相乗効果も?多言語学習のメリットとデメリット

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英語、スペイン語、フランス語を学んでいる多言語学習者です。

多言語学習は大変なのか?
それとも相乗効果が見込めるのか?

私が感じる多言語学習のメリットとデメリットを書いてみたいと思います。

本題に入る前に、私自身の各言語のレベルはこれくらいです。

スペイン語
試験を受けてないけどB2くらいかな?
スペインで暮らしていたため、スピーキングに関しては3言語の中では一番わかる&話せる

英語
英検 準1級
TOEIC 810点
読むことに関しては3言語の中で一番わかる
スピーキングは全くと言っていいほどダメ(英検準1級よく受かったなと自分では思います)

フランス語
入門・初級
現在形の文構造を学んだところ、まだまだスペイン語との違いに慣れない

ではでは本題いってみましょう〜!

目次

多言語学習のメリット

多言語を学ぶことで感じるメリットには

理解が早くなる
知らない単語もなんとなく推測できる

などの学習の相乗効果が期待できる点

あらゆる文化を知ることで世界に興味がわく
マルチリンガルは就職に有利

などの副次的な効果

が挙げられます。

理解が早くなる

多言語学習の最大のメリットは、理解が早くなるということではないでしょうか。

特に欧米の言語同士は日本語に比べると共通点が多いので、「これはスペイン語のxxの考え方と同じだな」「文構造が似ているな」と、自分が得意な言語や最も習熟度が高い言語に当てはめて理解することができます。

初めてゼロの状態から外国語を学ぶのに比べて、似たような言語を並んでいるメリットはかなり大きいです。

また、新しい言語を学ぶことで、ある程度習得していた言語の文法や単語を再度見直すことになり、より理解を深めることができることもあります。

多言語を学習することによる相乗効果が期待できるのです。

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知らない単語が推測できる

多言語学習していると、ある言語で知らない単語が出てきた時に、他の言語の単語から意味を推測することができるようになります。

この綴りは英語のYYに似ているから、きっとフランス語でもYYという意味だろう。というように、初めて見る単語でも意味がわかります。

特にラテン系の言語はラテン語派生の単語で綴りが似ていることが多いので、その場合は新しく単語を覚える時の労力が少なくて済むメリットがあります。

おすすめ関連記事 ▷ フランス語とスペイン語どっちが難易度が高いか?断然フランス語が難しい

世界を知ることができる

多言語を学ぶことの副次的な効果になりますが、あらゆる言語や国の文化を知ることで、世界に興味を持つことができるようになります。

多言語学習者が3つ、4つと学ぶ言語を増やしていく背景には、こうした異文化への興味が高まることが挙げられるのではないでしょうか。

ZZ語では何て言うんだろう?
この国ではどんな言語が話されているんだろう?

と多言語を学んでいくうちに、言語や海外への興味が大きくなっていくんですよね。

世界に興味を持つことは、広い視野を持つことにつながると私は思います。

多言語学習によって、言語だけでなく、文化や習慣、さまざまな考え方や価値観を垣間見ることができます。

マルチリンガルは就職に有利

学習している言語のレベルが中級〜上級者になれば、マルチリンガルとして就職に有利になることがあります。

外資系の転職を扱う「エンワールド」や「リクルートエージェント」の求人では、英語能力(特にTOEIC)が求められています。

つまり英語が話せることは最低条件。英語の他に、スペイン語やフランス語など多言語が話せる人材であれば、さらなるアピールポイントになりますね。

ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語など英語以外の言語話者を積極的に採用しているケースもあります。スペイン語はスペインだけでなく中南米にも話者が多いので、商社やメーカーなどの求人がありますよ。

就職において英語力を測るのはTOEICが多いようです。

TOEICの対策として一時期、スタディサプリ ENGLISHのアプリを使っていました。ディクテーションやシャドーウィング、講義動画を通して空き時間に効率的に学べます。

多言語学習のデメリット

多言語を学ぶデメリットは

学習に割ける時間が足りない
本気で取り組まないとどれも中途半端になること

が挙げられます。

学習に割ける時間が足りない

一つの外国語を学ぶだけでも大変な労力です。

中学生から英語の学習に何時間も費やしているのに、未だに知らない単語や熟語が多いし、話すことができないのは、言語学習の大変さを物語っていると思います。

多言語を学ぶ場合は、さらに時間が必要になります。

1言語だけなら毎日1時間、2言語なら2時間、3言語なら3時間。本気度がないと多言語学習はできません。

どれも中途半端になる

多言語を学ぶ上で注意しなければいけないのは、どの言語も中途半端な理解になってしまうことです。

ある言語を「(仕事でも)使える、話せる」と言えるには、B2レベル程度が必要だと思います。そしてB2レベルに至るには結構な勉強時間が必要。

本気で取り組まないとどの言語もA2レベルくらいで止まってしまい、多言語を学んだけど結局マルチリンガルにはなれない、仕事に活かせないなどの事態に陥ってしまいます。

せっかく多言語を学ぶなら、ネイティブとコミュニケーションが取れるくらい、または字幕なしで映画を観られるくらいまで持っていきたいわぁ。(という自分の願望)

多言語学習は大変<効果

自分が多言語を学んでみて、大変さよりも相乗効果のメリットを感じています。

特に理解度が早くなる点は、多言語学習の最大のメリットだと思う!

ただそのためには、いずれかの言語を中級(B2)レベル以上にしておくのがおすすめです。そうすると、理解度や再発見の密度がグッと濃くなりますよ。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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