2017年4月30日(日)0時に「Feria de Abril 2017」(セビリアの春祭り2017=通称フェリア)が始まりました。
今年は春祭りの正門点灯式に行ってみようと思って出かけたのですが、思っていた点灯式と違ってかなりあっさりしてました。
こちらが、セビリアの春祭りの正門点灯式の様子です。
正門の点灯式でフェリアが始まる
2017年のセビリアのフェリアは2日間長いので、土曜日の夜、日曜日に日付が変わるタイミングでフェリアが始まりました。通例だと月曜日の夜に始まります。
点灯式は正門で行われます。正門は電気が付いていない状態でスタンバイされていて、0時近くになると正門近くにワラワラと人が集まって開始の時を待っているような感じでした。
この点灯する儀式のことを「Alumbrao」(Alumbradoだけどandaluzになっていると思われ)と言います。
2017年の正門はセビリア万博25周年のデザイン
2017年のフェリアの正門は1992年に開かれたセビリア万博(EXPO)から25周年ということで、万博(EXPO)の公式キャラクターであるCurroが描かれたデザインになっています。
Curroさんは、正門の点灯ボタンを押すという重要な役割を担いました。
La mascota de la @expo92, Curro, apretará este año el botón del Alumbrao de la @Feria_deAbril.#FeriaSevilla17 pic.twitter.com/A9UdfGgzKM — Feria Abril Sevilla (@Feria_deAbril) 2017年4月26日
(92年EXPOのキャラクターであるCurroは、Feria de Abril 2017の点灯ボタンを押す予定です。)
正門近くに舞台でセビジャーナスの催し
昨年はこんな舞台なかったと思ったけど、正門近くに舞台が設置されていて、23時過ぎに行ったらセビジャーナスを歌ったり踊ったりしていました。
決め込んだ同じ振り付けをみんなで踊ったりしていたので、どこかのセビジャーナスのアカデミアなのかなと思いました。かなり練習したんだろうな。出はけとかもバッチリだったし。
男性がジャケットふぁっさーて肩にはだけさせたり、決めポーズでかなり大げさに首振ったりしていて、「あーこれがマジで踊るセビジャーナスなのか。」と思いました。距離感近すぎるし、私はあの男性とは踊れないと思います。
ちょっと残念な正門点灯式
正門点灯式をフェリアの会場外側から見ることにしました。バックがフェリア会場っていう構図の方がきれいに見えると思ったから。
しかし、この選択が正門点灯式がショボく見えてしまった要因だったのです…。
カウントダウンない
誰に聞いたわけではないけど、なんとなく感覚的にああいう点灯式ってカウントダウンがあるもんだと思ってました。
しかし、しかし・・・!!
カウントダウンはないのです・・・!!
ちょっとよそ見していたら、観客がワーワー言いだして、正門を見たらパラパラと電気がつき始めたのでした。
なんというか、気づいたら電気がつき始めた、という感じです。正直「えっ?、これ本番ですか?」って思いました。「予行演習なの?間違えちゃったの?」って。
それくらい微妙な感じで点灯されます。
というのも、カウントダウンは正門の向こう側にある舞台でしかやっていなかった模様。その声が全然届いていないので、正門の手前にいた人たちには聞こえていないのです。
舞台ではちゃんとカウントダウンしてました。
じゃあ舞台側で見ればよかったじゃん!って話ですが舞台側から正門を見る景色より、正門手前(通り側)から正門を見た方がきれいなのです。通り側から正門を見るとその奥にフェリア会場が広がる景色が見られるから。
0時になる前に点灯された
私のiPhoneの時計はまだ0時になってませんでした。たぶん0時より早いタイミングでフライング点灯されたと思います。
なので、パラパラと点灯していく様子をしっかり見たい人は、5分前くらいからフェリアの正門前で目を凝らす必要があると思います。
点灯のタイミングはそんな重要じゃない
パラパラと点灯していく様やカウントダウンがないことを考えると、点灯式というのはフェリアの中で大して大きなイベントではないのかと思いました。
アナウンスで「これから点灯でーす。」とか入るわけでもないし(舞台ではやってたけど全然聞こえない)、カウントダウンしないのもセビリアの人にとっては普通みたいだし、しれっと点灯していたという印象。
みんなにとっては早くフェリアが始まることが重要なんだよね。点灯式が終わって正式にフェリアが始まったら、正式に飲み食い遊び始めるわけだからね。
フェリア正門前のピソの住人たち
フェリア正門前には大型のピソがあります。それらのピソの屋上からも、多くの人が正門の点灯の瞬間を見ていました。
目の前に正門が見えるピソは貸切パーティーをしているような家もあって、「この時期だけは(フェリアが好きな人だったら)勝ち組だなぁー」と思って見てました。
フェリア好きじゃなかったら夜中もずっとうるさいからキツイだろうけど、そんな人はあの立地には住みませんよね。
自分があのピソを持っていたら、初日は家で人呼んでパーティします。だってフェリア会場の目の前だもん。
フェリアの初日
点灯式はフェリアの初日の夜0時を回る時に行われます。フェリアの初日は他のフェリアの日とは異なる習慣があります。
カセタの会員が食事をするpescaito
フェリアの初日は、カセタの会員たちが食事をする日で「pescaito(ペスカイート)」と呼ばれています。
0時を過ぎれば正式にフェリアが開始されるので、カセタの会員以外も大勢会場を歩いていますが、正門点灯式が行われるまではカセタで会員たちが食事を摂るのが習わしだそうです。
初日はヒターナ・フラメンカは着ない
フェリアの初日はもう一つ決まりがあって、ヒターナ・フラメンカと呼ばれるフェリアの衣装はこの日は着ません。
外国人なのかな〜と思われる人でヒターナ・フラメンカ衣装を着ている人がいるけど、本来は着ないことになっていますので注意が必要です。
2017年のフェリア開始!
さて、「Feria de Abril 2017」の初日はまだ始まったばかり。これから次の日曜日まで1週間続きます。
これからセビリアの春祭りに来る人は、セビリアが遊びに包まれる一週間を楽しんでくださいね〜!
春祭りの時期はホテルが激混みで値上がりするので、早めに予約しましょう。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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