週末にモロンの「ベルベナ」と呼ばれる地元のお祭りに行ってきました。
ベルベナは毎年6月頭の週末3日間の開催。地元の人たちで盛り上がってました。
2019年は最終日の夜にフラメンコの催しがあったのですが、スケジュールの都合で断念せざるを得なかったのが残念。
だけど、モロンの小さな地区歩きをとっても楽しんだ〜♫
モロンのベルベナとは
ベルベナの正式名称は「Verbena Popular El Pantano」で、モロンのパンタノという地区のローカルな小さなお祭りです。
モロン・デ・ラ・フロンテーラはセビリア県にある村というか町。セビリアに比べたら小さいですが、周囲の村に比べると結構大きめです。セビリアからはバスで1時間くらい。
パンタノ「pantano」とは沼とか貯水池という意味で、かつてモロンのこの地区は沼だったことからパンタノという名前がついたらしい。
スペイン語の「verbena」とは「feria」と同じような意味で、つまりお祭りということ。お祭りのもっと小さい版を「verbena」と呼んでいるそう。セビリアだと夏に開催される「velá」と同じ分類です。
モロンのフェリアは9月に開催される大きいお祭りですが、ベルベナはもっと規模の小さな地区のローカル祭りで、ほぼ地元の人しか来ていない感じでした。30年以上続いているのだそうです。
モロンの小道に手作りの装飾
昨年モロンを訪れた時は、ベルベナの準備の最中でした。地元の人たちが装飾の準備をしているところを見て、「来てみたい!」と思っていたので1年越しでベルベナに来られた!
モロンの白くて小さい小道に、カラフルな装飾がされるベルベナ。スペインらしいカラーの組み合わせが本当にかわいいです。
小道ごとにテーマカラーがあるようで、白×ピンク、白×緑、白×ブルーなど、統一感のある感じになってます。
「この通りはベティスやな」とか言いながら散策しました。
すべて手作りだそうで、なんとカラーのゴミ袋などを使ってお花やカーテンを作っているのです。ゴミ袋を使うと10年は持つのだとか。意外と頑丈なんだね。
これは空きカンの蓋で作られた文字。リサイクルでお祭りの装飾をするなんて粋です。
水玉のかわいいフラメンコ靴は段ボールと画用紙、フェルトでできてました。
2018年に作ったのを2019年に修正した様子。
アンダルシアの爽快な青空にカラフルな装飾が本当に映えます。美しい!
夜通し飲んで踊って…らしい
ベルベナの期間中は、通りに机や椅子を並べて、外で食事をしたり飲んだりしゃべったりするのが通例のようです。
同じ通りに住むご近所さんたちが集まり、同じ机で同じものを食べて飲んで世間話をする。そんな感じを想像してます。
若者が多く集まる通りは、落ち着いて食事どころじゃない雰囲気で、人人人!
暗くなってくると、ところどころライトアップされます。
メインの広場では、夜通し若者(だけではないと思いますが)が飲んで踊ってと楽しく過ごしているそう。
セビジャーナスがかかったり、マジックショーをやったり、流行りの音楽がかかったり、夜のお楽しみ演目は日によって異なります。2019年は最終日がフラメンコの催しでした。見られなくて残念。
私たちは夜に飲み倒す&踊り倒す気力はなく、バルで夕食後お家に休みにいったらそのまま寝てしまいましたとさ。笑。
セビリアからモロンへの行き方
セビリアからモロンへは、プラド・デ・サン・セバスティアンバスターミナルからバスが出ています。
平日は1時間おきくらいのペースでバスが出ているけど、週末はバスの本数が減るので要注意です。バスの時刻表はモロンのインフォメーションサイトに掲載されています。
料金の支払いはバスの中で。往復だとほんのちょっとだけ割引ききますが、同日のバスでないと無効になります。モロンに泊まる人は片道のバスチケットを買いましょう。
交通手段:バス
セビリアのバスターミナル:プラド・デ・サン・セバスティアン
料金:片道5.9ユーロ
所要時間:約1時間
かわいいモロンの地元のお祭り「ベルベナ」
1年越しで来られたモロンの地元のお祭り「ベルベナ」は、カラフルで手作りの装飾がとってもかわいいお祭りでした。
フラメンコのイベントが見られなかったのは残念だけど、昼間にパンタノの小道を歩くだけでワクワクした。モロン〜セビリアの最終バスは20時なので、日帰りでも十分ベルベナの雰囲気は楽しめます!
パンタノ地区では昔からご近所さんとのつながりが強かったのだろうと思います。歩いているとよく声をかけられました。写真にも一緒に写ってもらったりして、この地区の人の温かさを感じました。
私の失態のせいでバスを1本乗り過ごし、昼間のバルのイベントに行けなかったのですが、バルではお昼にパエリアや魚のフライの無料配布イベントをやっているそうです。
次回はバルのイベントに間に合うように行きたいな〜。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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