セビリア「マエストランサ闘牛場」の無料見学ツアーに行ってきた

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スペインと言えば闘牛のイメージ!の人も多いと思います。セビリアにあるのはマエストランサ闘牛場

スペイン国内の闘牛場は動物愛護の観点で閉鎖したところも多いですが、セビリアのマエストランサ闘牛場は現在でもシーズンになると競技が開催されていて、闘牛の愛好家らが訪れる場所。

私は闘牛の競技はあまりだけど、スペインの闘牛のことは知っておきたいと思って、無料で入れる時間にマエストランサ闘牛場の見学ツアーに行ってきました。

目次

マエストランサ闘牛場に無料で入れる日

月曜日(現在は水曜日)にセビリアにいるなら、マエストランサ闘牛場の無料見学ツアーに行けるチャンス!

セビリアのマエストランサ闘牛場の行列
月曜は長蛇の列

マエストランサ闘牛場の見学ツアー無料時間は月曜日の15時〜19時まで、現在は水曜日の17:30〜チケット売り切れるまでに変わっています。以下は以前の情報をもとに書いた記事です。

観光シーズンは長蛇の列!1時間近く並ばないといけませぬ。見学ツアーの開催は20分ごとで、30人くらいが1グループになります。

15時にマエストランサ闘牛場に並んでもすぐに見学ツアーが開始されるわけではなく、並んだ順に16:30の回、16:50の回と回が指定されました。19:00までの回で終わり。

私は15時に並んで45分待たされ待ち、16:30の回のチケットをもらいました。

指定された時間にチケットをもらった場所(見学ツアーの入り口)に行けばOKです。

見学ツアーまでの間に時間が余ってしまった場合は、近くにある「黄金の塔」を観光するのがおすすめ。黄金の塔は月曜日は終日入館無料です。

闘牛博物館から見学ツアー開始

見学ツアーはマエストランサ闘牛場の闘牛博物館から始まります。

セビリアのマエストランサ闘牛場の博物館
中にある闘牛博物館

闘牛博物館では、セビリアの闘牛が始まった歴史や、マエストランサ闘牛場で戦った有名な闘牛士のマタドール服などを見ることができます。

30人ほどのグループにガイドのお姉さんが一人ついて、スペイン語と英語で説明。

英語が必要な人がいなければスペイン語で説明したいと言ってましたが、観光客はほとんど英語希望。お姉さん残念。

1700年代の初めには、マエストランサ闘牛場があるセビリアのアレナル地区に、闘牛用の広場がありました。

セビリアのマエストランサ闘牛場の博物館
昔の闘牛を表した銅像

かつての闘牛は馬に乗って行うのが一般的で、貴族たちが軍事訓練の目的で広場で闘牛をしていたそうです。

セビリアのマエストランサ闘牛場の博物館
闘牛広場の絵

アレナル地区の広場で闘牛をしていた頃の絵が飾られています。その下の人形たち表情が怖いね。

セビリアの闘牛博物館の見どころの一つは、有名な闘牛士のマタドール服を見られること。

セビリアのマエストランサ闘牛場の博物館
14歳の小さな闘牛服

これはJosé Ortega(ホセ・オルテガ)という闘牛士が14歳の時に着ていたマタドール服。

通常16歳にならないと闘牛士にはなれないけど、José Ortegaは9歳から闘牛していたそうです。]闘牛士はそもそも小柄だけど、このマタドール服はとても小さかった。

セビリアのマエストランサ闘牛場の博物館
クーロ・ロメロの闘牛服

地元セビリア出身の有名な闘牛士Curro Romero(クーロ・ロメーロ)のマタドール服もあります。クーロ・ロメーロのコーナーは特別扱い。

セビリアのマエストランサ闘牛場の博物館
牛の剥製?

優秀な闘牛士は牛を殺した後にその耳をもらえるらしい。

闘牛が素晴らしければ耳1つ、さらに素晴らしければ耳2つ。牛は耳なし芳一状態です。ヒー。

ちなみにセビリアのマエストランサ闘牛場は、スペインで2番目に古い闘牛場です。さて、スペインで一番古い闘牛場はどこでしょう。

正解は、アンダルシアのマラガ県ロンダの闘牛場です。ロンダの闘牛場がスペインで一番古いだなんて意外でしょ。

いよいよマエストランサ闘牛場の見学

闘牛博物館の見学が終わるとみなさんお待ちかねの、闘牛場の見学ができます。

セビリアのマエストランサ闘牛場の見学
全部で12,000席!

かなり広いセビリアのマエストランサ闘牛場。3つの道路に挟まれているので、30方面ある多角形という不規則な形をしています。

セビリアのマエストランサ闘牛場の見学
王族専用席もある

奥の左側に見えるボックス席は王族専用席です。

セビリアのマエストランサ闘牛場の見学
闘牛士の入場口

闘牛士が登場する扉も見に行くことができます。

ここから闘牛士たちは緊張感を持って闘牛場に入っていくわけですね。

セビリアのマエストランサ闘牛場の見学
闘牛前の祈りを捧げる礼拝堂

扉の左側には小さな礼拝堂があり、セビリア大聖堂、マカレナ、トリアナなどのマリアが集合しています。

競技が始まる前に、闘牛士はここで静かに祈りを捧げるそうです。

ここで見学ツアーは終わり。ツアー時間は40分くらいです。

セビリアのマエストランサ闘牛場前のクーロロメロ像
クーロ・ロメロ像

出口を出て大通りに出ると、そこにはセビリア出身の有名な闘牛士クーロ・ロメーロの像があります。

セビリアの闘牛の2019年開催日程は?

セビリアで実際の闘牛を見てみたいから、闘牛の開催日程を知りたいという人もいますよね。

セビリアのマエストランサ闘牛場は現在でも闘牛の競技が開催されていますが、いつ行っても闘牛の競技が見られるというわけではありませぬ。

闘牛が見られるシーズンはセビリアの春祭りの時期、5月、6月、9月で、闘牛の開催日はシーズン中の木、金、土、日のいずれかです。

マエストランサ闘牛場で最も闘牛が盛り上がるのは、セビリアの春祭りの時期と9月のサンミゲル祭りの時期だそうです。

セビリアの闘牛チケットの購入方法

マエストランサ闘牛場の開催日程の確認、チケット購入は闘牛場のオフィシャル購入ページからできます。(「Entrada a La Maestranza de Sevilla」を選択)

闘牛場は日光の当たる「SOL」という席と、日陰になっている「SOMBRA」という席があり、SOLの方がチケットが安く、SOMBRAの方が高いです。

セビリアの日差しはきついから闘牛シーズンのSOLはかなり暑そう…。

私は生で闘牛を見たことはないのですが、チケットは安いものでも50ユーロ以上と闘牛を見るのはなかなかハイソなことなのだなと思いました。

見学ツアーは無料でーを活用すべし!

見学ツアーでもなければ闘牛場の中にはいることはないと思うので、いい機会でした。

通常チケットを購入すると見学ツアー大人10ユーロなので、結構得した気分!

◆マエストランサ闘牛場(Plaza de toros de la Maestranza)
住所:Paseo de Cristóbal Colón 12, Sevilla
入場時間:4月〜10月 9:30-21:30 11月〜3月 9:30-19:00
セマナサンタの金曜日(Viernes Santo)と闘牛がある日は9:30-15:30
無料時間:水曜日の17:30〜チケット売り切れるまで
通常の入場料:大人10ユーロ/17歳〜25歳の学生6ユーロ/12歳〜16歳6ユーロ/7歳〜11歳3.5ユーロ/65歳以上6ユーロ
家族(大人2人と16歳以下の子ども2人)25ユーロ/家族(大人2人と16歳以下の子ども3人)30ユーロ
休館日:12月25日
観光所要時間:40分

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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