スペイン人も間違える!文法にとらわれすぎないスペイン語

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スペイン語を話す時に文法を間違えないように話さなきゃと思って、固まってしまうという経験は誰にでもあるはず。

実はスペイン人も文法的に間違っていることは多々あります。

moni
だから、スペイン語の文法にとらわれすぎる必要はないと思います。

だってスペイン人も間違ってるから。スペイン人も間違える文法ってどんなの?をご紹介します。

目次

文法を気にしすぎる必要はない理由

もちろん文法正しくスペイン語を使いこなせたら素晴らしいです。教科書のお手本のような話し方。

しかし、実際のスペイン人は教科書でスペイン語を体系的に学んだわけじゃないから、文法的に変な時も多々あります。

正しくないスペイン語が口語として蔓延しているものや、時代と共に使い方が変化していったものなど。言語は時代に合わせて変わっていくものだしね。

日本語を考えれば同じです。ら抜き言葉とか尊敬語と謙譲語がごっちゃになってたりとか、反対の意味に勘違いされている言葉とか。

日本人である私たちが、必ずしも日本語を正しく使えているとは限らないのと同じです。

私はどちらかというと文法正しく使いたい派ですが、口語でよく聞くものに関しては使っちゃいたいかなと思ってます。耳がそっちに慣れているので、教科書よりも耳に合わせようかなという感じです。

こっち来て「Venirse」

複数の人に「こっちに来て」とスペイン語の命令文を使う時、正しい文法であれば「Venganse」となります。

しかし、日常の会話で「Venganse」と言っている人を見たことがない。

みんなに対して「こっちに来て」と言う時何と言っているかというと、

Venirse pa ca.(Venirse para acá.)
こっち来て。

動詞venirに3人称複数のseをつけただけ。つまり動詞の原形を使う。

この言い方は本当によく聞きます。

主語と動詞の活用がゴッチャ「Ustedes sabéis」

これは私の周りだけかもしれない、文法的に正しくないスペイン語です。

主語がustedesで3人称複数で例えば動詞saberを使う時、文法上正しい動詞の活用は「saben」です。

しかし、日常の会話でustedesが主語の時の動詞の活用がどうなるかというと、

Ustedes sabéis que Ana ha aprobado el examen?
アナが試験に合格したってみんな知ってる?

主語が3人称複数(ustedes)でありながら、2人称複数(vosotros)の動詞の活用を使うのです。この場合のustedesは丁寧表現としてではなく、みんなに対して言いたいから。

フラメンコのクラスの中で、先生が生徒たちに対してよく言います。しかも一人じゃなくて、複数の先生が言っているのを聞きました。

moni
だから、私もustedesの後の活用で2人称複数を使うようになっちゃった。

動詞の活用を間違えるスペイン人

スペイン語を勉強している私たちを悩ませるスペイン語の動詞の活用。頭を悩ませているのはスペイン人も同じだった!

あまり使わない不規則の動詞の活用は、スペイン人も間違えることがあります。

この前、動詞conducirの接続法過去の1人称単数の活用ってなんだっけ?って話になって、あるスペイン人の友達が「conducieraだよ!」って言ってました。

正しくは「condujera」か「condujese」です。

正しくないスペイン語を書くスペイン人

メールやSNSなど文章にした時に目にする文法的に間違ったスペイン語。話している時は同じ音だから気がつかないけど、文章にしたら間違ってるぜってこともあります。

動詞「haber」を「a ver」と書く人、意外と多いです。

正)Me alegro mucho de haber conocido a Paula.
私はパウラと知り合えてとても嬉しい。

誤)Me alegro mucho de a ver conocido a Paula.

ずーっと疑問だったのですが、本人が間違っていることは承知で別の書き方をしているのか、間違った書き方で覚えているのかは謎です。

スペイン人がやれば「わざとやってんのかな?」と許される感がありますが、日本人がやると単なる理解できてない人に見えるからこれを使うのはやめた方が良いかもな。

文法でガチガチになる必要はない

日本語は曖昧に使うこともあるのに、外国語だと文法を正しく使おうとしてなかなか口から言葉を発せないという人もいるはず。

私もスペイン語を習い始めの頃は頭の中で文法を考えているせいで、会話のテンポが遅くなっていた気がします。

だけど、スペイン人で間違っている人もいるから。母国語でも間違えることはあるんだから。日本語だってそうだよね。

文法の間違いを気にしすぎて萎縮する必要は全くない!

自分の耳を信じて、どんどん話そう!

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 同感です。私の主人はセビリア出身ですが、やはりustedesの後、二人称複数を使ったりします。後、la calorと、名詞の性を間違えて使いますが、セビリアではla calorたまに聞くことがありました。私は行き当たりばったりスペイン語で話してます~(笑)

    • >ありささん
      コメントありがとうございます。わー!参考になります(^^)
      ustedesの動詞が2人称複数になるのはこちらの人の使い方なんですかね?
      セビージャの人は「Mucha calor!!」ってすごい言いますよね。でも、haceが入ると「Hace mucho calor」って言っている気がします。使い分けていて逆にすごいなって。
      スペイン語は文法の勉強から入ったので「ん?」と思うことはあったけど、最終的には耳が慣れている方に寄せられていきますね。笑。

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