早稲田の空を思い出すセビリアの世界遺産『セビリア大聖堂』

セビリア観光 セビリア大聖堂 カテドラルとヒラルダの塔

セビリアの街の中心にあるセビリア大聖堂(カテドラル)は、実は世界第3位の大きさの大聖堂(カテドラル)です。セビリア大聖堂はセビリアの一番人気の観光スポットで、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

セビリア観光に来たらセビリア大聖堂を見逃してはなりませぬ。というわけで、セビリア大聖堂とヒラルダの塔で母校早稲田大学を思い出した話。

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イスラムの名残があるセビリア大聖堂

初めて観光でセビリア大聖堂を訪れた際は、大聖堂の歴史も知らずにポカーンと見て「大きいなぁ」とぼやいていた私ですが、セビリアに住む人としてそんなことでは恥ずかしいと思い、セビリア大聖堂の歴史をかいつまんでみることにしました。

セビリア大聖堂はかつては大きなモスクでした。そのため、セビリア大聖堂にはイスラム教建築の名残がところどころ見られます。

セビリア大聖堂 カテドラル ヒラルダの塔

モスクには、ミナレットと呼ばれる人々に礼拝を呼びかける背の高い建物が併設されます。この礼拝を呼びかける行為のことをアザーンというそうです。ご想像通り、モスク時代にミナレットだったのは現在のヒラルダの塔です。

セビリア観光 セビリア大聖堂 カテドラル オレンジの中庭

イスラム教では礼拝前に身を浄めるために中庭を作っていたとされるそうで、セビリア大聖堂にもモスク時代に作られたオレンジの中庭が存在します。

 

ゴシック様式に変身したセビリア大聖堂

レコンキスタ(イベリア半島をキリスト教徒が奪還した動き)の後、モスクはゴシック様式に改修されました。セビリア大聖堂は、「後世の人が正気の沙汰ではないと思うような大聖堂を建てよう」というスローガンのもと建てられたと言われていて、建立まで120年の超大作です。

セビリア観光 セビリア大聖堂 カテドラル 天井2

現在のセビリア大聖堂はゴシック建築の部分のみで幅83m、長さ126m、高さが最も高い部分で37mと世界的なゴシック建築の大聖堂の中でも大きく、セビリア大聖堂の歴史の中でモスクからゴシック様式への改修は相当大規模なものだったと考えられます。

セビリア観光 セビリア大聖堂 カテドラル 天井

ゴシック建築が好きな人には、セビリア大聖堂の雰囲気は圧巻です。世界第3位ということもあってもちろん大きいですが、重厚で繊細なゴシック様式の造りに驚かされます。セビリアの賑やかな外の雰囲気とはまた異なり、観光スポットでありながら神聖な空間であることも感じられます。

写真の右側に見えているのは大きなパイプオルガン。セビリア大聖堂はパイプオルガンも大きいです。

 

人気の見どころ コロンブスの墓

セビリア大聖堂観光で人気の見どころと言えば、大聖堂に入ってすぐのところにあるコロンブスの墓です。

セビリア観光 セビリア大聖堂 カテドラル コロンブスの墓・棺

コロンブスは新航路の探索のために当時のセビリア(現在のウエルバ)を出発しました。スペインでは英雄扱いとなっているコロンブスの墓は、当時存在していた4つの国(カスティージャ、レオン、ナバーラ、アラゴン)の王の使いによって支えられています。お墓というより担がれている棺です。

 

こちらも大作 黄金衝立

コロンブスの墓と並んでセビリア大聖堂を観光する際に見逃せないのは、主祭壇にある黄金衝立です。金色のとても細かい装飾でキリストとマリアの人生の重要な44場面が描かれています。

セビリア 観光 カテドラル 大聖堂 黄金衝立 主祭壇

もともとは28場面の黄金衝立でしたが、のちに場面が追加されました。黄金衝立は構想から完成までに80年もかかったそうです。セビリアはなぜかマリア信仰が深く、セマナサンタでもマリアが人気です。そのためかわかりませんが、黄金衝立の中央は「聖母被昇天」の場面です。

 

荘厳な雰囲気の聖歌隊席

黄金衝立の正面にあるのは聖歌隊席です。

セビリア観光 セビリア大聖堂 カテドラル パイプオルガン

聖歌隊席の奥には美しいステンドグラスの光が注ぎ、神聖さを感じる場所になっています。黄金衝立と聖歌隊席の間にはベンチがあるので、しばしここで大聖堂の空気を感じるのが好きです。

 

ゴヤ作の絵画「聖フスタと聖ルフィーナ」

セビリア大聖堂には大きな絵がいくつも飾られていますが、その中でも有名なのはフランシスコ・デ・ゴヤ作の「聖フスタと聖ルフィーナ」です。

セビリア 観光 カテドラル 大聖堂 聖フスタと聖ルフィーナ ゴヤ

聖フスタと聖ルフィーナは、異教礼拝用の供物製作というローマ司教の命令を拒んだことで殉教してしまった姉妹です。この絵はゴヤがセビリア大聖堂から依頼されて描いたものだそうです。

セビリアで大地震があった際に、聖フスタと聖ルフィーナが現れてヒラルダの塔が倒れるのを守ったという逸話があります。

フラメンコの歌詞では聖フスタと聖ルフィーナが出てくるものがあります。私が聞いたことがあるのは、ブレリアです。

Santa Justa y Rufina son dos hermanas
Una vive en Sevilla y otra en Triana…
聖フスタと聖ルフィーナは姉妹。1人はセビリアに住み、もう1人はトリアナに住んでいる…

 

街のランドマーク ヒラルダの塔

セビリア大聖堂のイメージとして一番有名なのは、セビリアの真っ青な美しい空にそびえ立つヒラルダの塔です。セビリア大聖堂の近くまで来てドーンっと立つヒラルダの塔を見ると思わずパシャリしたくなるはずです。

セビリア観光 セビリア大聖堂 カテドラル ヒラルダの塔

晴れた日は紺碧の空に佇むヒラルダの塔がとても美しいです。あまり近いと全貌がカメラに収まりきらないので、少し離れたところから撮るのがコツです。

ヒラルダの塔を見てなぜかいつも懐かしい気がしていたのですが、気がついた!この紺碧の空とヒラルダの塔は、我が母校早稲田の空と大隈講堂にどことなく似ているのです。大学時代を思い出して懐かしい気持ちになっていたのかも。紺碧の空〜♪

早稲田 大隈講堂 セビリア ヒラルダの塔

なんか似てない?

セビリア観光 セビリア大聖堂 カテドラル 屋上からの眺め

ヒラルダの塔の高さは約96mで、頂上までスロープで登ることができます。34スロープあってなかなかしんどいですが、ヒラルダの塔の頂上からはセビリア市内(グアダルキビル川や闘牛場など)が見渡せるので、ぜひ登ってみてください。

セビリア 観光 カテドラル 大聖堂 夕暮れ

夕暮れ時のセビリア大聖堂とヒラルダの塔を収めることができるチャンスは短いが、素敵です。

セビリア観光 セビリア大聖堂 カテドラル ヒラルダの塔 夜景

夜のヒラルダの塔は少しロマンチックな雰囲気に。特に夏の夜は真っ暗にならないので、セビリア大聖堂と濃い青の夜空のコントラストが美しいです。昼も夜もフォトポイントなのでセビリア観光の際はお見逃しなく。

 

セビリア住民は大聖堂に無料で入れる!

セビリアの住民になると、セビリア大聖堂に無料で入ることができます。

私は何度かセビリア大聖堂に無料で入れてもらってますが、N.I.Eが書かれている学生査証カード(tarjeta de estudiante)を見せればOKの係員がほとんどでした。

しかし、一度だけNGを出されたことがあって、公式には自分の住所宛に届く公共料金の請求書や、銀行からのお知らせ通知などの、居住が証明できることを見せないといけないそうです。

 

セビリア大聖堂の屋根に登れるツアー

セビリア大聖堂には屋根の上に登れるツアーがあります。カテドラルの屋根に乗るなんて、なかなか貴重な体験となりそう。

このツアーは1日に4〜5回程度と時間が限定されていて、事前の予約が必要です。(予約はこちらからできます。)カテドラル屋根ツアーは最低10名、最高25名の催行で、13歳以上に限ります。

カテドラル屋根ツアーの料金は保険含め15ユーロです。セビリア市民であってもこの屋根ツアーは無料にはなりませぬ。

 

セビリア大聖堂はセビリアの必見スポット

セビリア大聖堂は大人気観光スポットなので人が多いですが、大聖堂の中に入ると静かな空気が流れていて落ち着きます。中に入らなくても、大聖堂のそばを通る時にはいつもヒラルダの塔を拝むのがなんとなく習慣。

セビリア大聖堂では定期的に礼拝が行われていたりして、一般の観光客が入れない時間帯があります。観光スポットだからいつでも入れるだろうって感覚で行くと、開いていないことがあるのでご注意。

セビリア大聖堂(カテドラル)
住所:Av. de la Constitución
入場時間:月曜 11:00-15:30 火曜〜土曜 11:00-17:00 日曜 14:30-18:00
入場料:大人9ユーロ、25歳以下の学生4ユーロ、65歳以上4ユーロ
14歳以下とセビリアの住民は入場無料

観光所要時間は1〜1.5時間くらいです。

 
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

 

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