スペインでピソのお部屋を探すのはなかなか大変。日本人向けの物件はあったりするけど、現地の人に混ざってスペイン人と同居したかったら自分で探すのがおすすめです。
先日スペインで家を探した時、「Badi」というアプリを使いました。
「Badi」はピソのマッチングサイトで、お互いの要望と考えが合いそうであれば見学のステータスにたどり着けるという仕組み。
これまで「idealista」や「roomgo」などのピソ探しサイトを使っていましたが、「Badi」は使い勝手が良くサクッとピソを探せました。
スペインのピソ探しに役立つアプリ「Badi」についてご紹介します。スペインでこれからピソ探しをする人に参考になれば嬉しいです。
スマホで使えるアプリ「Badi」
「Badi」はスマホで使えるアプリです。PCサイトもあるけど、スマホでサクッとピソ探しができちゃうのが「Badi」の使いやすいポイント。
「Badi」はスペインの会社が運営しているようですが、ロンドンやローマでもお部屋探しができます。アパートをシェアするのが一般的な海外の国なら、シェアメイトが見つかるかも!
以前の方がマッチングアプリ感は強かったけど、現在でもピソの探しやすさは他のサイトに比べて抜群に良いです。
入居期間や好みに応じてフィルターが詳細にかけられるのが、「Badi」の特に良い点。スマホでピソ探しができる手軽さも魅力です。
スマホの「Badi」の使い方
スマホアプリの「Badi」のインストールが終わったら、実際にスペインで部屋探しをしていきましょ。
プロフィール登録
まずはアプリ右下の人のマークのところから、自分のプロフィールを登録します。
年齢や話す言語、ステータス(学生・会社員など)と自己紹介を入力。自分の写真をプロフィール写真にしている人が多いので、自分の写真を登録した方が印象が良いです。
「Badi」はピソのマッチングアプリなので、興味や性格を登録する項目があります。ここが他のサイトにはない「Badi」の特徴。
[/col2]
最後の自己紹介で入力した部分は、実際のプロフィール画面では名前の次に出てくるので、どういう属性でいつからいつまでの部屋を探しているのか具体的に書くのがおすすめです。
SNS(Facebookなど)での本人確認 “Verificacion” はできるならしておいた方が、信頼できる相手に見えます。
物件探し
プロフィール設定が終わったら、住みたいエリアのピソ物件を探していきます。まずは、トップ画面でエリアを入力。すると一覧表示、または地図表示で物件が見られます。
地図表示で金額をタップすると、画面下に物件が表示。物件をタップするとピソの詳細が表示されます。
表示される物件数が多すぎる時は、一覧表示画面または地図表示画面で “FILTROS” を選びます。ここで条件フィルターがかけられます。
条件フィルターをあまり細かくしすぎると、表示される物件が少なくなるので要注意。貸主によっては、細かい条件まで設定していないことがあります。
家の環境や備品の項目は、最低限必要な “WiFi” と “Lavadora(洗濯機)” くらいを設定しておけば良いかなと。例えばここでTVにチェックが入ってなくても、ピソの見学に行ったらテレビがあったということは珍しくないです。
条件フィルターを設定した上で再度検索をし、表示された中から気になった物件を見ていきます。
相手のプロフィールの部分はきちんと確認した方がよろし。これから一緒に住む人なわけだし。
プロフィール写真横に緑のチェックが入っていれば、SNSなどでの本人確認が済んでいる証拠。さらにチェックが青だったら、過去に「Badi」でのポジティブ評価がある、銀行口座の確認が取れているなど、実績があることがわかります。
名前の横の数字は年齢。マッチングアプリらしく、どんな時でも年齢が付きまとうのも「Badi」の特徴。自分の年齢も見られてるんだろうね…。
ピソの条件を細かく確認します。
特に注意しておきたいのは、いつから入居できるかと最低入居期間。最低6ヶ月以上、夏の間の7月1日〜8月30日までのみなど、入居期間の条件が記載されています。
一番下の “Reserva ahora” をタップし入居希望日を入力すると、相手にメッセージが送れるようになっています。
メッセージのやりとり
相手にメッセージを送り、相手がこちらに興味を持ってくれたらメッセージのやりとりができます。
反対に相手がこちらのプロフィールに興味を持ってくれなかったら、メッセージのやりとりはできません。
以下は実際に私が今の同居人とやりとりしたメッセージの一部です。
支払い
アプリ経由で契約や支払いを行うよう「Badi」は促してきます。メッセージ右上の “Solicitar una reserva” をタップして、入居日と退去日を入力すると支払額が表示。
金額を確認して、クレカを利用して「Badi」アプリ内で支払いをすることは可能です。
アプリ経由で支払うと詐欺の心配がないし、家賃の支払いは引っ越しから48時間後に「Badi」から貸主に行われるので、トラブルを避けることができるのがメリット。
しかし、実際はほとんどの貸主がメッセージ上に電話番号を記載し、「WhatsAppで話そう」と連絡してきます。
細かいやりとりを毎回アプリ経由で行うのは面倒ですからね。それに、貸主としてはアプリを経由せずに直接契約したいのでしょう。
貸主が信頼できるか見極める自信がない人や短期滞在の場合は、すでに「Badi」経由で貸し出し実績がある貸主を選ぶと安心ですね。
貸主からコンタクトしてくることもある
「Badi」では、貸主側から借りたいユーザーにコンタクトしてくることもあります。「私こんなお部屋貸してますがどうですか?」という形でメッセージが届くのです。
“Responder” をタップするとメッセージのやりとりができます。“Rechazar” をタップすると、お部屋貸し出しのお誘いを拒否する形になります。
貸主側のUIは見たことがありませんが、貸主側が何かしらでフィルター検索した結果、こちらの属性がヒットしているということなのでしょう。
借りる側だけではなく貸す側からも気になったユーザーにコンタクトできる、まさにピソのマッチングアプリですね。
「Badi」を使う場合の注意点
「Badi」はとても使いやすいアプリなので、あまり注意点はありません。
私が使って唯一改善してほしいなと思ったのは、貸主側からお部屋の提供について打診があった際、一度拒否をしてしまうとその物件は以後検索結果には出てこないということです。
なかなかピソが見つからなくて条件を落とすこともあるだろうし、操作ミスで拒否を押してしまうこともあるかもしれない。
マッチングしていないからその後も興味を持つことがない、という前提なのかもしれませんが、「あの物件残しておけばよかったな…」と思ったのは一度ではありません。
ピソの見学はしておこう
「Badi」を使う時に限らず、長期滞在する場合は必ずピソの見学をすることをおすすめします。
ピソの備品は揃っているか、自分が入る予定の部屋はどんな環境か、写真だけではわからないし、同居人たちがどんな人かも直接見ておいた方が安心です。
ピソ選びやピソ見学の注意点は以下の記事に細かく書いたので、見てみてください。
関連記事 ▷ スペインでピソ探し!3回の引っ越しで心得た部屋の選び方と注意点
スペインのピソ探しでは「Badi」を活用しよう!
「Badi」はスペインのピソ探しに便利なアプリです。
まだまだ「idealista」や「roomgo」の方がピソの物件数は多いですが、最近は「Badi」のセビリアの物件数も増えてきました。バルセロナやマドリードのような大都市は「Badi」だけでもかなりの物件数があると思います。
シェアメイトとのマッチングも気にしながら探せるので、希望にあった物件が見つかりやすいです。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
コメント