スペインで生活していると、ギャラや報酬・利益と言ったお金関係のスペイン語を耳にすることがあります。
日本ではギャラや報酬といったお金の話は親しい人の間柄でしか話さないですが、スペインでもそれは同じです。
しかし、アーティストのギャラの話、弁護士に支払う報酬の話など、お金の支払いに関連する単語は生活の中で出てきます。学校ではあまり習わないかもしれませんが、お金に関することは大切なので覚えていて損はないです。
というわけで、スペイン人と仕事をしたりする時に使いそうなギャラや報酬に関するスペイン語をご紹介します。
スペイン語で「ギャラ」
「ギャラ」や「出演料」はスペイン語で “caché” です。
フラメンコを勉強している人や、芸術に携わっている人はよく聴くかもしれない。芸術家や芸能人のギャラや出演料、報酬を表します。
彼女はその仕事のギャラに満足している。
なお、“caché” にはインターネットの世界でよく聴く「キャッシュ」という意味もあります。データを一時的に保存して、処理速度を高くしてくれるあのキャッシュです。
スペイン語で「報酬」
スペイン語で「報酬」の言い方はいくつかあります。日本語でもそうですが、「報酬」という言葉が指している範囲はとても幅広いからです。
以下で報酬を意味する3つの言い方とその違いをご紹介します。
retribución
“retribución” は何らかの仕事に対しての広義の意味での報酬。
以下に説明する報酬は “retribución” の一種に含めることができます。
gratificación
“gratificación” はしてもらったことのお返しに渡す報酬。お金に限るわけではないそうで、謝礼やご褒美に近い感覚です。
会社で支払われるボーナスも、“gratificación” という言い方ができます。
honorario
“honorario” は、弁護士・会計士・社会労務士・医者など、プロの仕事に対しての報酬を意味します。
スペインで弁護士や社会労務士に仕事を頼んだ時の支払いは、“honorario” という形で請求されるでしょう。
スペイン語で「給料」
会社からもらう「給料」を意味するスペイン語は以下の4つがあります。
sueldo
毎月もらう給料のことを示したい時は、“sueldo” を使えばOK。
sueldo base:基本給
sueldo inicial:初任給
salario
専門的な仕事に関する給料は、“salario” という表現も使えます。“sueldo” と意味はほとんど変わらないです。
salario social:失業手当
remuneración
“remuneración” は、報酬というニュアンスも持つ給料を意味するスペイン語。ある仕事に対する給料のことを指します。
paga
支払うという意味のスペイン語の動詞 “pagar” の名詞が “paga” で、給料や支払いという意味です。
paga extra:特別手当(ボーナス)
「ボーナス」は前述の “gratificación” 以外に “paga extra” という言い方もできます。
スペイン語で収入や利益
スペイン語で収入や利益を意味する表現はこちらです。
ingreso/renta
“ingreso” と “renta” は収入や所得を意味するスペイン語です。
beneficio
“beneficio” は利益を意味するスペイン語。金銭的な利益に限らず、良い点やメリットも指しています。
ganancia
“ganancia” は、獲得した証拠となるもの。“ganancia” を使うと、収入や利益をざっくりと表すことができます。
neto
収入から経費を差し引いた利益額という意味で、“neto” という言葉を使うスペイン人もいます。“neto” とは純粋なという意味のスペイン語。
sueldo neto:手取りの給料
単純に “neto” とだけ言われた場合は、収入から経費を差し引いた利益額と思っておけば良いでしょう。
これでお金に関するスペイン語の話題にもついていける!
ギャラや報酬の話は万人の前で話す内容ではないので、出てくる場面は限られるかもしれません。
しかし、日常生活で出てくることもある単語であり、スペインでお金の話になった時は正しく理解しておく必要があります。
スペイン語でお金の話をしなければならない時は、ギャラや報酬、収入や利益を意味するスペイン語を覚えておくと、理解の相違がなくスムーズに話ができるかもしれません!
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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