ヘレスのサンボンバ第二弾!心地よいコンパスと途切れないブレリア

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12月2回目のヘレス滞在。

大々的に告知が出ているサンボンバのイベントはクリスマス前で終わるようなので、最後の駆け込みで訪れました。

残念ながら雨が降って外や中庭での催しは中止になっていたけど、ペーニャのブレリアは夜中までずっと続き…

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ヘレスに何度か来たことはあったけど、心地よいコンパスに魅了され、ヘレスに長期で滞在してみたくなりました。

というわけで、ヘレスのサンボンバ第二弾!ヘレスの心地よいコンパスと、途切れないブレリアに魅了された夜。

目次

サンボンバ!の前に腹ごしらえ

夜に開始となるサンボンバの場合は、サンボンバ会場でご飯を食べられるかどうか確認しておくことが大切になります。

先日行ったボデガでは煮込み料理のタパスなどがありましたが、会場によってはきちんと食べられるものがなくモンタイート(montadito)と呼ばれる小さなサンドイッチみたいなものしかないところも。

夜に始まるサンボンバのイベントは長丁場になることが予想されるので、どこかできちんと腹ごしらえしておく方が良さそう。

私たちはこちらのタバンコで魚介類のフライとシェリー酒でお腹を満たしていきました。

関連記事 ▷ フライを買って持ち込み&シェリー酒と共に楽しめるヘレスのタバンコ

ペーニャで開催されるサンボンバ

ヘレスのサンボンバ第二弾は、フラメンコのペーニャ「Tio Jose de la Paula」で開催されるサンボンバに行きました。

入場制限かかって中に入れない

21:00開始のサンボンバは、21:20頃に会場に着いたらもう満員。20分ほど待ちましたが、入場制限でなかなか入れなさそうな感じ。

ヘレスのペーニャ「tio jose de la paula」のサンボンバ

バーカウンターも超満員

その時、地元のおじさんに「どうせまだ入れないから、会場じゃなくて会場外でやってるフエルガ見ていきなよ」と声かけられました。

よく見ると、外でブレリア歌っている人たち発見。まだまだペーニャの中には入れなさそうなので、外のフエルガを見ていくことにしました。

ビジャンシーコをブレリア風に歌い、それに対して反応して踊る人たちがいたり。若い人を中心に盛り上がってました。

23時頃にやっと入場

23時頃に会場待ちの長い列が短くなり、そろそろ入れそうかなということで中に入りました。それでも中は超満員

ペーニャ「Tio Jose de la Paula」はありがたいことに2階があって見下ろせるので、2階からの方が見やすそうと2階に陣取りました。

ヘレスのペーニャ「tio jose de la paulta」のサンボンバ

2階からは見やすい

中に入った頃にはすでにブレリアがずっと続いている感じで、いわゆるビジャンシーコだけを歌っているサンボンバというより、フラメンコのフィエスタになっていました。

ヘレスのペーニャ「tio jose de la paulta」のサンボンバ

このおじ様目立ってました

23時の時点でもかなり人が多かったけど、さらに人が増えてきたのは1時頃。

ヘレスのペーニャ「tio jose de la paulta」のサンボンバ

セニョーラが素敵に踊る

ペーニャの中が超満員になり、盛り上がりも増してきました。

心地よいコンパスでつながれていくブレリア

一度ブレリアが始まると、途切れることなく続くコンパス。誰かが歌い、誰かが踊り、地元の人たちがコンパスを紡いでいきます。

このコンパスにすごく衝撃を受けました。

ヘレスのペーニャ「tio jose de la paulta」のサンボンバ

老若男女が参加するフィエスタ

セビリアでもフラメンコのフィエスタはあるけど、ここまで多くの人が一体になってコンパスを、しかも心地よく繋いでいくことはほとんど見たことがない。

「ヘレスの人はみんなコンパスを知っているのではないか」

これがとても印象に残ったできごとでした。

カンテに合わせてコンパスの呼吸も変えるし、バイレにもきちんと呼応していく。それが自然とできるんだなと。

ヘレス在住歴の長い方にも聞いたら、「ヘレスの人は自然にコンパスができる」と言っていました。もうこのコンパスを聞いているだけで、ヘレスの魅力に取り憑かれてしまいそう。

ヘレスのペーニャ「tio jose de la paulta」のサンボンバ

歌をよく聴いて踊ってた少年

子供も大人もみんなこのコンパスに心地よく身を預けている。それも当たり前のように。

そしてヘレスはいわゆる “ヘレスのブレリア(entre comillas)” が歌われるだけじゃないのだなということもわかりました。コプラのような歌にも反応できる子供たち。歌によって緊張がほとばしる私からしたら恐るべし!です。泣。

私たち外国人にとっては当たり前でない光景が目の前で普通に起こっているのを見て、何度も幸せな気持ちになったのでした。

関連記事 ▷ スペインのクリスマスソング「ビジャンシーコ」とサンボンバ

ヘレスへの憧れが強まったサンボンバの体験

何度か訪れた経験があって長期で滞在してみたいなと淡く思い描いていたヘレスですが、今回ペーニャでのコンパスを聴いて、ヘレスへ滞在してみたい欲がさらに強まりました。

長期で住まれていたり、短期で毎年のように訪れたり、日本人でもヘレスに魅了されている人が多いのは、やはりこのコンパスに取り憑かれたのでしょうか。

2020年はどこかでヘレスに滞在できるかどうか、真剣に考えてみたいなと思ったのでした。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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