スペインに行くと日本人女性は超モテるとよく聞いていました。日本人女性は多くのスペイン人男性から声がかかるから気をつけなよ!って。
誰だーこんなこと言ったの!
私は正真正銘の日本人女性ですけど、スペインで全然モテないよ…。
日本人女性だからスペイン人男性にモテるなんてそんなの神話です。何かの間違い。(と思いたい)
スペインに行けばモテるはず!と幻想を抱く日本人女性の出鼻をくじいてしまうかもしれませんが、私の実体験を書きます。お付き合いくださいませ。
日本人女性はモテる?
スペインに来る前に結構いろんな人に言われました。「日本人はモテるよ。」と。ネットの情報でも、スペインで日本人女性はモテると言っている人多数。
- 日本人女性はおとなしくて優しい
- 日本人女性は男性を立ててくれる
- 日本人女性の奥ゆかしい感じが好かれる
- 黒髪に切れ長の目というアジアンな感じが魅力的
このあたりが、スペインで日本人女性がモテると言われている理由のようです。
日本人女性はスペインでモテるから、変なのに引っかからないように気をつけてね。
とご丁寧にアドバイスもいただいたりして、スペインに行ったら日本人女性はどんだけモテるんだ!と淡い期待を抱いたりもしました。
で、スペインで3年以上生活していての実感。
全然モテません!
本当に誰?日本人女性がモテると言ってるのは!
自分の生活や体験のどこをどう切り取っても日本人女性がモテると思えたことがありません。
これは私だけなの?ねぇそうなの?
モテると一瞬勘違いするスペインの風習
スペインで日本人女性がモテないと言っても、一瞬「モテてる!?」と勘違いすることがあります。それはスペインと日本の風習による違いからです。
よく「guapa」と言われる
スペインは気軽に相手に「guapa!(かわいいね!)」という文化があるので、慣れない頃は「もしかしてあたしって本当にグアパなのかしら?」と思うこともあったと思います。
ただ、スペインにおける「guapa!」は「おう、元気?」程度の意味しかない。
街を歩いていたりバルでお茶していたら、全く知らない人に「guapaaaa」と言われることもあるけど、それは「へい、お嬢ちゃん」くらいの感じ。別に私の容姿を褒めているわけではない。
それに、劇場や公演に行く時にきれいな格好をしている女性がいたら「Estas guapa!!(かわいいじゃん!)」と言うのは礼儀でもありますから、男性に限らず女性同士でもしょっちゅう「guapa」と言ってる。
少し化粧してクラスに行ったら先生から「guapa」と言われるのも日常茶飯事。そんなこと言われ慣れてないから日本人的には照れちゃうけど、「へぇ今日化粧してんじゃん」くらいのノリなんだろうと思う。
ワンナイトラブに誘われることがある
かなりダイレクトに「今晩どう?」と誘ってくるスペイン人男性がいます。全員ではなくあくまでも一部の男性の話です。
誘いの手口はどれも似ていて、まず
Hay que disfrutar la vida.(人生は楽しまなければならない)
から始まって、付き合ってるとか彼女か彼氏とかそういうのは関係なく、今という時を楽しむべきなんだ。という流れから、「で、今夜どう?」となります。
初めの頃はあまりにダイレクトな言い方でビックリしたのだけど、スペイン的にはオブラートに包んだ誘い方がこうなのでしょうか。
日本ではお誘いを受けたことがない私が、スペインではこんなお誘いを受けるなんて、これは一種のモテる現象なのか?しかし、
あなたがいなくても人生楽しんでます!
ということで、お断りします。私はそういうのに興味はございませんので。
スペインでモテる日本人女性もいる
こんなこと書いてると、心底スペインで日本人女性がモテないみたいですが、スペインでモテる人、すぐにスペイン人の彼氏ができる人もいます。
彼女たちの話を聞くと、別に恋活していたわけでも婚活していたわけでもない。自然とスペイン人男性とカップルになってるのですよね。
これをやればスペイン人にモテるという魔法はなくて、スペイン人男性と出会って恋に発展するのは、日本と同じ流れのようです。私が聞いたスペイン人男性と出会えそうなのはこんなケース。
インテルカンビオ
スペイン語と日本語のインテルカンビオの会に行くと、日本に興味があるスペイン人男性が多くいます。
興味のある国の女性にはもちろん興味がある!というわけで、日本人女性と仲良くなりたいと思っているスペイン人男性も多いとのこと。
声をかけられたり遊びに誘われたりすることが多いみたい。年齢が近い人同士のインテルカンビオだと、すぐに意気投合して恋人関係にということもあるようです。
インテルカンビオは、イメージ的に一番モテ体験ができそうな気がします。インテルカンビオについてはこちらの記事もどーぞ。
友達の紹介
友達の紹介は一番安心できるシチュエーション。類は友を呼ぶから、友達とだいたい同じテンションで同じような考えのスペイン人と出会えるのでしょう。
友達にスペイン人男性を紹介された場合、モテる体験とは違うと思うけど自然と仲良くなる環境は揃ってる気がします。
何度か紹介されたような気がするけど、紹介されただけで終わったな…。
バルやディスコテカでナンパ
日本と違ってスペインは街中で声をかけられることが本当に多いです。いわゆるナンパってやつですかね。
バルでお茶してたら、隣に普通に座ってくるとか。オリエンタルな女性好きのスペイン人に見つめられることもあるかと。
特に夜の時間は楽しさもあって気が緩むし立ち話をすることも多いから、バルは気軽に会話に参加しやすい環境があります。
いつもきれいな格好していれば、バルでモテる経験ができるのかもしれない。
欧米の美人な子と一緒にいると、おまけみたいな感じで私にも声がかかることはあります。
モテない原因は性格か…
スペインで日本人女性がモテないと、私一人の統計により結論付けてしまうのは違う。日本人女性でもスペインでモテる人はちゃんといるのだ。
結局、人にモテるモテない、好かれる好かれないとは国籍ではなく、その人の中身が愛されるかどうかということ。
よく考えてみたら日本人女性がモテないのではなく、私が単にモテないだけだった…orz
ただ、これだけは言わせて。
日本人女性だからスペインでモテるということは私の経験上ない!
現場からは以上です。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
コメント
コメント一覧 (7件)
今必要に迫られ、スペイン語を勉強中です。今もセビージャに滞在ですか? 今日、何気なくこのブログを発見しました。「来週もっとよく読んでみよう」と思っています、仕事中に手を休めて、目は休めません。
セビジャではこの様に言いますか?
“Antes de ver Sevilla, no digas Maravilla.”
> Teruo SASAGAWA様
ブログ読んでいただきありがとうございます!
セビージャはとても素晴らしい街ですが、こちらの表現は私は聞いたことないですね…。
“Antes de ver Sevilla, no digas Maravilla.”
ピソの同居人や友達に聞いてみますね。なんとなく、セビージャではなくて他の都市でありそうな表現な感じがします。
早速のご返事、有難うございました。
仕事の関係で外国からお客さんが来られると、時々近場の「日光」にお連れします。お客様が南米系ですと「日本では、”Aqui se dice en Japaon que “Antes de ver Nikko, no digas Kekko”, casi igual que “Antes de ver Sevilla, no digas Maravilla” de Espana.”」と言うと結構納得してくれますが、間違って言ってたんでしょうか? それとも私の勝手な思い込み?
>Teruo SASAGAWA 様
面白い韻の踏み方ですね!
私はセビージャのフレーズの方は聞いたことがなかったですが、言うのかもしれないですね〜。
文法的には間違ってないから創作だとしても面白いですね!
生粋のセビジャーノかセビジャーナに聞いてみたいと思います(^^)
いくつか書いたもの読ませて貰いましたが、全て非常に読みやすく、楽しく読ませて貰いました。一冊の本にしたらスペイン紹介の立派な本になると思います。
フェイスブックに投稿する様な感じで気軽に投稿してしまいましたが、もし今後文章を書いて生活されようとしているのであれば私の稚拙なコメントにお付き合いしている暇はないのでは、と心配しています。もしそうでもない、と言う事であれば、時々投稿させて頂きます。実は相当前ですが、「セビリアの理髪師」に惹かれて、セビージャを一回訪問しましたので。
>Teruo SASAGAWA 様
ブログは楽しんで書いていますし、コメントいただけると嬉しいので、いつでも気軽に遊びにきてください(^^)
「セビリアの理髪師」実はたまに聴いています。エレガントさのある感じがセビリアの街にぴったりで。
子供の頃にエレクトーンで演奏して、ふと思い出し最近また聴き出しました。
ちょうどその気まぐれ日記を書きたいなと思ってたところです。笑。
昔、いや実は大昔ですが、一回セビージャに行き確か2泊しました。覚えているのは「ヒラルダの塔」とパティオに原色の花が咲き乱れていた素晴らしい民宿。
「ヒラルダの塔」は初めて見るアラブ様式の塔で、わくわくしながら上まで登り、展望台からセビージャの風景を楽しみました。と、ところが、ちょうど小学校3年生ぐらいの可愛い子供たちが学校行事で見学に来ていて、我々を見て、口々に「ミラ、チーノ・イ・チーナ」。「チーノ・イ・チーナ」、「チーノ・イ・チーナ」と合唱団状態。聞こえないふりしていましたが、可愛い子供であったが故に、心境複雑。「みんななんで天使の様に可愛いいんだ」ってお世辞振り撒こうかと思っていたのに、残念!!
民宿は、駅前にやはり小学校5年生ぐらいの男の子がいて、「泊まるところ探しているんだったら自分の家に泊まって!!」、って小さな客引きをしていたので、「子供ながら家のお手伝いで、感心だなー」と思って付いて行ったら、なんと星の表示がないただの”CAMA”。入り口の重い木の扉をギギギーと開けると、パティオには溢れんばかりの原色の花、花、花。この子も実に可愛かったので、これで即決。今でもまだあるのであれば、もう一回泊まって見たい民宿でした。 …と、今回は旅行記風に書いて見ました。