スペイン北部を旅行していて、私が住んでいるアンダルシアと全然違うなと感じることや、北スペインの魅力を感じる機会が多々ありました。
と楽しみながら北スペインの周遊旅行をしたのであります。
というわけで、スペイン北部の周遊旅行で感じたことや、アンダルシアとの違いを気ままに綴りたいと思います。
スペイン北部は緑がとっても多い
北スペインにやってきて一番最初に思ったのは、緑が多いということ。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの空港から市内に向かう車から外を見て、そう思いました。
レンタカーでスペイン北部を周遊していると、森の中を走っているみたい。車窓から見える景色は、緑が多い日本の景色のようにも見えます。
普段アンダルシアを走っていると緑を見かけることはないし、黄土色の乾いた大地が広がっているばかり。
ひまわりシーズンやオリーブオイル畑の間を走れば、アンダルシアでも緑を見かけることはありますが、スペイン北部の緑の多さや深さは全然違います。
スペイン北部の天気や気候
同じスペインでも、南と北では天気や気候も大違いでした。
北スペインは雨が多い
緑が多いということは、よく雨が降るということなのでしょう。北スペインの天気は雨が多いようです。
スペイン北部を周遊中、3分の1くらいは雨に降られたり天気が悪かったような印象があります。サンタンデールにいた時はザーザー降り。
そんなサンタンデールで噂に聞いていた物を発見しました。それは、傘がついた物干し!
「北スペインは雨が多い天気だから、物干しに傘がついてる」と以前友達が教えてくれたのですが、このことだったのですね〜。
想像していた傘よりも小さい普通の傘が物干しについているだけで、全部をカバーしきれてなさそうだし、横なぐりの雨だったら防げないやんと思いました。
北スペインは涼しい気候
北スペインの気候はアンダルシアに比べてかなり涼しいです。
スペイン北部の周遊旅行に出かけたのは9月中旬。私が住むアンダルシアのセビリアではまだ真夏のような暑さが続いている時期でしたが、北スペインではもう秋の様相。
念のためと思ってユニクロの長い丈のウルトラライトダウンを持って行きましたが、スペイン北部では大活躍なくらいでした。
夏のシーズンだとしても、スペイン北部に行く時は防寒具を持っていった方が良さそうです。特にアンダルシアから移動する人は注意。
アンダルシアの気候のノリで北スペイン入りすると、あまりの涼しさにビックリするかもしれません。
北スペインであじさいを見かけた
雨が多い北スペインでは、あじさいを見かけました。
きっと乾いた大地のアンダルシアではあじさいは育たないでしょう。だからとても新鮮!
雨がたくさん降るということは、咲いているお花にも影響があるのだなと花素人の私はやっと気づいたのでした。
スペイン北部の街並み
スペイン北部は街並みが美しいです。
なんとも表現が難しいのだけど、マドリードやバルセロナのような大都会とも違う、アンダルシアとも違う、外国のような街並みがスペイン北部の街では見られます。
対岸がフランスの国境の街オンダリビアは、フランスっぽいのかバスクっぽいのか、異国情緒溢れる街でした。
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サンティリャーナ・デル・マルは、絵本の世界のような村。スペイン人が選ぶ美しい村にも選ばれたことがあるそうです。ここおすすめ!
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スペイン北部の独自の言語
スペイン北部にはガリシア州のガリシア語(gallego)や、バスク州のバスク語(vasco)など、独自の言語があります。
スペイン語とは表記も発音もかなり異なる言語で、見てもわからないことが多いスペイン北部の言語たち。
スペイン北部の街中では、地元の言語、スペイン語の2つの表記をよく見かけました。
ガリシア語とかバスク語とか、スペイン語と全然違うから見ても全然わかりません。
公式サイトの表示はその地域の言語だったりするし、駅やバスターミナルでの表示がスペイン語でないこともあるので、北部を旅行する時は言葉の表記に注意しないとなと思いました。
バルセロナやバレンシアにも独自の言語があってスペイン語と併記されていたりしますが、スペイン北部の方がより地元の言語を優先している印象が強かったです。
ちなみにアンダルシアは方言はあるけど独自の言語はないので、街中の表記は基本的にスペイン語。言語が一つでわかりやすいけど、英語が通じる率は他の都市に比べてすごく低いです。
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スペイン北部のグルメの魅力
スペイン北部は他の都市とは異なるグルメな魅力があります。スペイン人が「北部は食事がおいしい!」とみんな口を揃えて言うほど。
今回旅行したのはスペイン北部の海岸沿い。レストランやバルでは、魚介類のメニューが多いと感じました。
アンダルシアでもカディスやマラガ、ウエルバなど海沿いの街ではマグロ、エビ、イカ、ナバハスといった魚介類がよく食べられますが、北スペインの海の幸はまたラインナップが違う。
タコ、フランスニシキ、あんこうなど、普段アンダルシアではお見かけしないグルメに出会いました。
そして、隠れた美食エリアだと私が感じたカンタブリアは、アンチョビが有名。
北スペインのスーパーにはアンチョビがずらりでした。
スペイン北部を旅行していると、他の都市では食べられないような食材やおしゃれなピンチョス、珍しい海の幸など、今にもよだれが垂れそうな魅力的なグルメに出会えます。
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スペイン北部の周遊旅行は4泊以上ほしい
今回の旅行は3泊4日で、スペイン北部をレンタカーで周遊しました。正直な感想は日数が足りなかったです。
スペイン北部の周遊旅行をするなら、4泊以上はほしいところ。4泊でもかなりサクサク観光して、毎日都市を移動する感じになると思います。
旅行日程に余裕があるなら、1週間くらいスペイン北部の周遊旅行するのがおすすめです。
北スペインを周遊するならレンタカーが便利
サンティアゴ・デ・コンポステーラからサンセバスチャンまで周遊しようとすると距離がかなり長いので、レンタカーで移動できると便利です。
レンタカーで移動するのが難しそうな場合は、バスや電車を駆使して移動しましょ。
スペイン全土は、ほぼバスで移動できるようになっています。大きい都市ならRENFEなど鉄道での移動も可能です。
バスや電車で移動する場合に考慮が必要なのは、旅行日数に余裕を持たなければならないことです。
レンタカーなら早朝や深夜の移動も可能ですが、バスや電車の場合は本数が少ない場合もあるので、時間のロスがあることを見込んでおきましょう。
旅行会社のパッケージツアーではなかなかスペイン北部を東西に横断するツアーがありませんが、タウンライフの旅さがしならオーダーメイドでプランを作ってもらえます。
自力で移動手段を検索するのは骨が折れるという人は、旅行のプロに頼んでプランを作ってもらうのもアリですね。
美しい緑とおいしいグルメに出会えるスペイン北部旅行
スペイン北部の周遊旅行で印象的だったのは、やはり青々とした緑とおいしいグルメです。
アンダルシアには緑はないので、北スペインの深い緑は新鮮!なんとなくお肌も潤う感じ。
そして、北スペイングルメ!荒いビスケー湾で育つ海の幸は、アンダルシアとはまた違ったおいしさがあるのでした。
もう少し余裕のある旅行日程だったらよかったなというのが唯一の反省点。でも、スペイン北部の周遊旅行をめちゃくちゃ堪能しました〜♫
これからスペイン北部の旅行に出かける人は、美しい景色やグルメを楽しんでね!
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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