フラメンコのハレオの種類とかけるタイミング

2017-12-09フラメンコ

フラメンコの中で使われる「オレー」や「アッサー」などのかけ声をハレオと言います。

慣れればハレオは自然と出るようになってくるけど、慣れるまでは声に出すのはなかなか難しいもの。私はスペインに来たばかりの頃、全くやり方わからずハレオの練習してました。

スペインで実際のハレオを聞いた経験から、ハレオとしてよく使われるものをまとめてみました。

ハレオとは

ハレオとはフラメンコの中で使われるかけ声です。曲の途中でアーティストたちが使ったり、観客が使ったり、踊り手が自分自身に対して使うこともあります。

タブラオやペーニャに行ったらハレオを目にすることになるはずです。

ブレリアでは特にハレオがよく使われます。ハレオでリズム感を出したり、応援しているような感じにもなるので、フラメンコにハレオは欠かせません。

日本人はハレオをかけるのが苦手な人が多いです。そりゃそうだ、普段の会話で全く出てこないもの。

日本でハレオにイメージに近いのは、昔の花火大会では言われていた「た〜まや〜」「か〜ぎや〜」ってやつ。または歌舞伎の「中村屋!」みたいなもの。

でも、歌舞伎と違ってハレオにルールはないです。

私は日本にいた時はハレオのことは全然わからなかったし、スペインに来てからもハレオをどうやってかければいいか、師匠たちがかけているのを見よう見まねでかけたり、他の人がハレオをかけているのを見て学んだりしました。

それでは私がよく聞くなぁと思うハレオを一挙にご紹介しまーす。

よく聞くハレオ

万能選手のハレオ、どんなフラメンコの曲でもよく聞かれるハレオはこちらです。

ole

一番よく聞くし、一番難易度が低い(笑)のはこちら。おなじみのOleeeee!!(オレー!)です。Oleeeeを使うと、素晴らしいということを表現できます。

何かpasoやdetalleが素晴らしかった場合は、その次のコンパスの始まりのタイミングでOleeeeというケースが多いです。この場合は、オレーと思っている人が多いのでみんなのハレオが重なったりします。

リブレのカンテ(歌)だと、歌の間奏のタイミングでオッレーという感じでこのハレオをかける人もいます。この場合は言うのが一人で、それぞれタイミングも異なるから目立ちます。私はまだこの感じでOleeeと言ったことはないかな。

日常生活でも「いいね!」と思うことがある時に、このOleeee(オレー)を使います。

Bien

「いいね!」という意味のBien(ビエン)、これもOleeeeと同じくコンパスの始まりのタイミングで使うケースが多いです。

体が湧き上がっちゃうようなくらい素晴らしい時はOleeeが出るから、BienはOleeeに比べるとちょっと感激度は薄め。でもちゃんと褒めている言葉です。重要なのは言い方かな。

実際に聞こえる音はビエンではなくて「ベーン」って感じです。スペイン人のおっちゃんが「ベーン」って言っているイメージです。

Ala

Ala(アッラー)はOleeeが形を変えたものだと思います、恐らく。神のアッラーから来ているという見方もありますね。

なんとなくAlaの方が歌や踊りの途中だと言いやすくて、私はよく使います。

合いの手のようなハレオ

リズムを取るような感じで使われる合いの手のようなハレオをまとめました。

Arsa

Arsa(アッサー)は頻出のハレオです。Y arsaで「ジャッサー」みたいに聞こえる場合もあります。

Ay

Ay(アイー)は「あぁ〜」みたいな意味ですが、ハレオでかけるときは特に意味は持たないと思います。

Toma

Arsaより私は使う回数が少なめだけど、Toma「トマ」もよく聞かれるハレオです。

Mira

「見て」という意味のMira「ミラ」です。私はあまり使わないです。

Aja

特に意味はないけど、Aja(アハー)はよく使います。OleeeやAlaと同じタイミングで使います。

長めのハレオ

2言以上の長めのハレオをまとめました。

Vamos alla

Vamos alla(バモアジャ)は訳すと「さぁさぁ」みたいな意味かな。これから何かが始まりそうなタイミングなどで使います。バマジャみたいな感じで、モとアが限りなくくっついたような言い方をします。

Eso es

Eso esは「その通り」という意味です。ハレオでかける時は「エソエ〜」となります。

Arsa y toma

前述したarsaとtomaがコラボレーションしたタイプがArsa y toma(アッサー イ トマ)です。私が言うとなんとなくダサく聞こえるから、私は使わないけど。

Toma que toma

Toma que toma(トマ ケ トマ)はリズムに合わせて言う場合と、「トマケトマー」とくっつけて一気に言う場合があります。後者はカンテ(歌)のライブなどでもよく聞かれる言い方です。

Que mire usted

Que mire usted(ケ ミルテ)は「見て見て〜」というような意味だと思います。なんとなく雰囲気を盛り上げてくれるハレオです。

Ole tuuuu

Ole tuuuu(オレ トゥ〜)は直訳すると「あなた万歳!」だけど、あなたは素晴らしいという意味です。舞台で踊っている人に対しての客席からのハレオとしてよく聞きます。

La gitana guapa

La gitana guapa(ラ ヒターナ グアパ)も客席からのハレオでよく聞くもの。美しいヒターナ(ジプシー)という意味です。

La gitana guapaはよく聞くけど、El gitano guapoはあまり聞かないような気がする。気のせいかな。舞台にいる人がヒターナの時限定のハレオです。

Como eso

このハレオは私は言われると結構嬉しいのです。Como eso(コモエソ〜)は、あなたが今やっていること(歌だったり、踊りだったり)は一番良いやり方だ、素晴らしいというような意味だそうです。

Anda hija

私が持っているCDでFernanda de Utreraがソレアを歌っている時に、Bernarda de Utreraが「Anda Hijaaaa.(アンダ イハー)」って言ってます。

ブレリアの掛け合いで使われるものではなく、ソレアやファンダンゴなどカンテの合間に入ったりします。「おぉ、素晴らしい」という感じかな。

その他のハレオ

使う人はすごく使うハレオなのだけど、ちょっと変わり種のハレオをご紹介します。リズムを取る時に使うケースが多く、使い慣れている人が使うと盛り上がります。

cuiquillo/a

chiquillo/a(チキージョ/チキージャ)お兄さん、お嬢ちゃんというような意味です。

fuego

初めて聞いた時「そんなハレオがあるんだ」と私が目を丸くしたハレオです。fuego(フエゴ)は火を意味しています。火をつけろってことなのかな?「フエッゴー」って感じで使います。

castaña

こちらも初めて聞いた時、新鮮だなと思ったハレオです。castaña(カスターニャ)は栗の意味です。スペインでは焼き栗が売られているから、これも火をつけると同じような意味なのかなと思いました。「カッターニャ」って聞こえます。

artista

artista(アルティスタ)は、素晴らしいアーティストだなと思った時に使えるハレオです。

擬音語のハレオ

ハレオの中にはpopoとかpapa、tataのような、特に意味を持たない擬音語のハレオがあります。

私はpapaを「パッパー」みたいな感じで結構使います。タイミングはブレリアのパソ・デ・ブレリアの時とかね。

ハレオは自然に出るようになる

ハレオは慣れないうちはコツがよくわからなかったりするのだけど、慣れると考えなくても自然に出ます。どのハレオを言おうかなと考えることなく、その場にあったハレオが出てくるものです。

ハレオ自体がその時の自分の感情を示しているものだったりするから、もともとは自然に出るべきものなのだろうな。この感覚はスペイン語と同じだと思います。やはり慣れが必要。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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