社会人の留学で休職できない会社は多い。仕事を辞めて留学する覚悟。

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社会人が留学するのはかなり難しい。

休職して留学できるのか?会社を辞めて留学するのか?考えなければならないし、留学後に帰国してから就職できるかわからないので、リスクを恐れてなかなか留学に踏み切れなかったりする…。

moni
結局、私はスパッと会社を辞めて留学しました。

私のように会社を辞めて留学する選択肢もあるし、会社を休職して留学することでスキルアップができるケースもあると思います。

社会人の留学と30代で仕事を辞めて留学する覚悟について、私の考えと体験談を書いてみます。

目次

社会人留学で休職できる?

会社を辞めて海外に留学する場合、日本に帰国してから就職活動がうまく行く保証はありません。会社勤めしている人なら、安定した日本の生活を捨てることになります。

会社を休職して社会人留学できるなら、日本に戻った後の仕事の心配は不要。ある意味、保険をかけた状態で留学できるわけです。

現在している仕事のスキルアップのための留学なら、休職して社会人留学という選択もできるでしょう。留学することで仕事にプラスになるなら、社会人留学はかなり意味があることだと思います。

しかし、社会人の留学で勤めている会社を休職して留学できる人がどれくらいいるでしょうか?

社会人留学のための休職制度を用意してくれている会社は少ないと思います。

私は一般的な日本の企業で働いていました。

社内に留学制度はありましたが、それは現在の仕事において留学が必要と認められる場合にのみ適用。例えば、英語を習得することでさらなる会社への貢献が期待できるなど。

私はフラメンコ留学。ビジネスに関係ない留学における休職制度はもちろんありません。

1ヶ月や3ヶ月の短期留学なら休職させてもらえる優しい会社もあるようですが、私が勤めていた会社は数ヶ月仕事を休むことも難しかった。

moni
会社勤めをしていて短期でスペインに留学している人たちを見て、いつも不思議に思っています。

会社を休めるのは決められた数の年休日数とGWと夏休み、年末年始だけという人は多いのではないだろうか?

そうなると、社会人で留学するイコール会社を辞めることになります。

制度がなくても社会人留学で休職することはできるかも

会社に留学制度がない場合や、留学による休職制度がない場合でも、休職できることあります。

幸いなことに私がスペイン留学するとき、当時の上司が「1年で留学から戻ってくるなら籍を用意しておくことはできる」とありがたい言葉をかけてくれました。

会社のビジネスとは全く関係ないフラメンコ留学の私でも、1年という期限付きで休職することは可能だったのです。

moni
ラッキーなケースだったのかもしれません。

同じようにスペインで留学していた友達で、上司から1年の休職ならOKと言われていた子がいました。彼女は日本に帰国して、もともといた会社で働いています。

休職して社会人留学したい人は、上司に留学したいことを相談してみるのはアリ。上司の裁量で、休職させてもらえる可能性はゼロではないです。

30代で会社を辞めてスペイン留学する選択

結局私は、会社を辞めてスペイン留学することを選びました。

moni
日本の安定した生活と仕事を捨てるのは結構大きなイベントでしたが、かなりサクッと決断しました。

私が1年間の休職を選ばずに、会社を辞めて留学することに決めた理由は単純で、1年という期限を決めて留学したくなかったからです。

スペイン留学を決めたのは、社会人として仕事をし始めて10年経った頃で既に30代でした。

最低でも3年は留学しないと、何もスペインのことを理解せずに終わるだろうなという気がしていました。

留学の目的はスペイン語の習得ではなく、スペインの文化を知りスペインで生活をすることだったから。1年で日本に帰国する気はさらさらなかったのです。

だから休職ではなく、会社を辞めてスペイン留学することを選びました。

もう一つ、会社を辞めて留学することを選んだ理由は、「日本に戻ってからまた同じ仕事をするんだろうな」と考えながらスペインで生活したくなかったから。

留学先で考えが変わるかもしれないし!
新たな出会いがあるかもしれないし!

人生どうなるかわからないしその方が楽しいから、社会人10年終わったところで一旦区切りをつけようと思いました。

私がスペイン留学を決意したときの話はこちらの記事に詳細を書いています。ぜひ読んでみてください。

関連記事 ▷ 私がスペインのセビリアに留学することを決意した理由

結局は覚悟

社会人留学で会社や仕事を辞めていくのは覚悟が必要です。

日本の会社は留学で休職することを許してくれないことが多いから、例え3ヶ月の留学であっても会社を辞めなければいけない。

留学期間は仕事をしていなかった空白期間と思われがちなので、留学したくらいでは再就職に有利にならない

特に30代になって社会人経験が長くなればなるほど、なおさら覚悟がいります。30代になれば会社で重要な仕事を任されているだろうし、昇進の話も出ているかもしれない。

留学するときは、それまでの安定した生活は一旦捨てることになります。

だから、海外でゼロからスタートするくらいの気持ちは持っておいた方が良いと思う。

自分の人生に責任が取れるなら、社会人の留学が必ずしもスキルアップである必要はない。

仕事を辞めたいから留学
海外に行ってみたいから留学
極めたいことがあるから留学
リフレッシュしたいから留学

社会人として5年、10年と働いたら、人生の方向を転換したいと思うこともあるはず。ちょっと回り道したいと思うこともあるはず。

ただ、覚悟だけは必要。

留学から帰った後は今までのような生活には戻れないかもしれない。
具体的なスキルが身につかないかもしれない。
失うものも多いかもしれない。

自分で選んだ人生だから、何があっても留学したことに悔いはない!

そう言えるような覚悟がないと、日本に戻ってから後悔の2文字が待っていそうです。

社会人で留学が当たり前の時代は来るのかな

20年前に比べたら、現在は留学が当たり前になっていると思います。

私が大学生だった頃は海外に留学する子なんてクラスに1人くらいだったけど、現在は留学しないと卒業できない学部があるくらいだからね。

しかし、社会人で留学する人はまだまだ少ない。それは会社が許してくれない問題と、日本での再就職が厳しい問題があるから。

1年とは言わずとも3ヶ月くらいの休職は会社が快諾し、一度遠回りしても再就職ができる社会になっていれば社会人留学も増えると思うのだけど。

moni
せめて3ヶ月の休職は気軽にできる会社が増えてほしい。そうすれば会社を辞める必要なく社会人でも留学できるのにね!

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため、会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし。スペイン生活の中で気づいたこと、セビージャのこと、旅の思い出、スペイン語などなどをブログに記録。熱中したら止まらないB型。Sevilla tiene un color especial〜♬
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 日本の社会はまだまだ社会人留学に対する許容力がないですよね。そもそも回り道をする人間に寛容もないですよね、留学に限らず。
    その昔、私も日本でのステイタスを捨て、スペインに長期留学をしたことを思い出し、胸が熱くなりました!
    留学を考える皆さんへのステキな応援メッセージですね!
    フラメンコ留学された方々のその後が個人的に気になります。

    • >Conejita 様

      ブログ読んでいただきありがとうございます!

      本当に日本は数年好きなことをするために仕事を離れるのが難しいですよね〜。転職するにも空白期間があるとマイナスになるし…。
      数ヶ月仕事を休んでセビリアに来る外国人を見ていると、日本でもこんな風に働けたらなと思ってしまいます。

      フラメンコ留学をされた人の中には、日本でプロとして活動したりお教室を持ったりする人もいますし、また企業に就職して働きながらフラメンコを続けている人もいます。
      割合としては半々かな?という感じで、留学したから必ずしも教室の先生になるというわけではないように思います。

      私の経験談がこれからスペイン留学する人への応援メッセージになれば、これほど嬉しいことはありません(^^)
      素敵なお言葉、ありがとうございました!

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