アンダルシアの西側の街ウエルバ。ウエルバは観光名所が全然ないと言われています。
そんなウエルバを無理して観光してみました。いいの、お目当てはウエルバの白エビとイカを食べることだから!
ウエルバ観光は最後に出会えた白エビとイカのフライのおかげで大満足でした。ありがたや。
ウエルバで思い付くこと
ウエルバと言えば、ファンダンゴ・デ・ウエルバというフラメンコの曲種が真っ先に浮かびます。
アロスノ(Alosno)はファンダンゴの名手と言われたパコ・トロンホ(Paco Tronjo)の出身地で、「Alonso calle real de Alosno〜♪」というレトラでも有名。
最近の人だとカンタオールのアルカンヘル(Arcangel)はウエルバ出身。よくファンダンゴ・デ・ウエルバを歌ってます。あと、歌手のマヌエル・カラスコ(Manuel Carrasco)はイスラ・クリスティナ(Isla Cristina)の出身。
意外と有名人いるやん!って場所です。
それと、ウエルバにはロシオの巡礼の最終目的地であるエル・ロシオがあります。だからウエルバの人は人一倍ロシオの巡礼に対しての想いがあるように感じます。
関連記事 ▷ ロシオの巡礼祭「Romería del Rocío」はスペインの重要な宗教行事
観光名所がないウエルバ!?
ウエルバのことをスペイン人に聞いても「何もないよ」って言われることが多い。アンダルシアの中でそれなりに大きな街なはずなのに何もないとは…。
行ってみたら確かに、ウエルバにあまり見どころ的な観光名所はないなとわかりました。それでもここが観光の見どころかなぁと思われた場所に一応行ってみた。
ティントの桟橋
たぶんウエルバで一番の見どころと思われる一応観光名所は、ティントの桟橋(Muelle del Tinto)です。
ティントの桟橋は別名リオ ティント カンパニーの桟橋とも言われるオディエル川にかかる桟橋。リオ ティント カンパニーは鉱山の会社で、かつて鉱山の積荷が行われていた場所です。
ウエルバ県の山奥にあるリオティント鉱山はフェニキア人の時代から発掘されていたそう。盛んになるのはローマ帝国時代。その後、長い時代を経て1873年にリオ ティント カンパニーが鉱山を買ってからは、輸出業が栄え単なる漁業の町だったウエルバがいきなり鉱山で莫大な資金を稼ぐようになったそう。
現在この桟橋は使われていなくて歩くことはできないけど、海沿いの遊歩道から見ることができます。2003年にスペインの重要文化財に指定。
ウエルバの市場
行きたかったのだけど日曜だから閉まってた〜のが、桟橋から歩いて10分のウエルバの市場(Nuevo Mercado Carmen)。日本語にするとニューカルメン市場?
きっとここでは白エビや、ウエルバの魚介類が手に入るのであろう。市場が開いていれば市場で新鮮な魚介類を購入し、市場のバルでさばいてもらうというのが良さそう。それ、絶対おいしいやん!
行けなかったのが残念だから、次は月〜土の間に来たいです。うん。
コロンブスの像
市場からさらに10分歩くと、ウエルバのメイン広場と思われるモンハ広場(Plaza las Monjas)にたどり着きます。モンハはスペイン語で修道女。この修道女の広場にはコロンブスの像があります。
あっちを見なさいと言わんばかりに海の方向を指すコロンブス。
コロンブスが初めて航海に出たのは、ウエルバのパロス・デ・ラ・フロンテーラ(Palos de la frontera)から。だからウエルバはコロンブス推し。ウエルバだけでなくアンダルシア全体的にコロンブス推しではあるけど…。
ロシオの巡礼の像
コロンブスがいるモンハ広場からマルティン・アロンソ・ピンソン通り(Av. Martín Alonso Pinzón)を5分歩くと、ロシオの巡礼の像があるプント広場(Plaza Punto)に着きます。
エル・ロシオに向かう人たちを像にしたもの。マリア様が立つ台を担いでいるから、揺れているのを表現してちょっと斜めになってる。
モゲルでも見たエル・ロシオに向かう人たちの像。ウエルバの人たちにとってエル・ロシオは特別な行事なのだなということがわかる。
ウエルバグルメを求めて歩く
観光後の楽しみと言えばグルメ。私は旅行にグルメは欠かせない。
ウエルバのご当地グルメは、白エビとイカです。
師匠から前日に「白エビとイカ焼きを食べに行きなさい」とアドバイスいただいたので(師匠は私のグルメ師匠でもあります)、白エビとイカを求めて歩きました。
TripAdvisor (トリップアドバイザー)を参考に探してみたのだけど、いまいちピンとくるバルやレストランがない。どうしようかなぁとポケポケ歩いていた時に、地元の人と思われるおっちゃんとセニョーラを発見。よし、聞いてみよう。
と聞いたところ、2つのバルレストランを教えてくれました。1つは現在地から少し遠いところ。もう一つはバスターミナルの近く。
昼食を食べた後はセビリアに戻ろうと思っていたので、バスターミナルの近くは都合がいい!GoogleMapで写真を見たところ、なんだか良さそう。
というわけで、バスターミナルの近くの「Casa de Galicia」に行くことにしました。
ウエルバの白エビとイカのフライ
「Casa de Galicia(ガリシアの家)」という名前ですが、提供されている料理はウエルバの魚介類です。ビールだけはEstrella。そこクルスカンポで良かったんだけど…。
まずは師匠のアドバイスに基づき白エビとイカ焼きを注文しようとしたのだけど、イカ焼き(Choco a la plancha)はできなくて、イカのフライ(Choco frito)ならできるとのことだったので、じゃあイカのフライで。なんで同じ材料なのに別の調理方法ができないのかは謎。
その他、ウェイターさんにおすすめを聞いてオーダーしたのは以下。
- 白エビ焼き(Gambas a la plancha) 12ユーロ
- イカのフライ(Choco frito) 10ユーロ
- ニッコウ貝(Coquina) 12ユーロ
- 小さいイカ焼き(Chipiron a la plancha) 10ユーロ?
塩味が絶妙で香ばしい白エビ。
イカのフライはぷりっぷりで、全然油っぽくなく素晴らしい揚げ方だった。
貝好きの私。Navajas(ナバハス=マテ貝)も好きだけど、ウェイターのお姉さんのおすすめはニッコウ貝。ニンニクたっぷりの貝の出汁はパンにつけて。
ChipironesはChocoよりも小さいイカ(日本語だとヤリイカ?)です。イカって焼いてもおいしいよね〜。ゲソもうまし。
3人だったのでレストランメニューでビール2杯と最後にコーヒー・お茶を頼んで、予算は一人20ユーロ弱程度です。1人で来ている人もいたので、タパスメニューもあるのかも。
美味しゅうございました。バル情報は地元の人からゲットするに限る!
住所:Av. Alemania 24, Huelva
ウエルバへの行き方
ウエルバはアンダルシアの西にある街です。セビリアやマドリード、ポルトガルから直通のバスが出ています。セビリアからはバスで最短75分。
ウエルバへの詳細な行き方はこちら。
関連記事 ▷ ウエルバへの行き方 -セビリア・マドリード・ポルトガルからの行き方
ウエルバに行ったら魚介類を食べて
ウエルバは何かのついでに寄ることはあるかもしれないけど、観光目的で行くことは今後ないかもな〜。
でも、さすが海が近いとあってウエルバの魚介類はおいしかった。ウエルバに行ったらマリスコス!(魚介類)食べてみてください。
私もまたマリスコスを食べに行きたい。Viva 食い意地!
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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