スペイン語で「わからない」と言う時は「No entiendo.」だけではない!スペイン語で「わからん」という言い方はいくつかあって、それぞれニュアンスが異なるのです。
「Yo que sé.」「No entiendo.」「No me entero.」など、スペイン語の「わからない」の言い方をご紹介します。
シチュエーションによってで「わからない」のニュアンスが異なるので、ちょっとコツがいりそう。
会話の中で頻発されるYo que sé.
「Yo que sé.」は日常的な会話の中で頻出する「わからない」のスペイン語表現です。
スペイン人たちは特に意識しないで使っているようですが、こちとらずっと気になっていました。
会話の中のどのようなタイミング、状況で「Yo que sé.」が使われるのかによって「わからない」のニュアンスが異なってきます。
自分について話している時に使う場合
自分自身について話していて「Yo que sé.」を使う場合は、「よくわかんないけどさ」というニュアンスで使います。
友達が私が嘘をついたと言って怒ってるの、よくわかんないけどさ。
日本語でもありますよね。少し自信がなかったり、理由がわからなかったり、よく考えていなかったりする時に使う「わからない」という意味の表現です。
質問の回答として使う場合
誰かに質問されて「Yo que sé.」と答えた場合は、「私にそんなこと聞かないでよ、わからないから。」というような意味合いになります。
「(今そのことを)考えたくないし、未来も考えないだろう。」というニュアンスも含まれます。
質問の回答での「Yo que sé.」は、友達同士や家族など信頼関係のある中で使う方がいいと思います。
B:Yo que sé. 知らないわよ(なんでそんなこと私に聞くの?)
あまり知らない人に質問されて、「Yo que sé.」と答えたら、「答えたくない」という意思表示になってしまいますので、要注意。
特に信頼関係がない場合は「Yo que sé.」ではなく、「No lo sé.」(わかりません。)を使いましょ。
日本語で言うと「知らんし。」みたいな感じです。目上の人や、そこまで仲良くない人に「知らんし。」とか言わないですよね。それと同じ。
知らない時は「No lo sé.」
知らないというニュアンスでわからないとスペイン語で言いたい時は、動詞saberを使います。
B:No lo sé. わからない、知らない。
理解できない時は「No entiendo.」「No comprendo.」
スペイン語で理解できない、理解していないと言いたい時は、動詞のentenderまたはcomprenderを使います。
entenderとcomprenderはほとんど同じ意味だけど、comprenderの方が深い理解を表します。スペイン語の口語ではentenderとcomprenderの違いはほとんどないですけどね。
あなたの言っていることがわからない。
この後に、
もうちょっと説明してもらえる?
と付け加えれば、よくわからないからもう一回教えてみたいな感じになってよろしいと思います。
私は彼女が考えていることが理解できていない。
口語でよく使う「わからない」はenterarse
何を言っているかわからない時、聞こえない時、どういう意味か理解できない時は動詞entenderまたは、enterarseを使います。
B:No me entero. No te entendi.
何言ってるのかわからない。わからなかった。
No me entero.は日常会話で「えっ?どういう意味?」「どういうこと?」みたいな時によく使います。友達の言っていることがよくわからなかった時に使えるスペイン語です。
entenderに比べるとenterarseはインフォーマルにな言い方になります。
意外と言い方がたくさんあるスペイン語の「わからない」
日本語でもそうなように、わからないと知らないは意味合いが異なります。理解できないも同じ。
スペイン語にも「わからない」の表現がいくつかあるので、状況に応じて使い分けられるとグーです
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luego!!!
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