3年Sセメスター(春夏学期)終了して感じたこと

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大学の授業が本格化してからあっっっという間に時が過ぎ、Sセメスター(春夏学期)が終了して夏休みに入りました。

ちょこちょこブログを書こうかなと思っていたのだけど、まったくそんな余裕がなく、日々予習と復習でいっぱいいっぱい。自分の理解力と思考力の低さに愕然とするばかり。

そんなこんなで、毎日必死に大学に通っていたらいつの間にかSセメが終わっていたという感じです。

学士入学したアラフォー大学3年生のSセメスターの振り返り記録。

目次

週5日の通学

東京大学文学部美学芸術学専修課程を卒業するためには、2年間で76単位を取得しなければなりません。

卒論は12単位。必修のゼミ(演習)と選択必修の授業、それ以外の授業で64単位です。単純に割ると、1セメスターあたり10コマくらいのイメージ。

私は3年Sセメスターで1日2〜3コマ履修で、毎日通学していました。人によっては授業がある日を決めて、週1〜2日休みにしている人もいると思います。

4年のAセメスター(秋冬学期)は卒論に集中するだろうことを考えると、早めに多くの単位を取得しておくのが得策なよう。

だから本当はもう少し履修を履修数を増やしたかったのだけど、処理し切れるか心配だったので1日2〜3コマに落ち着きました。結果的にこれ以上増やしていたらバッファオーバーフローになっていたと思うから、これはこれでよし。

大きな風邪を引くこともなく、毎日通学できてすべての授業皆勤することができました。

授業に出たから単位がくるというわけではないけど、自分で学費を払っているのもあって授業が受けられる機会を無駄にしたくなかった。ひとつのプチ目標が達成できてよかったです!

私生活と大学生活の両立

毎日大学に通うのは体力的になかなか大変です。私は住まいが大学の近くではないので、まず混んでる電車に乗るだけでも疲れる。

そして、ほぼ毎日自炊してお弁当も持参していたので、大学通学と日常生活を送るだけで1日が終わる感。スペインに留学したての頃、日々の生活を送るだけで精一杯だったことを思い出しました。

大学で初めて一人暮らしをしている学生はすごいよなと。暮らすことそれ自体が大変なことですからね。

アルバイトと在宅の仕事もしているので、大学の勉強100%に振り切れないもどかしさもあります。でも、仕事しないと生きていけないし、勉強だけだとそれはそれでストレスが溜まるのかもしれない。

ともかくSセメは思うように勉強のリズムが作れなかった部分もあり、Aセメは自炊を減らすことと、仕事の配分を変えることを考えています。

授業の予習復習事情

大学生ってこんなに勉強時間が必要だったっけ?と思うほど、予習復習の時間が足りません!

授業が105分なので(長いよね)1回の授業で結構進む。それに加えて、みなさん思考力が高く理解力も早い(と私は感じる)のだけど、私はわからない部分を解消できないまま家に帰るので、復習にとても時間がかかります。

ゼミで読む本や原典講読で読む文献は予習をしていくけど、これまた理解力が低過ぎて1回読むだけじゃわからないので、予習にもびっくりするくらい時間がかかったりします。英語を読むのもきっと遅いのよね…。

そんなこんなで、授業の予習復習はめっちゃ大変!

予習復習だけで私はこんなにてんてこまいなのに、さらに参考文献や本を読んでいる人がいる。どこにそんな時間が!?と激しく驚いております。

文学部の試験とレポート

社会人になってからは資格試験以外で試験というものを経験したことがありませんでしたが、大学生には試験と評価というものがあります。(あたりまえ体操)

文学部の科目は筆記試験よりも期末レポート提出が多いみたい。私が履修していた科目で筆記試験があったのは、フランス語のほかに2科目だけ。他はすべて期末レポートでした。

20年前の大学生のときは商学部だったのですが、期末の評価がレポートだった記憶はあまりなく、ほぼ試験だったと思います。(苦手科目は会計系)

なので、レポート提出がこんなに大変だとは想像していなかった!

文字数は少ないものだと2,000文字以上。がしかし、ほとんどは4,000文字以上、またはA4で5枚以上。さすが文学部、結構書かせるのねと思ったのでした。

でも書いていると、2,000字ってあっという間なのよね。むしろきちんと主張を論証していこうと思うと全然オーバーして、削る作業が必要だったりもしました。

ただ、私の場合はテーマ決めや問いを立てるのにものすごく時間がかかります。関連する書籍を読んだり、論文を検索したりしながら、授業に関連することを問いと主張という形で絞り込んでいくまでが一苦労。

レポートを書き始めるまでにこんなに時間がかかると思っていなかったので、提出締め切り前は夜中までレポートを書いて、印刷して読んで何度も書き直して、を繰り返していました。

複数のレポートの締め切りが重なるともう大変。レポートの方向性をもっと早く決めるべきだったー!と後悔したのでありました。

結局すべてのレポート提出が終わったのは、私が履修した中で一番遅いレポートの締切日だった8月11日。そこでやっと夏休みに入れた感がありました。

Aセメはもう少し計画性を持ってレポートに取り組みたいな。関連書籍は授業を受けるのと並行して行い、授業期間が終わったらすぐレポート執筆に取り掛かれるように。

ちなみに、レポートを書いている途中に阿部幸大『まったく新しいアカデミックライティングの教科書』(光文社)という本を買いまして、参考にしました。

著:阿部 幸大
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私が時間がかかったのは、この本でいう「アーギュメント」の部分です。実際に「アーギュメント」が作れていたのかは謎。この本は夏休みに熟読したい。

Sセメの反省とAセメに向けて

新しい環境に慣れるのは大変なことだと痛感しました。

20年ぶりの大学生活、新しい土地での一人暮らし。今までの生活から一変しているので、心も身体も少しずつ順応していかないとね。

Sセメの反省からAセメに改善したいことは

  • 夏休みの読書を通して前提知識を増やす
  • 授業に関連する書籍は授業と並行して読む
  • 読むスピードアップ
  • レポート提出スケジュールの逆算をしっかり
  • 自炊はほどほどに

このあたりかな。

予習復習だけで精一杯にならないように、視野を広げることができるように。そして私生活もちゃんと充実させて息抜きができるように、詰まないように、大学生活を送りたい。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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