センティードかパソか?フラメンコの新しいパタを教わる時の考え方

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フラメンコのクラスを受けていて、新しいパタイータやエスコビージャを教わる時に考えることがあります。

それは、先にセンティードを理解するかパソの順序を身につけるかです。

センティード(sentido)とは、コンパスにどのように音が入っているかということでこの記事は書きます。

個人的にはセンティードを先に理解して頭と体で覚えてから、パソの順番を身につけるやり方が自分に合うと思っています。頭で理解すれば、パソの順番を格段に取りやすくなるから。

フラメンコのクラスで新しいパタを教わる時、何が重要なのかを考えてみました。

moni
あくまでも私の個人的な考えdess!!
目次

まずはセンティードから

バイレのクラスで新しいパタやエスコビージャの流れを教わる時、そしてそれが見たこともないような難解なものな時は、まずはセンティードを理解するようにしています。

センティードが理解できていないと、コンパス感が出ないというのが私の思うこと。パソの順序だけ覚えてもコンパスにどのように入ってるのか理解できていなければ、それは単なる動きでしかない。

だから、まずはセンティードを理解することが先だと思うのです。そして、そのためにはコンパス感が最も重要。

自分の中でコンパスを渦巻かせて、どのように音が入っているのか理解することを最初にやります。

どうしても理解できない時は、目をつむって音だけを聴くことに集中する。

なぜかというと、このパソの動きはこういうセンティードで入っているはずだという先入観をなくしたいからです。似たようなパソを知っていると、その感覚が新しいパソを理解するのを邪魔してくることがある。

moni
自分のコンパスの理解がいかに曖昧かを思い知るタイミングでもあります…。

プランタ・タコンの動きを目で見てしまうと、誤ったセンティードを感じてしまうことがあります。目をつむって音だけに集中すれば、視覚による頭の誤解がなくなるのです。

バイレフラメンコを練習していくにあたって、頭を鍛えることは必要だなと感じます。

パソはセンティードが理解できてから

コンパスに対して音がどのように入っているか理解ができたら、次に足や手の動きを身につけていきます。

この音はゴルペなんだなとか、この3連はプランタ>タコン>タコンで表現しているんだなとか、具体的な足の動きを理解し、それに対して上体がどのようになっているかを確認します。

moni
私には足の動きと上体のコンビネーションは難しい。でも、両方できてこそバイレだとよく指導されます。うむ、頑張ろう。

パソの順序が違っても、センティードとアセントが同じなら良いと究極には思います。パルマで表現するか、タコンで表現するか、音の好みと表現したいものによって異なってくる。

例えば、ゴルペがプランタになっちゃったブレリアのパタを踊っても誰も「は?」と思うことはないですが、センティードを理解せずパソの順番だけなぞったフエラ・コンパのブレリアを踊ったら「は?」と思われるでしょう。

センティードが理解できていれば、フラメンコで最も重要なコンパスを外すことはない。だからやっぱりセンティードの理解が先なのだと私は思います。

センティードを理解しているのにパソがうまくできないのは、テクニックによる問題。練習不足や訓練不足なので、その動きが出てくるテクニカをひたすら練習します。

フラメンコのクラスでは耳を澄ませる

同じ先生のクラスを何度も取っていると、その先生の癖がわかってきて新しいパタを教わる時も取りやすくなります。(自分らしくできるようになるかは別の問題!汗。)

逆に初めて習う先生の時は、足の運びの癖やセンティードの癖がわからないので難しく感じる。そんな時は、耳を澄ませてまず音を理解することから始めます。

初日は理解できなくても、毎日聴いているうちにある日すっと身体に音が入ってくる瞬間があって、「あ、今ちょっと進んだ」と思えることがあります。地味に嬉しい瞬間なり。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため、会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし。スペイン生活の中で気づいたこと、セビージャのこと、旅の思い出、スペイン語などなどをブログに記録。熱中したら止まらないB型。Sevilla tiene un color especial〜♬
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