フランス語とスペイン語はどっちが難しいのか問題。どちらも勉強中の立場として、独断と偏見で決着をつけます。
発音の異常な難しさ、リエゾンやアンシェヌマンのような2in1な音、文法の細かいルールが多い点などから判断して、断然フランス語が難易度が高い!
フランス語とスペイン語は文構造がかなり似ているので、文構造の難易度は同程度だと思います。
私はスペイン語を先に勉強して、後からフランス語を勉強し始めました。そんな私が、スペイン語に比べてフランス語が難しいと感じた点をご紹介します。
フランス語は発音が難しい
スペイン語はカタカナ英語のような読み方をすると、上手に聞こえます。なので、日本人にとってスペイン語は発音しやすい外国語です。
練習が必要なのは「rr」の巻き舌と「j」くらいかな。でも「j」もアンダルシアに行くとあまり「ッホォ」とならず、「ホ」に近いからそんなに難しくない。
それと比較した場合の、フランス語の発音の難易度の高さよ。
母音の数が多すぎる
フランス語の母音は16個もあります。これを知った時、いじめかと思いました。
日本語では「ア」や「エ」など一つの母音となるものが、フランス語では複数母音の「ア」や「エ」が存在することになります。
対してスペイン語の母音の数は日本語と同じく、「a」「e」「i」「o」「u」の5つです。
なので、スペイン語を勉強してからフランス語の勉強を始めると、まず母音の数の多さに遠い目をすることになります。
発音が鬼
しかも、フランス語の母音は数が多いだけでなく、発音の違いがわからないという点が難しいです。
「鼻にかかる声で」「口を大きく開けて」「口はあまり開けないで」などによって、音が異なったりしますが、そもそも日本語にない音の違いなので聞き取れません。
LとRの違い問題と同じくらい、いやもしくはそれ以上に、フランス語の母音の聞き取りは難しいです。
これが最初からできる日本人がいたら、相当耳がいいはず。
2 in 1な音
フランス語には「リエゾン」や「アンシェヌマン」と呼ばれる、2語がくっついて1つの音になる仕組みがあります。
これが訛りでそうなるということではなく、発音上はくっつけなければいけないルール。くっついてなかったら変なんだそうです。
リエゾン
un_ami(ウナミ)
trois_ans(トロワザン)
アンシェヌマン
Il_e(イレ)
Il_y_a(イリヤ)
「次の単語が母音スタートだから、ここはリエゾン登場!」と瞬時に考えられるレベルになるまでは、リエゾン、アンシェヌマンはなかなか習得が難しい気がしています。
フランス語の文法はルールが細かい
まだフランス語は初心者レベルでたくさんの文法を学んだわけではありませんが、その段階でもスペイン語に比べてフランス語は文法ルールが細かいなと感じます。
疑問文が3種類
フランス語は疑問文の作り方が3種類あります。
日常会話でよく使われるもの、エレガントに聞こえるもの、一般的なものと、ネイティブさんによると微妙な違いがあるそうですが、なぜ一つに統一しなかった?
スペイン語は疑問詞が頭に入る疑問文以外は、通常の文の語順の最後に?をつけてイントネーション変えるだけなので、疑問文が楽なんです。
国名に冠詞がつく
外国語は冠詞がつくことに未だに慣れません。
フランス語に至っては国の名前にも冠詞がつくので、その国が女性名詞なのか男性名詞なのかを判断し、国の名前に冠詞をつける必要があります。
国名に冠詞がつくことにまだ違和感があります。スペイン語は国名の冠詞は不要。
普通の疑問文と否定疑問文で答え方が変わる
スペイン語、フランス語、英語もですが、否定疑問文の答え方は日本語と逆になります。
フランス語の場合はさらに気をつけることがあって、普通の疑問文に対して「Yes」で答える時は「Oui」だけど、否定疑問文に対して「Yes」で答える時は「Si」というルールがあります。なぜなの!?
スペイン語でYesは「Si」なので、ここだけスペイン語が混ざってきたような印象を受けてます。フランス語と言えば「Oui」のイメージがあるから、ややこしい。
フランス語は難易度が高い
スペイン語と比較すると、フランス語は難易度が5倍くらい高く感じます。特に発音が難しい。
世界にはフランス語よりも難易度が高い言語があるのだろうけど(アラブ系は難しそうなイメージ)、英語、スペイン語、フランス語の3つの中だったら、フランス語がダントツで難しいのではないでしょうか。
スペイン語を学ぶと発音が日本人に馴染みやすいし、文法ルールが少なめなので、フランス語を習得している人がスペイン語を学ぶと、早く上達するのではないかなと思いました。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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