日本でいろいろなマイナス体験をしましたが、その中でもトップレベルの焦って不安になった体験があります。
それは、スペインへ戻るための国際線航空券のスペルミス&姓名逆事件です。
結果的に飛行機には乗れました。しかし、生きた心地がしない時間を過ごしました。

この過ちを繰り返さないために、また同じような状況の人の参考になればと思ってこの記事を書きます。
もくじ
航空券のスペルが違う!
最初に間違いに気がついたのは航空券のスペルミスです。
私はエクスペディアでイベリア航空のセビリア〜成田間航空券を予約していました。日本からスペインに帰る時、オンラインチェックインをしてみようかなと思い立ったのがことの始まりです。
イベリア航空のHPでオンラインチェックインを試みるのですが、氏名か予約番号のエラーが出てしまいます。
おかしいなと思ってエクスペディアの予約確認通知を見ていて気がつきました。
苗字のiが1個多い!
いわゆるスペルミスというやつです。苗字の母音が一つ多くなっているのです。
航空券は1文字でも名前が違うと乗れないということが頭にあったため、これはヤバいと思いました。

飛行機に乗るのは明日の昼。あと16時間しかありません。ジーザス!
しかし、往路のセビリア〜成田の時は問題なく乗れたのです。
その時はオンラインチェックインを試みてないから名前の違いに気づきもしなかったし、セビリアの空港でイベリア航空のカウンターのお姉さんにも何も言われませんでした。
もしかして往路の時は名前の違いに全く気付かれなかった?とりあえず、急いで航空券を予約したエクスペディアに問い合わせをすることにしました。
航空券の姓名が逆になっている
エクスペディアのQ&Aページを見ると、氏名が間違っていることに気がついたのが2日以上前ならメールで問い合わせ、それ以降は電話でサポートセンターに問い合わせるように書いてあります。
私は気付いたのが前日だったのでサポートセンターに電話しました。そこでさらなる間違いに気がつくことになるとは知らずに…。
エクスペディアのサポートセンターに苗字のスペルの間違いを伝えたところ、「そもそも姓名が逆になっています」と言われました。

と思いましたが、サポートセンターは私が入力時に間違えたと言い張ります。
そして、既に往路の飛行機に搭乗してしまったため、これからの氏名変更はできないということも判明しました。
エクスペディアでは打つ手はなく、当日にカウンターでどうにかして乗せてもらうしか方法はないとのこと。現在テロ対策で氏名の確認は厳しいので、飛行機に乗れない可能性は十分ありますと釘刺されました。
もし乗れなかったら、航空券を買い直す必要があります。当日のイベリア航空直行便の正規の値段は40万超え。どうがんばっても払えません!
航空券の姓名逆やスペルミスの体験談を探す
明日の搭乗まで、なんとか不安を少しでも和らげたくて、ネットで必死に名前違いや姓名逆の前例・体験談を調べました。
- 変更手数料を支払って乗れた人
- 次回から気をつけるようカウンターで言われて名前を変更してもらった人
- NGを出されて航空券を買い直した人
- 目的地や経由地で入国拒否にあったり、復路でトラブルになっても自分で解決しますの一筆を書かされた人
など結局ケースバイケース。
必ず氏名変更ができるわけでもないし、乗れると保証されてるわけでもないし、かと言って必ずNGというわけでもなさそう。カウンターの人の裁量にもよるようです。
日本は乗れた人と乗れなかった人の割合が五分五分かなという印象でしたが、反対にスペイン語での体験談やコメントは「1文字のスペルミスくらい問題ない」と、楽観的なものが多かったのは驚きました。
私のように往路は全く気がつかずに乗れてしまい、復路で気づいた人の事例は日本語もスペイン語も見つかりませんでした。

エクスペディアの姓名逆問題
ネットで体験談を調べている中でわかったのが、エクスペディアで航空券を予約した人で、きちんと入力したのに姓名が逆になっている人が多いことです。
事前に気づいてエクスペディアに問い合わせたら、変更料金を取られて変更したという人や、当日カウンターで指摘された人など、結構なエクスペディア姓名逆問題を発見しました。
中には姓名を正しく入力したのに発券時に姓名が逆になったことを、キャプチャを撮って実証したという体験談を書いている人も。ここまで来るとシステムのエラーを疑いたくなる。
私は入力時の画面キャプチャは撮っていないから、入力時に自分がミスしたのかどうかは今となってはわかりません。
どうにかならないのかなと思ったのは、予約確認通知の表記です。
予約確認通知には姓名の順でローマ字で書かれていて、「苗字」や「名前」といった記載がないため、姓名が逆になってしまっているかどうかを予約確認通知で判断することができません。
こんなんじゃ姓名逆のまま気がつかない人も多いんじゃないの?という印象です。

と問い合わせると、

とのこと。

と聞くと

と返されました。全て自己責任というやつですかね…。かなり不親切な予約確認通知だと思いました。
エクスペディアで予約する場合は、姓名を逆に入力していないかきちんと確認の上、画面キャプチャを撮った方がいいかもしれません。
システムエラーだとしたら怖すぎるので、私はもうエクスペディアで航空券を予約することはないと思います。
運命の当日チェックイン
skypeでスペインのイベリア航空の問い合わせ先に電話もしてみました。しかし、skypeからは繋げられない仕様なのか切断。もう当日の運に身を委ねるしかない…。
いつもは出発2時間前くらいにチェックインと荷物を預けますが、今回は3時間前にカウンターが開くと同時にチェックインすることにしました。12:20の出発に対して、8:50着とかなり余裕を持って空港到着。
ドキドキしながらチェックインカウンターに並び、自分の番が来てパスポートを渡したところ、往路と同じく何も聞かれずサクサク手続きが進みました。
結局、スペルミス・姓名逆のまま特に問題なくチェックインできたのでした。
航空券を見ると苗字はスペルミスのままだし、姓名は逆になっているようです。搭乗の際に一瞬「ん?」と言われましたが、問題ありませんでした。
スペイン人たちがネットに書き込んでいる噂通り、1文字のスペルミスくらいは大目に見てもらえてるのかも。。。
航空券の名前はしつこいくらいに確認せよ!
私は運良くスペルミス&姓名が逆の航空券で飛行機に乗れ、出国審査・入国審査時も何も言われませんでしたが、スペインの地に無事に降り立つまでずっと不安と戦わなければなりませんでした。
スペルミスは自分の入力ミスの可能性が高いでしょう。姓名逆はエクスペディアのシステムに問題がある可能性も否定できませんが、原因はわかりません。
今後航空券を買うときは、氏名の入力内容が間違っていないかしつこいくらい確認する必要があると痛感しました。
今までも気をつけていたつもりだったけど、それでは足りなかった…。念には念を、です。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!