スペイン、特にアンダルシアの朝食と言えば「トスターダ」です。
「トスターダ(tostada)」とはトーストのこと。トスターダはアンダルシア特有の朝食とも言われています。
アンダルシアのバルで朝食を頼むとトスターダが出てきます。トマトとオリーブオイルは黙っていてもついてくる。
これまでに私がバルで食べた、スペインアンダルシアの朝食を一挙にご紹介します!
スペインアンダルシアの典型的な朝食
スペインアンダルシアのバルの典型的な朝食セットは、トスターダとカフェとオレンジジュースです。
日本で言う、白飯、海苔、たまご的な感じかな。
オレンジジュースは頼めばついてきます程度ですが、追加料金となることが多い。スペインで節約生活の私はケチってあまり頼まないです。汗。
シンプルな朝食になると、トスターダにオリーブオイルとトマトだけになります。
トマトは輪切りバージョンと、すりおろしたバージョンあり。間に挟むものがトマトだけのときは私は輪切り派だけど、輪切りトマトを出しているバルは少なめです。
すりおろしトマトをかわいい瓶の容器に入れてくれたのは、アルヘシラスのバルの朝食。トスターダもおいしそうに見えます。
輪切りトマトのトスターダはこんな感じ。
スペインのコーヒーは、カフェ・コン・レチェ(café con leche)が有名だけど、私はコーヒーの苦味が苦手なので、カフェが少なめのカフェ・マンチャード(café manchado)を頼みます。
しかも私が頼むのは、超カフェ薄め(café manchaito muy clarito)です。
スペインはコーヒーがおいしいそうなので、カフェが多めが好きな渋い人は、カフェ・コルタード(café cortado)を頼んでみてくださいませ。
生ハムやチーズをトスターダにトッピング
セビリアからアンダルシアの別の都市にお出かけした時のバルの朝食は、ちょっと贅沢に生ハム(ハモン)やチーズをトッピングしてみます。
これはヘレスのバルで食べた朝食のトスターダ。
生ハムの上にオリーブオイルをかけちゃったけど、友達曰く「パンの方にオリーブオイルはかけるんだよ」と。
「じゃないとオリーブオイルが垂れちゃうじゃん!」って。ホントだね。
夏にぷらじゃ(ビーチ)に行く前にチピオナのバルで食べた朝食のトスターダは、生ハムの上にすりおろしたトマトを乗せました。トッピングがあるときは「すりおろしトマト派」に寝返ります、私。いひひ。
チクラナのバルで食べた朝食のトスターダは、スペインのラ・マンチャ地方のマンチェゴチーズとすりおろしトマトです。マンチェゴチーズおいしい!
カフェはもちろん、まんちゃいーとムイビエンクラロ(牛乳たくさんのコーヒー)です。
トスターダは他のトッピングもあるよ
ヘレスのバルの朝食トスターダは、サルモレホをトッピングできるところが多いです。
サルモレホは夏に食べたくなる冷製トマトのクリームスープ。夏はサルモレホのトスターダありやな。
トスターダにマンテカ(manteca)というオレンジのラードのようなものを塗るスペイン人もいます。
友達に「これマジうまいから!」的なことを言われて一回試したけど、私は無理でした。本当にラードを塗って食べてるみたい。
胃が疲れている時は、トッピングなしで、シンプルにジャムとマーガリンだけのトスターダで十分です。
トスターダはパンの種類が選べる
スペインのバルでは、トスターダのパンの種類を選ぶことができる場合があります。
パンの種類は、通常の硬めのパン(Viena)、モジェテ(mollete)と呼ばれる丸いちょっと柔らかめのパンなど。私はモジェテが好きです。
マラガではピトゥホ(pitufo)と呼ばれるパンがあるそうです。同じアンダルシアでも地域に寄って違いがあるとは。
カサベルメハというマラガの大変美しい村に行った時にバル食べたモジェテのトスターダ。
カレールゥ入れるみたいな容器にすりおろしトマトが入ってきて、グゥー(死語か、これ?)でした!
アンダルシアに来たらバルでトスターダの朝食を!
お出かけした先のバルでゆっくり朝食を食べる時間は、ある意味至福のときです。
今年の夏はどんなところでトスターダの朝食が食べられるかな。
スペインのアンダルシアに来たら、バルでゆっくりトスターダの朝食を食べてみてください。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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