スペインのイカの種類や違い!フライや焼きは種類を指定しよう

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スペインにはイカの種類が複数あって、それぞれ名前が違います。

日本にいた時は、イカの種類なんてあまり意識することがありませんでした。しかし、スペインではバルやレストランで注文する時に「どのイカ?」と指定する必要があったりします。

言われてみれば違うよねという感じですが、日本の飲食店でイカの種類を指定することってあまりないですよね?

そんなこんなで、スペインに来てからイカの種類や違いを徐々に覚えていきました。

今回はスペインのイカの種類や違いをご紹介します。スペインのバルやレストランでイカのフライやイカ焼きを注文したい時に参考にしてみてね。

目次

フライや煮込み料理で食べられる choco(sepia)

「choco(チョコ)」と呼ばれるイカは、コウイカと呼ばれる種類。日本ではお刺身や天ぷらに使われるそうです。(←調べるまで知らなかった)

白かったり茶色い模様が入っていたりしますが、傘の部分(と言うのかな?)が大きくて、でっぷりした形のイカです。

イカのフライと言えば、私はこのコウイカのフライ(chocos fritos)が好き。

セビリアのフェリア市場バルのイカフライ
イカフライ(choco frito)

棒みたいなタイプの弾力があるイカです。

「choco」は煮込み料理でも使われます。私が大好きなスペインの家庭料理、じゃがいもとイカの煮込み(papas con chocos)でもおなじみ。

スペイン家庭料理「じゃがいもとイカの煮込み」
じゃがいもとイカの煮込み

煮込み料理に使うと程よい柔らかさと弾力で、と〜ってもおいしいです♪このスペイン家庭料理おすすめよ。

バルやレストランでは「choco(チョコ)」と書かれていることが多いと思いますが、市場やスーパーで売られている際には「sepia(セピア)」と書かれていることもあります。量り売りでその場で調理するバルやレストランの場合も、「sepia」と書かれているかもしれません。

イカリングや焼き・煮込み料理で食べられる calamar

「choco」と並んでよく見かけるスペインのイカは、「calamar カラマル(複数形はcalamares カラマレス)」です。

ツツイカと呼ばれる種類らしいんですが、絵文字のイカのようなとんがった三角帽の形が特徴。コウイカよりスマートに泳ぎそうな感じ。

「calamares」のフライを注文すると、イカリングが出てきます。

マラガのシーフードレストラン「Casa Vicente」のイカのフライ
イカのフライ(calamares fritos)

私はフライは「choco」の方が好きだけど、イカのフライと言えばイカリングやろという人はぜひ「calamares fritos」をご賞味くださいませ。

私は「choco」が焼かれているのを見たことがないんですが、「calamares」は焼きのスタイルでもよく食べられます。

セビリアのバル「サンタマルタ」のイカ焼き
にんにくたっぷりイカ焼き(calamares a la plancha)

イカってシンプルに焼くだけでなんでこんなにおいしいの…。

さらに「calamares」は、calamares en salsaなどのトマト系煮込み料理でも使われます。

フライや焼きで食べられる chipirón

「chipirón(チピロン)」は、日本でもよく食べられるホタルイカです。「calamar」と比べると「chipirón」はサイズが一回り小さいです。

「chipirón」は焼きのスタイルが多い気がしますが

ウエルバのレストランのイカ焼
イカ焼き(chipirones plancha)

フライでも食べられます。

スペインのカディスにあるフライ専門バル「Freiduria Marisqueria las Flores」のイカのフライ
小さいイカ(chipirones)のフライ

さらにサンセバスチャンのバルでは、おしゃれなピンチョスに変身してました。

サンセバスチャンのイカのピンチョス
ホタルイカの蟹クリーム詰め(chipiron relleno de txangurro)

私は「chipirón」は焼きスタイルが好きかな。

日本だと富山県のホタルイカが有名ですよね〜。一度でいいから富山で寒ブリ、ホタルイカ、白えびを食べてみたいです♪

サクサクスナック感覚のフライ puntilla(chopito)

フライを食べに行くと必ず頼んでしまうのが、「puntillitas」と呼ばれるスナックみたいな小さいイカフライ。「chopitos」と呼ばれることもあります。

バルバテのバルで食べたプンティジータ
小さいイカのフライ(puntillita)

ホタルイカよりもさらに小さいサイズで、ポテチをかじっているようなサクサク食べられてしまうフライ。食事というよりおつまみっぽいです。

「puntillitas」は、アンダルシアではよく食べられる料理らしい。魚介類を扱うレストラン(marisquería)や、海の家で食べられるので、海沿いに行った時はぜひビールのおつまみにどーぞ。

スペインで食べられるイカ料理

スペインではあらゆる方法でイカが食べられます。

バルセロネタのレストランpinxoplatjaのイカスミのパエリア
イカスミのパエリア

さすがに生のイカをスペインで食べたことはないんですが、イカのフライ、イカ焼き、イカの煮込み、イカスミパエリア、イカスミの米料理、そしてイカサンドも!

イカサンドは揚げたイカリングが入ったサンドイッチで、マドリードで見つけることができるそうです。

サバサンド的な感じなのか…試したことがないのでわかりませんが、マドリードに行く機会があったら食べてみたいと思います。

スペインでイカを食べる時は種類を指定しよう

スペインのバルやレストランでイカを食べたいと思ったら、イカの種類を指定することになります。

イカのフライは「choco」なのか「calamares」なのか、「chocos fritos」くださいと言ったら「calamares fritos」ならあると言われたこともありました。

スペインでは日本で広く使われる「イカ」と一般名称がなく、それぞれのイカに異なる名前がついています。バルやレストランでイカを食べたい時は、どのイカを食べたいのか確認して注文してみましょ。

イカ焼きなら小さいサイズの「chipirones」、フライならスナックのようなおつまみイカ「puntillitas」もおいしいので、スペインでいろんなイカを試してみてください!

moni

イカ焼きはにんにくたっぷりでお酒が進むよ〜♪

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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