オンダリビア観光!異国情緒なかわいい街は対岸フランスもすぐそこ【北スペイン旅行記】

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今回の北スペイン周遊の中で、もっとも気に入ったと言えるかもしれない街。それはオンダリビアです。

オンダリビアはスペインとフランスの国境にあるスペインの街で、異国情緒溢れるかわいい街でした。

対岸のフランスにも一瞬上陸したYO!!

というわけで、オンダリビアの街歩きや観光で気に入ったことと、オンダリビアへの行き方をご紹介します。

目次

異国情緒溢れるオンダリビア

オンダリビアは、スペインとフランスの国境にあるバスク地方の街です。

オンダリビアと対岸のフランス
すぐそこに対岸のフランスが見える!

オンダリビアはスペインバスク、対岸のアンダイエという街はフレンチバスクと言われたりしますが、オンダリビアはスペインというより“バスク”という地方色が強いのかもしれません。

オンダリビアの街
ところどころでバスクの国旗を見かける
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まるで外国の街みたい。

オンダリビアに降り立った私はそう思いました。普段私が住んでいるスペインのアンダルシアとは、全然違う街並みや雰囲気なんです。

オンダリビアの街
爽やかな街の雰囲気

スペインの街でありながら、どこか異国情緒溢れるオンダリビアの街。

フランスっぽいのか、はたまたバスクっぽいのか…私はフランスを観光したことがないからフランスっぽさはわからないけど、おもちゃのようなかわいい街並みも、湾岸に浮かぶ船も、潮の香りも、全てが新鮮に見えました。

おもちゃのようなオンダリビアの街は実は要塞都市

オンダリビアの街を観光していると、おもちゃの世界に出てきそうな家たちが見えてきます。

オンダリビアの街
オンダリビアの家々

家の造りもアンダルシアとは全然異なり、子供が描いた絵に出てきそうなかわいらしさ。

そんなキュートな外観からは想像がつきませんが、オンダリビアはもともとは要塞都市だったそうです。

タリファやカディスなどと同様に、オンダリビアも海沿いの港町。

すぐ対岸はフランスという立地もあり、争いの舞台となりやすかったよう。

オンダリビアの街
街の中心に入る手前には門

歴史的な舞台に何度も見舞われたオンダリビアは要塞都市となり、現在でも城壁が一部残っています。

今のオンダリビアはバスク地方の重要な観光都市。バスクで大きな漁港を持つ街としても機能しています。

オンダリビアのパラドール

オンダリビアには、要塞だった城を改築したパラドールがあります。

オンダリビアのパラドール
城を改築したオンダリビアのパラドール

外から見るだけでも、強固なことがわかる旧お城のパラドール。中世感もあって、かなりそそられる〜。

オンダリビアのパラドール
パラドールの入り口

スペインに来てからパラドールにハマりつつある私は中に入ろうと思ったのですが、どうやら宿泊客のみのよう。残念。

写真で見る限り、オンダリビアのパラドールの中は中世の要塞をそのまま残した雰囲気。素敵すぎる〜!

いつか絶対オンダリビアのパラドールに泊まってみたい…!!

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対岸のフランスに一瞬上陸

オンダリビアからは、海を挟んですぐそこに対岸のフランスが見えています。

オンダリビアの街と対岸のフランス
オンダリビアから見えるフランスのアンダイエ

こんな近くにフランスがあるなんて!フランスに行ってみたい。

そう思って、船で7分の旅。対岸のフランスに降り立ってみることにしました。

船の乗り場は街の中心からほど近い駐車場の奥にあります。

オンダリビアからフランスに渡る船が出る駐車場
対岸フランスに渡る船の乗り場

所要時間は7分。乗車賃は2ユーロ。

オンダリビアとフランスをつなぐ船の時刻表
左がアンダイエ発、右がオンダリビア発

オンダリビア発は毎時0分と30分。最新の時刻表は、現地の船乗り場で確認するのが安心です。

すぐそこに見えている対岸なので、船に乗っている時間はあっという間。

船から見たオンダリビア
美しいオンダリビアをしばし離れる

オンダリビア側を見て、対岸のアンダイエを見て、と首を忙しく双方に回しながらフランスにたどり着きました。

オンダリビア対岸フランスのアンダイエの船
フランス側は船の停泊所のよう

ちなみに私にとっては、トランジットで降りたシャルル・ドゴール空港〜オルリー空港を除けば初おフランス!です!わーい。

オンダリビア対岸フランスのアンダイエ
お初おフランス!

ここがフランスか〜船がいっぱいあるな〜。よし、ちょっくらフランスの街も観光してみるか。

なんて思っていたのですが、フランスを見学する時間がないということに気づき、まさかの乗ってきた船でトンボ帰りすることになりました。

フランス滞在時間わずか5分程度。

それでもちゃっかりフレンチバスク気分で写真撮影。

オンダリビア対岸フランスのアンダイエ
フランス上陸記念

乗ってきた船に再度乗り込み、また7分の船の旅を楽しんだのでした。

オンダリビア対岸フランスのアンダイエ
さよならフランス〜

オンダリビアのビーチ

せっかくなので、オンダリビアの小さいビーチにも行ってみました。

オンダリビアのビーチ
オンダリビアビーチ(palaya de hondarribia)

ここまで来ると観光客はほとんどいなくて、地元民と思われる人が太陽の方を向いて寝ています。(日焼け中)

私が行ったのは9月中旬で海に入るほどの暑さではなかったけど、海の中に入っている人はいました。寒がりじゃなければたぶん大丈夫。な気温。

海の向こうにはフランスの街が見える珍しいビーチ。

オンダリビアのビーチと対岸のフランス
ビーチからもフランスが見える

南のアンダルシアからスペイン国境のオンダリビアまで来たんだな〜と感慨深く感じる場所でした。

オンダリビアのビーチの前は無料の駐車場になっているので、レンタカーなら気軽にアクセスしやすいです。

サンセバスチャンからオンダリビアへの行き方

オンダリビアへの行き方は、バスク地方の美食の街サンセバスチャンから、またはオンダリビアの隣町イルンからバスが便利です。もちろん日帰り観光も可能。

オンダリビアには鉄道駅がないので、他都市から鉄道でアクセスする場合は、サンセバスチャンまたはイルンを目指し、バスに乗り換えましょう。

サンセバスチャン-サンセバスチャン空港-オンダリビア〜イルンと、サンセバスチャン-サンセバスチャン空港-オンダリビアを巡回しているバスがあります。

サンセバスチャン市内からバスでアクセス

サンセバスチャン市内からオンダリビアへの行き方は、E20/E21/E23/E28のバスを利用します。

E21が停留所の数が少ないので、一番早くオンダリビアに着きます。サンセバスチャン-サンセバスチャン空港-オンダリビアを巡回しているバスです。

サンセバスチャンのピンチョスバルがあるエリアに近い広場(plaza Gipuzkoa)から出発するのはE20とE21、鉄道駅を通るのはE21。E23とE28はサンセバスチャン大聖堂の近くから出発します。

時刻表:運行会社のekialdebusのサイトで路線を選択
De lunes a viernes(laborables):月曜〜金曜
Sabdos,domingos,y festivos:土日祝日
Recorridos:停車駅の情報
バスの停留所:サンセバスチャンの空港のサイトに掲載(一番下の「Horarios Donostia/San Sebastián-Aeropuerto」のPDF)

サンセバスチャン市内から車でアクセス

サンセバスチャン市内からオンダリビアまでは、車で40分程度。レンタカーできるならおすすめの行き方です。

オンダリビアには無料の駐車場がありました。

少しだけ街の中心から離れますが、駐車できる台数も多いし無料なのでおすすめです。

サンセバスチャン空港からバスでアクセス

サンセバスチャン空港はオンダリビアの近くにあり、実は車で10分くらいなのでタクシーも利用できます。

バスで行く場合は、サンセバスチャン-サンセバスチャン空港-オンダリビアを巡回しているE20/E21/E23/E28のバス。E21が停留所の数が少ないので、一番早くオンダリビアに着きます。

時刻表:運行会社のekialdebusのサイトで路線を選択
De lunes a viernes(laborables):月曜〜金曜
Sabdos,domingos,y festivos:土日祝日
Recorridos:停車駅の情報

イルンからバスでアクセス

イルンからオンダリビアへの行き方は、E25のバスが便利です。所要時間は15分程度で、15分〜20分おきにバスが出ています。

サンセバスチャンや空港を巡回せずにオンダリビアとイルンをつないでいるバスで、朝は6時台から夜は22時台まで運行。

イルンにはRENFEの駅があるので、鉄道でオンダリビアの一番近くまで行くならイルンを経由しましょう。

時刻表:運行会社のekialdebusのサイトで路線を選択
De lunes a viernes(laborables):月曜〜金曜
Sabdos,domingos,y festivos:土日祝日
Recorridos:停車駅の情報
※夏のシーズンは時刻表が変わるのでご注意ください(ページの下に夏(verano)の時刻表が掲載されています)

爽やかなオンダリビアへもう一度行きたい!

オンダリビアはとても素敵な街でした!

オンダリビアに行った日が晴れていたこともあり、対岸のフランスを見渡す海と青空や、青空に映えるおもちゃのような家が本当にかわいかったです。

私はアンダルシアの伝統的な家も好きだけど、オンダリビアはまた違った爽やかな魅力がありました。

次回はフランスの風を感じながら、オンダリビアのパラドールに泊まってみたい!

サンセバスチャンに行こうと思ってる人は、ぜひオンダリビアに日帰り観光してみてください。

次回の記事は北スペイン旅行記の最後。オンダリビアで世界一と称される魚介のスープを食べたレポートです。

もうすぐ旅は終わり。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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