スペイン語で過去のことを言及する時、現在完了、点過去、線過去の3つで表すことができます。
なんで3つもあるんだ!と最初は思ってました。特に現在完了と点過去って違いがあるの?どちらも過去のことだから同じじゃない?って。
スペイン語の先生からある考え方を教えてもらってから、現在完了と点過去の違いがよくわかるようになりました。
というわけで、スペイン語の現在完了と点過去の違いをまとめてみます。
スペイン語の現在完了とは
私がスペイン語の先生から言われて「わかりやすい!」と思ったのは、こちらの考え方。
まだ終わっていない時間軸の中で起きた過去のできごとは現在完了形。
まだ終わっていない時間軸とは、今日、今週、今月、今年、今まで(に〜したことがある)です。
今日はまだ終わってない
今週はまだ終わってない
今月はまだ終わってない
今年はまだ終わってない
今までに〜した=私の人生はまだ終わってない
今日学校行った。
この映画観たことがある。
現在完了形は「今」とのつながりがあるので、「〜した」だけでなく、「〜したことがある」や「〜したばかりだ」という訳し方もあるんですね。
「今日〜しました」の「今日」が明示されていなくても、今日やったことならスペイン語の現在完了形が使えます。
スペイン語の点過去
現在完了は「現在」につながりのある時間軸であるのに対し、点過去はすでに終わった時間軸で起きた過去を表します。
昨日学校に行った。
昨年この映画を観た。
昨日はもう終わった
昨年はもう終わった
現在とつながりのない過去のある時点を示す語句と一緒に使われた場合は、点過去です。
同じ日に起きたことでも…
ここまで見てこう思う人がいるかもしれない。
同じ日に行った動作でも選択する語句によって、現在完了か点過去か変わるということ?
そういうことです!
例えば今が金曜日で今週水曜日(2日前)に映画を観たとします。
今週この映画を観た。
一昨日この映画を観た。
この前の水曜日にこの映画を観た。
1つめは「今週」でまだ終わってない時間軸なので現在完了形、「一昨日」と「この前の水曜日」はすでに終わっているので点過去を使います。
点過去の活用はイレギュラーが多くて覚えるのが大変だったので、初めの方はかなり現在完了を多用していました。
現在完了と点過去の違いは意外と簡単
現在完了と点過去の考え方の違いは、日本でスペイン語の語学学校に通っていた時にスペイン人の先生から教わりました。
それまで英語の現在完了形と過去形の違いもなんとなく使い分けしていたので、この考え方を聞いてから現在完了と点過去の違いがわかりやすくなりました。見分け方や使い分けも楽に。
ひとつだけ覚えておくといいかなと思うのは、中南米のスペイン語では現在完了形を使わないらしいということです。
私はスペインのスペイン語を学習しているので現在完了形を使いますが、中南米の人と話すと確かに現在完了は使われず、今日のことだろうが今週のことだろうが全て点過去が使われています。
そして現在完了形と点過去を間違えて使ったとしても、スペイン人に注意されたことはないです。
なので、友達同士で過去のできごとを話す時は、現在完了と点過去の違いはそこまで厳密には求められないのかなと思いました。スペイン語ネイティブからしたら変な感じはしてるかもしれないけどね。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
関連記事 ▷ 私が使っているスペイン語のおすすめ辞書とアプリ
コメント