4月5日から文学部での授業が始まっています。
まだ履修登録期間で、興味のある授業に出て、実際に履修するかどうかを決めていい段階。なので、初回授業はガイダンスで1時間だけ、という場合もあるし、初回からちゃんと内容に入る授業もあります。
美学芸術学専修の必修科目、選択必修科目に加え、舞台芸術、西洋哲学、心理学にかんする授業、そして語学の授業を取ろうと思ってるのですが、英語のスピーキングを鍛えたいなと思ってある授業に出たら、見事に撃沈しました。
今回はその話を書きます。
留学生も受講するグローバル教養科目
東京大学には「グローバル教養科目」なるものがあります。公式HPから概要を引用させていただくと
交換留学生を含む本学学生が、現代社会が直面する喫緊の課題を英語で学ぶ授業であり、特に「SDGs」(持続可能な開発目標)に関するトピックを扱います。
東京大学グローバル教育センター:グローバル教養科目
とのこと。しかも!
-英語力などの履修条件はありません。
-英語力にあまり自信はないけれど英語力を高めたいと思っている方は、ぜひ履修してください。
東京大学グローバル教育センター:グローバル教養科目
と書いてあるではありませんか!
英語で学ぶ授業。しかもレベルの規定なし。この授業ならスピーキング能力を鍛えることができるのでは!?と、興味を持ちました。
私が進学した文学部にも英語の授業はありますが、シラバスを見る限り、アカデミックな英語能力を鍛える授業という印象。それはもう少し先にして、まずは一般教養に英語で触れてみたいと考えたのでした。
が、この考えが甘かった!
オール英語の授業の想像以上の難易度
ちょっぴり緊張しながら授業に向かうと、小さめの語学学校のような教室に集まったのは生徒20名に満たないくらい。7割以上は留学生のようでした。
「これはまずいかも…」
授業が始まる前の時点で薄々感じる後悔の念。
公式HPに記載の通り、授業はオール英語で進みました。
レジュメが配布されるので、先生の言っていることは8割くらいはわかりました。それでも内容が哲学寄りなので、先生が言っていることを理解するのに必死だったのですが。
問題の展開からの菩薩顔
オール英語授業の難易度マックスが訪れたのは、生徒と先生の質疑応答やディスカッションぽくなった時。
先生ほどしっかり発音しない留学生の英語がまず聞き取れない。そして、先生と生徒の議論が始まると、話題がどこにあるのかすら追いつけなくなりました。
先生と生徒の意見はあまり噛み合っていない様子?で、さらに他の生徒も議論に参加してくると、もはや何がなんだかわからなくなります。
途中から菩薩みたいな顔になってました我。
さすがにこれは実力不足すぎる
幸い全員が当てられて意見を求められるということはなかったのですが、それにしても付いていけなさすぎて撃沈でした。
さすがにこれは履修するには実力不足過ぎるし、履修したら単位落としそう。
公式HPには「英語力の自信がないけど高めたい人は、ぜひ履修してください」って書いてあったのにぃ。
ということで、履修を諦めることにしました。やる気だけでは追いつけない世界がある…うむ。
結局、その日の105分の授業で発言していたのは留学生ばかりで、少ないながらもクラスにいた日本人は誰も発言しませんでした。
日本人学生も英語は話せそうな雰囲気に見えたけど、自分の意見を持ってディスカッションに参加するというのは、英語を話せる人でもハードルが高いのかもなと思った次第です。
「英語スピーキング初級」みたいなクラスがあれば、前のめりで履修するのにな。それはもう駒場の1〜2年生でみんな終えてるのかな。
Hasta luegui!!!
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