なんで?「帰る」と言ってからが長いスペイン人

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スペインに来てから気づいたことがあります。

それは、スペイン人は「帰ろう」と言ってから実際に帰るまでが異常に長いということ。

本当にスペイン人はなかなか帰らないので、スペイン人の友達と一緒にいると「帰ろう」って思ってからだいたい1時間くらいは帰れない。

なんでスペイン人はこんなに帰らないのか、私なりに考察してみました。

目次

スペイン人が帰るのに時間がかかる2つのケース

スペイン人がなかなか帰らないケースは、私の分析によると2つあります。

帰る支度をしていたら話が盛り上がっちゃった

「そろそろ帰ろうか」となってからまずタバコで一服。その後みんなに挨拶してbesito(ベシート)。この間に新しい話に花が咲いたりします。帰るのが遅くなる原因その1です。

最後帰る前に「みんなで写真撮ろうよ」となったら、写真を撮るために集まるのにまた時間がかかる。

写真を撮るタイミングでみんなが集まってくるから、さらに話が膨らんで帰れなくなる。

このタイミングで帰るのはもったいない

自分が「帰ろうかな」と思っても周りは帰る気配がないどころか、話がとっても盛り上がっている。

そんな状況の時は、「このタイミングで帰るのはもったいないな。」と思って居続けてしまうスペイン人が多いようです。

ただ、「もう今日はこれ以上面白いことが起こらないかな」と見切る去り際の美学を持っているのもスペイン人。不思議です。

スペイン人の「○時になったら帰ろう」は当てにならない

上記の状況からお察しできる通り、一緒にいるスペイン人の友達に「○時に帰ろう」と言われてもかなりの確率で当てにならないです。

お約束の時間になって「帰る?」って聞くと、「え?もう帰るの?」的な雰囲気になる。

雰囲気に流されているとそのまま別の店に連れて行かれたり、延々と帰れないループになる危険性大。

スペイン人は帰れなくならないのか?

スペイン人というか私の住むセビリアでは車や自転車、徒歩を交通手段としている人が多く、バス・電車で飲みに来る人はあまりいない。

イコール、何時でも帰れることが多いってわけですね。

日本ではいつも飲みに行く時終電を気にしたし周りのお友達も同じ状況だったけど、スペインではいい意味でも悪い意味でも終電の心配はありません。

一度、帰るタイミングを逃してしまったのだけど眠くなってどうしても帰りたくて、朝方5時にただただくらい道路を自転車を20分くらい運転して帰ったことがあります。

誰も道路にいないしタクシーも全然通ってなくて、ものすごーく怖かったです…。もうあの経験はしたくない。

スペインでは自分の意思を持ってサクッと帰ることが重要

日本でも同じですが「もう1杯飲もうよ」的な雰囲気に負けると、スペインでは帰れなくなる可能性が大。

本当に帰りたい時は意思を持って「今日はもう帰るわ、またね。」と言うことが重要。スペイン語では「Me voy ya.」と言えば大丈夫です。

「おごるからもう1杯飲もうよ。」と言われるけど、そこはキッパリ。当たり前の話だね…。

面白いのはスペイン人は自分達でも「なかなか帰らない」習性を認識していることです。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luego!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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