は2つありそうです。
フランス語は綴りが同じ活用がある
スペイン語は主語によって動詞の活用は全て異なります。例えばcomer(食べる)の活用。
Yo como
Tu comes
Él/Ella come
Nosotros comemos
Vosotros coméis
Ellos/Ellas comen
スペイン語の場合は主語を言わなくても、活用を見れば・聞けば主語が誰なのか想定することができます。
一方フランス語は、第一人称単数と第三人称単数の活用が同じだったりします。manger(食べる)の活用。
Je mange
Tu manges
Il/Elle mange
Nous mangeons
Vous mangez
Ils/Elles mangent
主語が“Je”の場合と“Il/Elle”の場合の活用が「mange」でどちらも同じですね。
この場合、主語がなければ「私」なのか「彼/彼女」なのかわからないです。だからフランス語では主語を省略することができないんですね。
綴りが違っても発音が同じ
さらに、フランス語は動詞の活用の綴りが違っても、発音的に同じ場合があります。
Je mange
Tu manges
Il/Elle mange
Nous mangeons
Vous mangez
Ils/Elles mangent
この中で「mange」「manges」「mangent」の3つは発音が同じだと、フランス人の先生に言われました。
ということは、会話の中で主語を言わなかったら、「誰の話?」となってしまうわけですね。だから主語は省略できない。
スペイン語は主語省略が多い
スペイン語は主語をわざわざ言うケースの方が少ないイメージです。前述のように「私は」と強調したい時に主語を言います。
フランス語は主語省略ができないので「必ず主語を言う!」と意識しなければいけなさそうです。
スペイン語を先に習ってる人は、結構つまづきがちな部分じゃないのかしらと思ってます。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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