スペインに来るまで「ミセラーウォーター」というものを知りませんでした。
日本と同じスキンケアでスペインでも過ごしていた私。
しかしひょんなことからミセラーウォーターの存在を知り、今のままのスキンケアではいけない!とスペインでのスキンケア方法をガラリと変えたのでした。
私にとってミセラーウォーターは、お肌をいたわることを教えてくれた存在なのです。
というわけで、ミセラーウォーターとはなんぞや?ということから、私のミセラーウォーターの使い方をご紹介します。
ミセラーウォーターとは何?ミセラーウォーターと私の出会い
スペイン式スキンケアは気にせずに過ごしていた私と、ミセラーウォーターとの出会いは突然やってきました。
フランスのコスメブランドでスペインでも大きく展開している「Yves Rocher(イヴロシェ)」のショップに行ったときに、”Agua Micelar” という文字が私の目に留まったのです。
イヴロシェでミセラーウォーターを発見
Agua Micelar(アグア ミセラル)
アグア?水?何これ?
そう不思議に思ってショップの店員さんに聞くと、ミセラーウォーターとはメイク落としとローション(化粧水)の役割を持つコスメなのだとか。
ミセラーウォーターを使えば 2 in 1 でメイク落としとローション(化粧水)は不要になるのよ。とお姉さんは言う。
なんだその便利商品は!ズボラな私が食いつかない訳がありません。
謎の液体ミセラーウォーターの正体をもう少し調べたいと思って、その日は家に帰りました。
スキンケアの方法が日本と異なるヨーロッパ
スペインを含むヨーロッパでは水の硬度が高く、マグネシウムやカルシウムを多く含む水はお肌を傷めてしまいます。
だから、ミセラーウォーターを使ってお肌をいたわりながらクレンジングするのが一般的だそう。
フランス人の友達に聞いたら、スキンケアはほぼミセラーウォーターという使い方をしているということもわかりました。
そんなことも知らず、ミセラーウォーターの存在も知らなかった私は衝撃!
今すぐ自分のクレンジングやスキンケア方法を正し、ミセラーウォーターの使い方を知りたい!
そう思って、「Yves Rocher」のミセラーウォーターを買ってみることにしました。
コスメショップのお姉さんが言うには、ミセラーウォーターのクレンジングだけでは汚れが落としきれないから、本当はメイク落としできちんと汚れを落としてからミセラーウォーターという使い方がいいそう。
そんなこんなで、「Yves Rocher」のメイク落としも一緒に購入しました。(結局メイク落としはリピートはしませんでした。)
ミセラーウォーターは、日本のコスメで言うところの化粧水成分が入ったメイク落としシートのような位置付けなのだね。これだけだとメイク落ちてるか心配的な感じではある。
ミセラーウォーターの使い方
私はミセラーウォーターを以下4つの使い方で使っています。
- シャワー後の顔の表面をきれいに
- 朝起きて洗顔がわりに
- メイク落としの代わりとして
- 夏に汗だくで帰ってきたときに
シャワー後の顔の表面をきれいに
スペインでは水の成分が違うせいで水道水で洗顔できないから、いつもはアルガンオイル+ベソヤの軟水の蒸しタオルでメイクを落としています。
シャワーを浴びる前にアルガンオイルでクレンジングをするので、シャワーを浴びている間は洗顔はしないのですが、どうしても水道水が顔にかかってしまうのが難点。
お肌によくないと言われる、マグネシウムやカルシウムがたっぷりの水道水を浴びるなんて…!
そんな心配がありましたが、シャワー後にミセラーウォーターをコットンに浸し、石灰成分がついた顔をきれいに拭き取ればよろし。
ミセラーウォーターで顔をきれいにした後は、いつものように化粧水、クリームでスキンケアしています。
朝起きて洗顔がわりに
日本では朝起きたら水道水で洗顔するというが当たり前の日課でしたが、スペインでは水事情が違うので迂闊に水道水で洗顔できません。
朝は水道水で洗顔する代わりに、ミセラーウォーターを染み込ませたコットンで顔を拭き取ってきれいにします。
初めの方は汚れがしっかり落ちてるのか心配だったし、なんだかスッキリしないなぁと思ってましたが、慣れました。汚れはしっかり落ちているようです。
メイク落としの代わりとして
私はいつもはアルガンオイル+ベソヤの軟水の蒸しタオルでクレンジングしていますが、色々な事情でこの方法が取れないことがあります。
そんなときはミセラーウォーターを使ってメイク落とし。ミセラーウォーターを浸したコットンで顔を拭けば、割と濃いメイクもスルリと落ちます。
ローション(化粧水)の役割も兼ねると言われるミセラーウォーターですが、それだけだと肌への浸透が不十分な感じがする。
だから、私はミセラーウォーターでメイクを落とした後に化粧水をつけるという使い方をしています。
夏に汗だくで帰ってきたときに
スペイン南部のアンダルシアの夏は暑いです。セビリアはアンダルシアで1、2位を争う猛暑地帯。
だから、夏の昼間に外を歩いたら汗だくになるのは避けられません。顔も汗でぐちゃぐちゃ。
汗だくで家に帰ってきたらメイクを落としてすぐにでもシャワーを浴びたいのですが、その時間がない時もあります。
そんなときは、ミセラーウォーターの出番!
ミセラーウォーターで顔の火照りをクールダウンさせつつ、クレンジングして汚れやメイクを拭き取ります。
ミセラーウォーターの保湿力は?
ミセラーウォーターは、メイク落としとローション(化粧水)の機能を兼ねています。
しかし、ミセラーウォーターだけで化粧水の機能を賄うには、保湿力がかなり足りない感じ。確かにメイクはするりと落ちますが、水で洗顔した後のようなツッパリ感がどうしても残ります。
特に私が住んでいるスペイン南部は乾燥しているので、ミセラーウォーターの保湿力だけでは不足しているかなと感じました。
なので、私はミセラーウォーターと合わせて、保湿力のある化粧水を使っています。もちろん化粧水の後はクリームです。
私にとってミセラーウォーターはあくまでも、日本では水で行なっていたことを代わりにやってくれるアイテム。
スペインの水が日本の水と異なるからミセラーウォーターを使っているのであって、クレンジングと保湿の2ステップを1回にしたいからミセラーウォーターを使っているというわけではありません。
ミセラーウォーターだけで、化粧水の保湿力を求めるのは難しいかなと私は思いました。
ミセラーウォーターのブランドと買える場所
ヨーロッパなら、コスメショップやドラッグストア、スーパーマーケットでミセラーウォーターが買えます。
プチプラのミセラーウォーターなら、ガルニエ、ニベア、ビオデルマ、メイベリンなど。スーパーのプライベートブランドだとさらに安いミセラーウォーターが見つかります。
日本でミセラーウォーターを買えるのか?
ビオデルマやロレアルなど海外ブランドに加え、最近では国内メーカーもミセラーウォーターを販売しているようです。
ヨーロッパに来たらミセラーウォーターをスキンケアに取り入れよう
スペインを含むヨーロッパは、水が日本とかなり異なるので、スキンケアのやり方を考え直す必要があります。
日本のスキンケアのままやっていたら、水のせいで肌荒れしたり肌が傷ついてしまうこともあるかも!
そんなんやだ!
だから、なるべく水道水を使わないでスキンケアができるよう、ミセラーウォーターを手に入れておきましょ。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
コメント
コメント一覧 (6件)
昭和にもある拭き取り化粧水のことかしら
> な さん
そうですね。拭き取り化粧水とメイク落としの中間のような液体だと思います。メイクは割と落ちます!
詳しく、とても分かりやすかったです。洗顔の代わりになるのは良いですね。
> Pepsiさん
ブログ読んでいただきありがとうございます(^^)
軽いメイク落としにはなります!バッチリメイクだと違和感が若干残りますが…。
ヨーロッパのお水が硬水でお肌や髪によくないのは知っておりましたが
洗顔もしない方がいいのですね?!Micellar Waterプラス化粧水をご使用されていらっしゃるようですが、お勧めの化粧水がありましたら教えてください。あまり化粧水はヨーロッパで見かけないですよね。
> pinkyさん
記事読んでいただきありがとうございます!
私は洗顔はほとんどしてなくて、する時は軟水のミネラルウォーターを使っています。
現在はメルヴィータのローズ化粧水を使っています。フランスのブランドですが、ヨーロッパだと日本より安く買えると思います!
https://moni0623.net/2019/09/05/melvita-argan-face-care-trio/
以前はYvesRocherのTÓNICO(軽いローションのようなもの)を使ってましたが、私には軽すぎたのでメルヴィータに変えました。
ミセラーウォーターだけだとちょっとさっぱりし過ぎるので、私は化粧水と併用しています(^^)
参考になれば幸いです♪