スペインで3回引越しを経験しました。慣れない土地では住む場所となるピソ探しも一苦労。
自分が住む部屋はきちんと探しておかないと後々トラブルになるので、ピソ探しは重要です。
セビリアで4回引っ越しした経験をもとに、スペインのピソ探しの方法・ピソの選び方と注意点をまとめました。
ピソの形態を決める
ピソ探しを始める前に決めることがあります。
それは、一人暮らしをするか誰かとシェアするかです。
セビリアでの一人暮らしも考えたけど、スペイン語を日常的に使う環境を作りたいと思い、私はシェアアパート（piso compartir）に住むことにしました。
一人暮らしとシェアアパートそれぞれの利点を比較してみます。
一人暮らしの場合
一人暮らしの利点は、リラックスできるという点かな。
住居をシェアすることに慣れていない日本人からすると、初めのうちは外国人との共同生活はいろいろ驚きとストレスの連続であったりします。
一人暮らしなら共同生活によるストレスは皆無。しかし、そのリラックスをお金で買うということになります。ハイ。高いです、一人暮らしは。
セビリアで一人暮らししようとすると、だいたい月々の家賃相場は450ユーロ〜500ユーロ。それに光熱費や「comunidad」と呼ばれる管理費が別で請求されることが多いです。
シェアアパートは家具が付いていますが、一人暮らし用のピソは家具が備え付けでないこともあるのでよく確認が必要です。家具も買わないといけないとしたら大変な出費になります。
シェアアパートの場合
シェアアパートだったら家賃・光熱費全て込みで家賃相場が月々250〜400ユーロくらいなので、一人暮らしよりは全然安いです。
一人暮らしに比べたらプライベート性は劣るけど、ヨーロッパの人は共同生活に慣れているのであまり気を遣う必要は実はなかったりします。
スペインでの暮らしに慣れている人だったら一人暮らしでもいいと思いますが、スペインの生活に慣れるまではスペイン人との同居をおすすめします。
なぜかと言うと、スペインの生活で困ったことがあった時や病気になった時、シェアメイト（特にスペイン人の）がいるのはとっても心強いからです。
- いつもこの時期はこういうことが起こるよ
- こういう時はこう対応した方がいいよ
など、スペインで生活するには重要なことをスペイン人のシェアメイトは教えてくれます。
ちょっとしたスペイン語や文化の疑問も聞けるしね。結果的に、ピソのシェアメイト（同居人）にスペイン語を鍛えてもらうことになります。
スペインのピソ探しは口コミかピソ探しサイトを使う
スペインでのピソ（シェアアパート）の探し方は、知人の紹介や口コミかピソ探しサイトを使います。
知人の紹介や口コミ
知人の紹介や口コミでピソを探すという人は意外と多く、いいピソに出会える可能性が高いです。スペインはコネ社会。
「友達がピソの同居人募集しているよ。」という噂が耳に入ればラッキー。
これからピソ探しをする人は、インテルカンビオの友達など信頼しているスペイン人に聞いてみたらいいお知らせがあるかも！かも。
Facebookの学生コミュニティグループで「同居人募集！」という記事はよく出ています。夏の間は短期でピソを貸し出すことも多いです。Facebook Messengerでプライベートメッセージを送って、ピソの詳細を確認してことになります。
ピソ探しサイトを使う
私がセビリアで初めてピソを探していた時はスペイン語力がそこまでなくコネもなかったので、ピソ探しサイトで検索するという探し方をしました。
ピソの同居人を募集しているいくつかのピソ探しサイトに登録していましたが、その中で私がよく見ていたサイトは以下2つです。各物件の詳細ページには、写真と家賃と条件（光熱費は別・ペットいます・女子のみなど）が記載されています。
▶︎ idealista
Alquilar（借りる）/Habitacion（部屋）/住む街を選んで検索。詳細なエリアを選択する画面になるので、気になるエリアを選択。（エリアは手動で広げられます。）一覧にずらっと物件が表示されます。
▶︎ roomgo（旧easypiso）
「Donde quieres vivir?（どこに住みたい？」に自分の住みたい街を入力し、アカウント登録を行う。アカウント登録が完了したら住みたい街を入力して、ピソの一覧表示。
BASICOは無料ユーザがコンタクトできる物件。PREMIUMは有料アカウント登録が必要な物件。PREMIUMの物件も時間が経てばBASICOに変わるけど、いい案件だとPREMIUMユーザーに先に決められてしまうという流れ。
モバイルアプリで簡単にピソ探し「Badi」
スペインだけでなく世界のいろんな国でピソ探しができるマッチングアプリ「Badi」があります。4回目のピソ探しは「Badi」で行いました。
▶︎ Badi
同居人を募集している人たちの物件を見て、気になる部屋があればコンタクト依頼を行います。コンタクトを承諾してくれればメッセージ欄でやり取りができます。
自分の属性（性格や趣味、年齢など）を登録しておくと、貸主からもコンタクト依頼がきます。物件の詳細を見て興味があればコンタクト承諾、なければ拒否。
実際「Badi」を使ってみて「とても使いやすいな」と思いました。今後のピソ探しは「Badi」主流でいくかも。
期間限定の学生滞在なら「ALUNI.NET」
学生向けにピソの部屋を貸し出しているサイトでALUNI.NETがあります。
サイト上で予約をして契約するスタイルで、「ALUNI.NET」が間に介在するので初期のみコミッションがかかります。その代わりfianza（フィアンサ）と呼ばれるデポジットはかかりません。
注意したいのは学生向けの物件ということ。どのピソも部屋数が多く（8部屋や12部屋のところも）、いろいろな学生と交流したい人には良いですが、落ち着いて生活したい人には不向きかもしれません。
最低3ヶ月の滞在が必要で、3ヶ月未満の場合は申請を出して審査してもらう必要があります。
短期の滞在なら「Airbnb」
学生以外で1ヶ月〜3ヶ月のスペイン短期滞在するなら、Airbnb（民泊）も良いと思います。
手数料を取られるので直接契約するより家賃は少し割高ですが、入居時のfianza（敷金）がかかりません。fianzaは退去時に戻ってきますが、短期滞在で敷金を払うのはちょっと…という人はAirbnbがおすすめ。
Airbnbは、物件を見に行かなくてもピソの予約ができるので成約率が高いです。
シェアタイプにすればスペイン人と同居も可能だし、貸切タイプにすれば一人暮らしも可能。予算に応じて滞在スタイルは選ぶことができます。
長期滞在の場合はAirbnbは割高なので、短期滞在者向けです。
まずは住みたいエリアの情報収集
ピソ探しの第一歩。自分が住みたいエリアと、そのエリアに住むために必要な金額の情報をリサーチします。
- 学校に近い方がいい
- とにかく中心部に住むたい
- 家賃が安いエリアがいい
など人それぞれ住みたいエリアの条件があると思います。住みたいエリアはどの辺りか、2〜3個に絞っていきます。
私はエリアの雰囲気と家賃相場を見て、住むエリアを決めていきました。
ピソ探しサイトを見れば家賃相場のリサーチはできます。セビリアの中では、マカレナ（Macarena）・トリアナ（Triana）・サンタフスタ駅（Santa Justa）の近くが比較的家賃相場が安い場所でした。
セビリアの各エリアと特徴、治安、楽しさについてはこちらに詳しく書きました。住むエリア選びのご参考に。
見学したいピソを絞り込む
住みたいエリアと自分の予算を比較し、実際に見てみたいピソを決めていきます。
「idealista」と「roomgo」を見て、私がピソを比較した際にチェックしていた項目は以下です。
家賃
限られた費用の中で生活しなければいけないので、家賃が安いことはもちろん重要。
ただ、家賃が安すぎる物件は何かしらの欠点がある可能性が高いので、その欠点に目をつむれるかはよく考えてね。
ピソの欠点となり得ることは、
- 部屋が異常に小さい
- 収納がない
- 超絶ボロい
- なんか臭い
- 不便なところにある
- 大勢住んでいるけどトイレが1個
などです。コストに見合う欠点なのか、注意して見ておくようにしましょう。
光熱費などの月々のコスト
ピソ探しサイトには月額の家賃が記載されていますが、光熱費や管理費が含まれているかどうかわからない場合があります。
家賃に全て含まれていると思ったら光熱費は実費だったとなると予算オーバーで困るので、月々の費用に関しての不明点はメモしておきます。
「光熱費全部込み」というピソは全体の半分か3割くらいかな？水道代と管理費込みのところは結構見ます。この場合は、電気代とガス代は請求書に基づいて請求となります。
インターネット代が別請求のピソもあります。インターネットないと困るので、これは要確認。
基本的に光熱費はピソに住んでいるみんなで割ります。光熱費の目安の相場は以下の通り。
光熱費が全部実費だとすると一人あたり100ユーロ近くはいくので、水道代と管理費は込みのピソをおすすめします。
日本人はきれい好きで毎日シャワーを浴びるから、水道代が別の物件だと「あなたが一番使ってる」的なことを言われちゃうかもしれないし…という危惧があります。
スペインの水道代は高いから、水道代込みだと驚く請求が来なくて安心。
同居人の数とバストイレの数
同居人の人数とバストイレの数、これは意外と重要な注意点です。
例えば6人の同居でバストイレが1個だったらとてもキツイです。バストイレは一緒になっていることが多いので、誰かがシャワー浴びている間トイレにも行けない。
経験上、最低でも3人に1個あたりのバストイレがあることが望ましいと思います。
エアコン・ヒーターがあるか
私は暑さへの耐性は強いので、暑くても我慢できます。でもセビリアの夏は異常に暑いので、扇風機はあった方がいい。
クーラー我慢して熱中症になってしまっては元も子もないので、暑がりの人はクーラーの有無をご確認ください。
私はとても寒がりなので、冬にヒーターやストーブなどの暖房器具が使えるかどうかは確認しました。どこの家にでもあるみたいだったけど一応ね。
禁煙・喫煙
私はタバコを吸わないので、家のサロン（リビング）でタバコを吸われるのは嫌です。
禁煙のピソか、喫煙者がいてもベランダで吸うようになっているピソを探していました。
ピソ探しサイトでは「喫煙者はベランダで吸っています」と書いてあっても、実際見に行ったらタバコの臭いが充満しているピソがあります。タバコ吸わない人はピソ見学の時に要チェック！
洗濯物を干す場所があるか
私は洗濯物を外に干したい派です。屋上またはベランダがあるかどうかはチェックしました。
スペインの住居では、吹き抜けにロープを張ってそこに干す場合も多いです。
夏は暑いし上階ならいいけど、下層階では冬に吹き抜けまで光が届かない。吹き抜けのロープに干すタイプは洗濯物が乾きにくいから私はあまり好きではないです。
インターネットWiFiがあるか
今の時代、インターネットWiFiがない物件というのはほとんどないのですが、稀にインターネットWiFiなし物件があります！
インターネットがなかったら全て携帯電話のインターネット契約で過ごさなければならない。まさかそんな…。
学校の先生が紹介してくれようとした物件は、「インターネットWiFiないんだけど」と言われお断りしました。
最低契約期間
各物件の条件にピソの最低契約期間が記載されています。（されていなければ要確認事項）
実際に住んでみないとわからないこともたくさんあるから、最低契約期間が1年以上という長いものは要検討です。
ピソの最低契約期間はだいたい3ヶ月〜半年の物件が多いです。契約期間満了前にピソを退去すると、残り期間分を払わなければいけないので注意が必要です。
ピソ見学を申し込む＆不明点について質問
「idealists」や「roomgo」のサイト経由、またはWhatsApp経由でピソ見学の申し込みをします。
物件詳細のページにWhatsAppの連絡先が書いてある場合は、WhatsAppで連絡した方が返信率が高いです。
こんな感じです。WhatsAppで送る時はカジュアルな感じの文でもOK。カジュアルとは言え丁寧表現使っているので問題ありません。
返信がこない
で、全員が返信してくれるわけではありません。
結構な確率でスルーされます。
返信くらいしようぜ。
「もう同居人決まってしまいましたー。」という場合も結構多い。
本当の場合もあるけれど、それを言われた次の日にサイトに「同居人募集中」の再告知が出たりすると、「アァ嘘だったんだなー。」とちょっと凹みます。
同居人を募集している側からしてみたら
- 学生とは一緒に住みたくない
- 契約期間が短い人には貸したくない
- 外国人（もしくはアジア人）とは住みたくない
という心理もあるのだと思います。
メールで探ってくる
WhatsAppの返信がきてからも、ピソ見学に行くまでにはハードルがあります。
- どこの国の方ですか？
- 学生ですか？
- おいくつですか？
- いつまで住むつもりですか？
などなど尋問されます。
学生お断りのピソだったり、若い子を探しているピソだったり、最低6ヶ月以上滞在してほしい、だったりのオーナー事情があるからです。
ここは相手の出方を見ながら慎重に。
例えば「trabajador（仕事がある人）が好ましい」と書いてあった場合、「定額収入があるのが望ましい」というケースもあるけど、「社会人としての教養を持った人が望ましい」という意味のこともあります。
trabajadorと記載がある場合は、「今は学生の身分なのですが、日本では働いていました。大丈夫ですか？」と聞くようにしていました。
他のピソを紹介してもらえることも
見学を申し込んだピソのオーナーから、他のピソを紹介してもらえることがあります。
あなたの希望物件はもう貸し出しちゃったけど、他のピソあるからそっちを紹介するよ。
知り合いが別のピソを持ってるので紹介します。
などなど。
もともと希望のエリアでなくても見に行ったら「素敵なピソじゃーん。」てこともあるので、私は紹介してもらったら見に行くことにしています。
ピソ見学に行く&ピソの選ぶ
晴れてピソのオーナーから返信が返ってきたら、ピソの見学に行きます。ピソの見学にたどりつける確率は7〜8分の1くらいかな。
ピソの見学に行くと写真だけではわからないことが浮き彫りになります。
- 写真で見るよりかなり部屋がちっちゃいなー。
- 収納が全然ないなー。
- 自然光がない部屋だなー。
- この人数でトイレ１個かー。
- 同居人がヤンキーだなー。
ピソ選びの注意点となる部分はよく確認しておきましょう。
エリアは安全性重視
セビリアは比較的安全と言われる街ですが、それでも日本のようにボケーっとしてたら物も盗られますし、夜中に女子が一人で歩いても絶対大丈夫ということはありません。ピソのエリアは重要です。
注意点は、夜に人通りがすごく少なくなるエリアではないか、道がとても狭くて袋小路になっていないか、などです。特に女子。
夜にそのエリアを歩いてみて怖いなーと感じることがないかも確かめておきました。
語学学校の先生に「カンザスシティのあたりは治安があまりよくない」と言われました。真冬や夜遅くは人通りが一気に少なくなるため、外国人と一目見てわかるあなたが住むのはちょっと危険かも、と。
こういった現地の人の意見もとても大事です。
部屋の広さも見よう
ベッドと机、以上！みたいな部屋は後々居心地悪くなるかなーと思いました。ある程度の部屋の広さはほしいです。
部屋の快適さは3ヶ月だけ住むのか、1年くらいは住みたいと思っているのか、でだいぶ違います。
短期なら我慢できることも、長期だとなかなか我慢の限界きます。
滞在期間が長くて荷物が多い人は収納の広さもきちんと確認した方が良いです。収納がほとんどない部屋ってあるんです。
陽の光は人間の生活に重要
マンションの吹き抜け側の部屋は、陽の光があまり入ってこないので要注意です。
moni陽の光を浴びないと人間は偏屈になるYO!!
私は吹き抜け側の部屋に住んでいたことがありますが、小さくて陽の当たらない部屋で生活していたらストレス溜まって卑屈な人間になりました…。
陽の光は人間の生活に必要なものなんだと心底思いました。
きれいに掃除されているかチェック
ピソが新築である必要はないけれど、シェアメイトによってきちんと掃除がされているかどうかはピソ選びの注意点です。
汚い人は本当汚いからね。ピソの見学に行けば清掃事情は一発でわかると思います。
以前にゴミ捨てを全くせず、水周りの掃除もしない同居人2人と住んでいたことがあります。全て私がやっていました。
ゴミ捨てや掃除は小さいことですが、毎日自分だけがやっているとやはりストレス溜まります。
同居人との相性はよく見よ！
セビリアで3度の引っ越しを経験して、同居人との相性が良いかはとても重要だと悟りました。
私がセビリアで1度目の引っ越したのは、スペイン人の女の子とスイス人の男の子の夫婦が住んでいるピソ。
夫婦と同居するということに少し悩んだのですが、同居人の彼らは本当にいろいろ親身になってくれ、スペイン語やスペインの文化を教えてくれたり、料理を振る舞ってくれたり、彼らの友達を紹介してくれたり、とセビリアでの生活に刺激を与えてくれていました。
ピソの同居人兼、現在も友達です。
2度目の引っ越しの後に住んでいた同居人2人とはあまり相性が良くなく、4ヶ月くらい一緒に住んでいたのに私が知らない間に引っ越していた、という驚きの体験もありました。
同居人が引っ越す最終日に私は家にいたのに、何の一言もなかった。彼が引っ越したことを、他の同居人から聞いて初めて知ったという事実。すごくない？
毎日顔を合わせる同居人との相性が悪いと、小さなストレスが溜まってきます。相性の良い同居人を探そう。
契約書の有無は要確認
スペインでの生活に慣れるまでの間は、後々もめないために契約書のある物件の方が安心です。きちんと法律に則って貸しています、というところであればなお安心。
スペインのピソの契約書には
- 家賃や光熱費の支払い方法
- 退去時は何日前に連絡
- やってはいけないこと
など、日本の賃貸契約書と同じような内容が書かれます。
面倒だけどスペイン語の契約書は全部目を通しましょう。不安だったらスペイン人の友達に見てもらった方がいいっすね。
ピソ関連で揉める要素は、
- 退去時に保証金（fianza）が返ってこない
- 何かの修理があるたびに修理代を支払わされる（こちらの過失でない場合は通常は家主が支払います）
- 光熱費の支払い金額が不透明（言い値で請求される）
- 突然1週間後に出て行ってと言われた
などです。
これらのケースで契約書がない場合はピソのオーナーにも非があるのだけど、それと戦うスペイン語力がないから結局泣き寝入りする感じになる人が多いです。
契約書関連はピソ選びの重要な注意点となるので、きちんと確認しましょ。
家賃の支払い方法も確認
私はスペインの銀行口座を持つ前だったので、家賃は手渡しでOKかを確認しました。
ほとんど手渡しOKのはずですが、銀行振込のみ対応だったらスペインの銀行口座を作らなければなりません。
私がピソを決めた時の選び方
ピソの見学も終わり、いよいよピソを決めていきます。
私がピソ選びをした時の決め手となったのは以下です。
やはり重要なエリア
私にとってはエリアは大事。
夜遅くでも人通りのある道でセントロにも近く、行動範囲にも近い。近くには市場やスーパーがあり、買い物に便利。
家賃は少し高いエリアでも、安全は金を出してでも買え！と私は思ってます。だってビクビクして夜歩きたくないもん。
バストイレが十分にある
しつこいようですが、バストイレの個数は十分あるのに越したことはありません。
だって、スペインはシャワールームとトイレは同じ部屋にあるの。だからトイレ行きたくても誰かがシャワーを浴びていたら入れません。
朝の時間がない時だったりお腹が痛い時だったら我慢が結構大変じゃないですか。
だからバストイレの数が十分であるピソを選びました。
同居人との相性は最重要
同居人との相性はとっても重視しました。
セビリアで語学学校のピソから普通のピソに初めて引っ越しをした時の話。
ピソの見学に行った時に、スペイン人の女の子の方は不在だったのですが、スイス人の旦那さんがとても私を気に入ってくれました。私も気が合いそうだなぁと思って、8割方そのピソへの入居を心の中で決めていました。
見学が終わってまだ迷っていた2日後くらいに、女の子の方が
旦那さんがあなたをとてもいいと言っていたので、もしあなたも同じように考えていてくれたら是非前向きに検討してほしい
というような趣旨のメールをくれました。この時点で98%この物件に決めていました。
一応女の子の方にも直接会っておこうと思い、その後女の子にも会ってその日のうちにそのピソへの入居を決めました。結局フィーリングが合ったことが最大のポイントです。
ピソ見学の時は、相手もこちらのことを「この子は相性がいいかな？」という目で見ていますので、そのつもりで。
2度目の引っ越しの時は費用重視だったのであまりフィーリングまで見ていなかったけど、結局居心地が悪くなって半年で引っ越すことに。
3度目の引っ越しの時は、ピソ見学時に同居人との相性を見て、同居人の友達にも会って決めて正解。2年住みました。
ピソ入居の契約&引っ越し
ピソの入居日を相談して、入居日に契約書を交わします。
契約書は事前にメールで送ってもらえれば送ってもらって、チェックし問題ないことを確認しておきました。
スペイン人のお友達からは「契約書に齟齬がないかどうかはくまなくチェックしろ」と言われていたので慣れないスペイン語と格闘しながら読みましたが、日本の賃貸契約でも書かれているような至って一般的な内容でした。
最低契約期間と契約期間延長の方法だけはきちんと確認したかな。
セビリアで3度引っ越しを経験しましたが、いずれも引っ越し業者は頼みませんでした。というか、引っ越し業者ってスペインにあるのかな？
3度目はかなり荷物が多くなっていたけど、スーツケースで行ったり来たりを繰り返して引っ越し完了しました。
ピソは重要
スペインに住む期間にもよりますが、ピソは重要です！
家はくつろぐための場所。そして一番多くの時間を過ごす場所。
家に不満があるとストレスが溜まりますし、他のことにも集中できなくなります。家は本当に重要だなと3度の引っ越しを経て実感しました。
ピソ探しは骨が折れますが、快適ライフのための重要なステップと捉え、満足のいくピソを見つけましょ。
これを見たみなさまが、良いピソに出会えるよう祈ってます！
長文を最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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