WhatsApp(ワッツアップ)とはチャットアプリのことです。
ヨーロッパではチャットはWhatsAppが主流のようで、スペインでもみんなWhatsAppを使っています。
LINEに慣れていると、WhatsAppとLINEの機能の違いに戸惑う人もいるかもしれません。私はWhatsAppの機能あれこれにドギマギしてました。特に最終接続時刻の表示と既読の表示。
WhatsAppの使い方をマスターして、早くヨーロッパ生活に慣れよう!
というわけで、WhatsAppの使い方や既読・ブロックの機能を解説します。
WhatsAppの基本的な機能と使い方
WhatsApp(ワッツアップ)とはチャットアプリなので、使い方はLINEとほぼ同じです。
- テキストメッセージ
- ボイスメッセージ
- スタンプ
- 写真や動画を送る
- インターネット通話
- ビデオ通話
- 既読表示
- グループ機能
- ブロック機能
WhatsAppはLINEと比較すると、かなりシンプルに作られています。だから使い方は簡単。
WhatsAppのボイスメッセージ
スペイン人はWhatsAppでよくボイスメッセージを送ってきます。送る側としては、ボイスメッセージの方が楽なのでしょう。しゃべるだけだから運転しながらでもできる。
受信側は(というか私は)ボイスメッセージよりも、見てすぐわかるテキストメッセージの方が便利です。ボイスメッセージだと聞かないといけないので。
WhatsAppのボイスメッセージの使い方は、右下のマイクのボタンを押しながら録音すればOK。録音が終わったら手を離します。
録音ボタンを押してもすぐにメッセージの録音が開始されないから、冒頭1秒くらい待ったから話しましょう。
WhatsAppの動画送信
WhatsAppでは、6分くらいまでの動画を送ることができます。
スペインではFacebook Messengerもよく使われていますが、Facebook Messengerで送ることができる動画は3分と短く、最終的に動画送信の長さ競争ではWhatsAppが勝ちます。
WhatsAppにスタンプができた!
かつてはWhatsAppにはスタンプがありませんでしたが、数少ないスタンプができました!
スタンプのダウンロード方法や、無料スタンプの追加&自作方法は、こちらの記事にまとめたのでご参照ください。
WhatsAppとLINEの違い
WhatsAppとLINEの違いを、ざっと思いつく限りでまとめてみます。
最終接続時刻が表示される
WhatsAppの最終接続時刻は、初期設定で表示されるようになっています。
最終接続時刻は問題の種になりがちです。
例えば相手の最終接続時刻が10分前なのに、1時間前に送った自分のメッセージに既読がつかない時は、メッセージを開いてくれていないということ。
最終接続時刻は刻々と変わる(WhatsAppには頻繁にアクセスしている)のに、全くメッセージをくれないことを不快に思う人もいるようです。
「わ、めんどくせ」と思う人もいるでしょう。大丈夫。Whatsappの最終接続時刻は、非表示にすることが可能です。
WhatsApp設定>アカウント設定のプライバシーの項目で、「最終接続」を選択します。
最終接続時刻の表示は全員・自分の連絡先・公開しない、の3パターンが選択できます。
注意点は、自分の接続時刻を「公開しない」にすると、相手の接続時刻も見えなくなるということ。
前述の通り最終接続時刻の表示は揉める原因になるので、最終接続時刻は非表示にしている人が多い印象です。
WhatsAppはオンライン中が必ずわかる
WhatsAppではオンライン中かどうかを非表示にすることはできません。最終接続時刻は隠すことができても、オンライン中の表示に関してはどうしてもバレてしまいます。
「オンライン」は自分がオンライン中で、相手もオンライン中の時に見られる表示。相手が自分に対して入力中だと「入力中」と表示されます。
噂では「誰と」オンラインになっているのかも、将来的に表示するようになるとかならないとか…。オンライン中かどうかも見られたくない人は結構いるから、これはちょっと問題な気もしますけど。
WhatsAppにはタイムラインがない
WhatsAppにはLINEのタイムラインに当たる機能はありませんが、インスタストーリーと同じような近況をアップする機能=ステータスがあります。
WhatsAppのステータス機能を使っている人はあまり見ないけど、写真をアップロードすることができます。
ステータスの表示先は、「自分の連絡先」「選択した特定の人を除く自分の連絡先」「選択した特定の人のみ」の3パターンから選択できます。
WhatsAppには友達登録の作業はない
WhatsAppには、LINEのように「友達リストに追加するか?」というステップはありません。つまり、友達リストへ登録する作業や、「相手が自分を追加しました」の通知機能はないということ。
相手の連絡先(電話番号)を自分の電話帳に登録した際、相手がWhatsAppを使っていればWhatsApp利用者のリストに表示されるし、相手がWhatsAppを使っていなければ表示されないという仕組みになっています。
裏を返せば電話番号さえわかれば、その人がWhatsAppを使っているかどうかはわかるしメッセージも送れる、ということです。
WhatsAppのバックアップ機能
iPhoneでWhatsAppを使っている場合は、自動でiCloudに動画含めバックアップしてくれます。
WhatsAppの設定>チャット>チャットのバックアップで設定します。バックアップの間隔は毎日、週1、月1から選択可能。
AndroidにはWhatsAppの自動バックアップ機能はありませんが、GoogleDriveにバックアップすることができます。
LINEにあってWhatsAppにない機能
LINEゲームみたいな機能はありません。WhatsAppはあくまでもメッセージチャットのアプリケーション。
LINE NEWSのようなニュースを読む機能はありません。たくさんの機能詰め込み過ぎない点がWhatsAppの魅力です。
WhatsAppのメッセージ既読表示
みんなが気になるWhatsApp(ワッツアップ)の既読表示は、メッセージ右下の時間の横の√マークで判断します。
メッセージを送信した時点ではグレーの√マーク1つ、相手が受信したけど未読の場合はグレーの√マーク2つ、これが水色になったら既読です。
既読かどうかを相手に知られたくないという人も多いでしょう。
WhatsAppで既読表示をオフにする方法をご紹介します。
既読表示とならないようにするにはWhatsApp設定>アカウント設定のプライバシーの項目で、一番下の「開封確認」をオフにします。
既読設定を非表示にした場合は、メッセージを読んだ場合でも水色がつかずグレーのまま。だからメッセージを読んだかどうかは相手にわかりません。
自分の既読表示(開封確認)をオフにすると、相手の既読表示も見えなくなります。
グループチャットの既読表示
既読表示(開封確認)をオフにしていても、グループチャットでは必ず開封しているかどうかのチェックがつきます。
グループチャットの画面を開いて自分が送信したメッセージの部分をスライドさせると、グループチャットメンバーの中の受信者と既読者のリストを見ることができます。
WhatsAppでブロックする/されるとどうなる?
もう一つよく問題の種となるのは、WhatsApp(ワッツアップ)のブロック機能です。
WhatsAppで相手をブロックしたり、自分がブロックされたらどうなるのか。ブロック機能の詳細をご説明します。
相手をブロックする場合
WhtasAppで自分が相手をブロックした場合は、ブロックした相手からのメッセージを受け取ることがなくなります。
特定の相手をブロックする方法は2つあります。
プライバシー設定のページからブロックする場合は、WhatsApp設定>アカウント設定のプライバシーで「着信拒否設定」を選択。着信拒否設定の画面で「新規追加」をタップして、該当相手の連絡先を選択します。
ブロック設定を解除したい場合は右上の「編集」を押して、解除したい相手を選択します。
ブロックしたい相手の連絡先情報のページで「ブロック」を選択して、相手をブロックすることもできます。
対象相手とのチャットページを開いて、上にある名前の欄をタップすると連絡先情報のページに行きます。ページの下の方に「この連絡先をブロック」があります。
自分がブロックされた場合
WhatsAppで自分が相手にブロックされた場合は、以下のことが起こります。
- いくらメッセージを送っても相手に届かない(灰色の√マークが1つしかつかない状態)
- 相手の最終接続時刻は見えない
いつまで経っても灰色の√マークが1つしかつかなかったら、ブロックを疑っても良いでしょう。
WhatsAppのプライバシー設定
WhatsApp(ワッツアップ)の最終接続時刻・プロフィール画像・基本情報・ステータスの4項目の表示設定と、ブロック登録はWhatsApp設定>アカウント設定のプライバシー設定で行います。
最終接続時刻
WhatsAppの最終接続時刻の表示先で選択できるのは、全員・自分の連絡先・公開しないの3パターンです。
プロフィール画像
WhatsAppのプロフィール画像の表示先で選択できるのは、全員・自分の連絡先・公開しないの3パターンです。
基本情報
WhatsAppの基本情報とは、設定画面のトップに出てくる自分の情報です。「通話可能」「仕事中」「会議中」などステータスを入力できる部分で、自由コメントで入力することも可能。
この基本情報の表示先で選択できるのは、全員・自分の連絡先・公開しないの3パターンです。
ステータス
写真をアップできるWhatsAppの「ステータス」の表示先で選択できるのは、自分の連絡先・選択した特定の人を除く自分の連絡先・選択した特定の人のみの3パターンです。
WhatsAppのチャット設定
WhatsApp(ワッツアップ)のチャット設定では、背景の設定や受信した写真を自動でカメラロールに保存するかなどの機能を設定することができます。
背景の設定
WhatsAppの設定>チャット>に「チャットの壁紙」の項目があります。
デフォルトでインストールされている壁紙を選ぶか、自分で撮った写真を選択。WhatsAppのチャットの背景になります。
チャットのアーカイブ
WhatsAppのチャットをアーカイブすると、チャットリストにチャットが表示されなくなります。
アーカイブされるだけでチャット自体は残っているので、検索をかければチャットの内容がヒットします。
チャット設定で全てのチャットをアーカイブするか、各チャットの項目で左にスライドすると「アーカイブ」の項目が出てくるので選択します。
チャットの消去
WhatsAppのチャットのアーカイブはメイン画面に見えなくなっているような状態なので、端末に会話や写真などのデータは残っています。
写真や動画のやり取りが増えて、WhatsAppが携帯の容量を圧迫するようになってきたら、チャットのメッセージを削除するのが有効です。
チャット設定では全てのメッセージを削除することができますが、残したいメッセージはそれはそれであると思うので、チャットごとにメッセージを削除する方法を説明します。
アーカイブと同じやり方で各チャットの項目で左にスライドすると、アーカイブの隣に「その他」の項目があります。その他を選択すると色々出てくるのですが、「チャットを消去」を選択します。
スター付き以外削除、すべてのメッセージを削除の2つが出てくるので、「すべてのメッセージを削除」を選択します。
チャットの中の特定のメッセージだけ残したい場合は、チャットのメッセージを削除する前にメッセージをスター付きにしておきます。
チャットを開いて残したいメッセージを長押しすると、☆・返信・転送・コピー・削除の項目が出てくるので、☆をタップするとスター付きになります。
機種変更時のWhatsAppデータ引き継ぎ方法
機種変更した時は、WhatsApp(ワッツアップ)のデータを引き継ぎすることができます。今までのチャットが消えなくて安心。
iPhoneの場合はWhatsApp設定>チャットでバックアップができます。「自動的にバックアップ」を設定している場合は、チャットのバックアップに遷移するとバックアップが始まります。
Androidの場合はWhatsAppメニュー>設定>チャット設定>Backupchatsを選び、GoogleDriveにバックアップ。
機種変更した新端末にWhatsAppをインストールして起動すると、電話番号入力画面になります。電話番号を入力すると、その番号にSMSに認証コードが届くので、WhatsAppで求められた認証コードを入力し、「復元」を押すとチャットの引き継ぎが完了します。
WhatsApp(ワッツアップ)をダウンロードしておこう!
スペイン人のみなさまはLINEというチャットアプリがあることは知っています。WhatsAppみたいなもんでしょ?って感じで、LINEアプリもインストールしている人も割といる。
でも、ほとんどスペインではLINEが使われていない。周りがみんなWhatsApp使っているんだものね。
スペインでは誰かと知り合った時、連絡しなければいけない時、ほぼ100%「WhatsAppで連絡して」と言われます。というわけで
WhatsAppをダウンロードして使い方をマスターしておこう!
これからヨーロッパへ留学を控えている人でまだWhatsAppを使ったことがない人は、事前にWhatsAppの使い方に慣れておくといいと思います。
日本の携帯電話番号でWhatsAppを使おうと思っている人は、海外に旅立つ前にダウンロードしておいた方が良いです。WhatsAppの利用開始にあたってSMSに認証コードが届きますが、日本の携帯のSMSは海外ローミングしないと海外では届きません。
WhatsAppなかったら、スペインで誰とも連絡取れなくなっちゃう。なので、早いうちWhatsAppの使い方をマスターしてね。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
コメント
コメント一覧 (2件)
Hasta Luegui!!! とはどのような意味ですか? どこかの方言ですか? Catalanでもなさそうだし。 ¡Hasta Luego! なら理解できますが。
>失業中さん
diminutivoです!
誰に教わったのか忘れましたが、たぶん昔の同居人がdiminutivoをよく使う子だったので彼女の影響かもしれないです。