セビリアから日帰りで観光できる近郊の町は結構あります。へレス、カディス、コルドバ、ロンダetc…
早朝出発でがんばって日帰り観光できるところもあれば、日帰りするのにちょうど良いところまで様々。特徴も様々。
アンダルシアの田舎はのんびりしていて、都会とは違った雰囲気が魅力です。白い村もかわいい♡
というわけで、セビリアから日帰り観光できるアンダルシアの町をまとめてみました。アンダルシア観光の参考にしてみてくださいませ!
へレス・デ・ラ・フロンテーラ
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラはシェリー酒が香る町。週末にはペーニャでフラメンコの催しがあり、商業的でないフラメンコも見られます。
セビリアからヘレス・デ・ラ・フロンテーラまでは電車やバスで約1時間。本数も多いので日帰りにぴったりです。
バルやタバンコと呼ばれるシェリー酒の直売所で、シェリー酒を飲みながらタパスをつまんだり、何軒かはしごしたりするのも楽しい。
ヘレスにはシェリー酒のボデガ(酒蔵)がいくつかあって、シェリー酒の製造工程などの見学ができます。
試飲ができるので、お酒好きな人はボデガの見学おすすめですよ!
日帰りだとペーニャのライブは見られないので、ヘレスでフラメンコを楽しみたかったら泊まり覚悟。車があるなら終わった後に帰ってくることもできなくないけど、ペーニャの催しは終わるのが遅いので泊まりが無難です。
カディス
とにかく明るい港町の雰囲気を感じたかったら、カディスがおすすめです!私がセビリアの次に住んでみたいスペインの街。
海岸沿いを散歩したり、おいしい魚介類のフライを食べたり、カディスでは心が晴れやかになるような楽しい1日が過ごせます。夏はビーチが大人気。
セビリアからカディスまでは電車やバスで約2時間。どちらも本数が多いので十分日帰り観光できる距離です。
3月のカーニバルでは、底抜けに明るいカディス人の心意気が見られます!街の至るところで歌ったり、パフォーマンスしたり、レベルが高いのもあるし、お笑いに命かけてる的なグループもあって本当に楽しいです。
カディスに行ったら魚介のフライは絶対食べましょ。安いしめちゃくちゃおいしいです!
コルドバ
アンダルシアの中でも人気の観光地コルドバ。世界遺産となっている歴史地区にあるメスキータ、ローマ橋、花の小径など見どころがたくさんで、写真映えするスポットも多いです。
セビリアからコルドバまでは電車で約1時間、バスだと約2時間。最終電車が遅いので、電車なら日帰りでもローマ橋のライトアップを見ることができます。
メスキータやアルカサル、カラオーラの塔に入場するなら、午前中の早い時間にコルドバに着いていた方が良いです。
コルドバと言えば、アンダルシアの名物グルメが集まる街でもあり、おいしいご当地グルメがあります。
サルモレホ、フラメンキン、牛テールの煮込みなどコルドバグルメも楽しんでください
アルコス・デ・ラ・フロンテーラ
アルコス・デ・ラ・フロンテーラはアンダルシアの白い村の一つ。ミハスやフリヒリアナのような有名なスペインの白い村ではなく、観光地化されていない素朴な白い村です。
セビリアからアルコス・デ・ラ・フロンテーラまでは、直通のバスが1日2本出ています。所要時間は約2時間。朝一のバスに乗って、夕方のバスで帰って来ればセビリアから日帰り観光は可能です。
アルコス・デ・ラ・フロンテーラは小高い丘の上にある白い村。展望台からの見晴らしが良く、大泉洋が泊まったというパラドールでお茶しながらのんびり過ごすのもおすすめです。
アルコスとはスペイン語で「門」の意味で、村の中は本当に門(アーチ)が多いです。アーチの中に吸い込まれちゃいそうな不思議な村。
サンルーカル・デ・バラメダ
おいしい魚介類とシェリー酒を楽しむ食い倒れ旅なら、サンルーカル・デ・バラメダで決まり。私がサンルーカルに行った時はとにかく食べました!
セビリアからサンルーカル・デ・バラメダまではバスで約1.5時間。1日10本近くあるので、日帰りで十分楽しめます。
バルで新鮮な魚介類(特にエビが有名)やシェリー酒(マンサニージャ)を楽しんだり、シェリー酒のボデガを見学して試飲しまくったり、夏はビーチ競馬が楽しめたりと、サンルーカルは実は魅力いっぱいなのです。
ガイドブックにはあまり掲載されていないけど、グルメ好きならサンルーカルは行っておきたいところ。胃の準備をして行ってね!
タリファ
アンダルシアの村の中でかなりのお気に入りは、タリファです。タリファはイベリア半島の先端にある村。海の向こうにはモロッコが見えます。
セビリアからタリファまではバスで約3時間。1日4本しかないけど、朝一のバスでタリファに向かい、夕方タリファ発のバスに乗ればがんばって日帰り観光できます。
グスマン城の城壁を歩けば、白い村タリファが良く見渡せます。海沿いなので魚介類もおいしいYO。
そしてタリファを訪れたら絶対行ってほしいのは桟橋!
左側は穏やかな地中海、右側はアグレッシブな大西洋と桟橋を挟んで全く異なる2つの海が拝めます。初めて行った時、海のパワーに感動しました!
ロンダ
スペインアンダルシアの人気観光地のロンダ。崖の上に立つ圧巻の景観が特徴です。
セビリアからロンダまではバスで約2.5〜3時間。朝早くからバスがあるので、日帰り観光も楽しめます。
ロンダは本当に崖の上に立っているので、高所恐怖症の人はちょっぴり覚悟が必要かも。ヌエボ橋を下から見上げる角度も迫力あります。
日帰り観光もできるロンダですが、実は泊まるとさらに素敵。夜はヌエボ橋がライトアップされ、静寂の中で幻想的な景観が楽しめます。余裕がある人はぜひ宿泊を!
ハブーゴ
ハブーゴはアンダルシアの生ハムの村!とにかく生ハムが好きな人はハブーゴかアラセナが良いです。私はハブーゴ推し。
セビリアからハブーゴまではバスで約2時間。1日2本で平日だとハブーゴ滞在時間が短すぎるので、週末旅行がおすすめです。
ハブーゴ観光のメインは、スペイン生ハムの有名ブランド5J(cinco jotas)の生ハム工場。工場見学の最後には、プロがカットした恐ろしくおいしい生ハムが食べられます。
書いてるだけでヨダレ出てきた…。
ウトレラ
セビリアからもっと気軽に日帰り観光してみたいなら、ウトレラはいかが?観光客などほとんどいない田舎の村です。
セビリアからウトレラまではセルカニアスという近郊列車で約30分。30分〜1時間おきに電車が出ているし、ウトレラは村がとても小さいので半日観光でも十分です。
ウトレラはフラメンコが有名。フェルナンダ・ベルナルダ像や、カンテの歌詞に出てくる “fuente vieja” がウトレラにあります。
そしてスイーツも有名。「モスタチョン」と呼ばれるウトレラの銘菓を楽しみましょ。
セビリアを拠点にしてアンダルシア旅を楽しんで
セビリアから日帰り観光できる町や村は意外とあります。ガイドブックには掲載されていないような小さな村でも、素朴な景観やグルメが楽しめる!
そして、セビリアは日帰り観光できる都市かとたまに聞かれますが、セビリアの滞在が日帰りなのはもったいないです。
セビリアを拠点にしてセビリア滞在を楽しみつつ、アンダルシアの他の都市へ出かけると良いですね。セビリアの後はマラガなど、便の良い他の都市に移動するのもおすすめ。マラガの周辺もかわいい村が多いです。
素朴な魅力いっぱいのアンダルシア旅を楽しんでください♪
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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