語学学校に限らずですが、学生ビザを取得してスペインに長期留学に行く場合、学校選びは重要!
ビザ取得前に1年分の授業料を払うので、途中で「この学校合わないな。やめたい。」と思ってやめてもお金は戻ってきません。
だから、語学学校選びは他人任せにしないで、自分でしっかり決めることが大切。安さだけに捉われない選び方をおすすめします。
私が思う「スペイン長期留学に伴う語学学校の選び方や住む都市選びの注意点」をまとめてみました。
安さに惑わされない
スペインに長期留学となるとそれなりにお金もかかります。だから
格安の語学学校に行きたい
生活費が安い都市の語学学校に行きたい
と考えるのは至極当然のこと。
でも、安さだけに惑わされずに語学学校選びをした方が良いというのが私の意見です。
そりゃ費用が安い方が助かるに決まってます。できれば留学延長したいと考えている人は、なおさら格安の語学学校や安い都市に行きたいと思うでしょう。
しかーし!
費用が安い語学学校や生活費が安い都市が、必ずしも自分にとってスペイン語を学ぶ環境としてふさわしいとは限らないと思うのです。
せっかくお金をかけてスペインに長期留学するのに、費用をケチったばかりにスペイン語の勉強に身が入らなかったり、期待するレベルの授業が受けられなかったら悲しいじゃないですか。
安さだけにフォーカスせずに語学学校選びを行うことを私はおすすめします。
普段は超節約生活をしている私ですが、お金をかけるべきところはかける!というコンセプトで生きています。
「安い」とか「格安」という言葉につられて費用だけで物事を選んで、後悔先に立たずの状況になったことが人生で何度もあるからです。とほほ。
住みたい都市から語学学校を選ぶ
スペインに語学留学したい人は、スペインのどの都市に住みたいのかだいたい決めている人が多いように思います。
私はほぼセビリア一択だったのですが、バルセロナ・マドリード・バレンシア・サラマンカなどが日本人に人気のスペイン語学留学先。
- バルセロナでサッカーを見たい
- バレンシアでパエリアを食べたい
- マドリードで美術館巡りをしたい
- サラマンカ大学の学生と交流したい
- セビリアでフラメンコを学びたい
スペインで語学留学をする他にも目的がある人が多いからだと思います。過去にスペインに旅行で訪れたことがあって、気に入った街を長期留学先として選ぶ人も結構いますね。
スペインでどこに住みたいかを考えるのは、語学学校の選び方の重要な要素です。
生活費や授業料の安さだけにフォーカスして語学学校を選ぶと、マドリードやバルセロナは除外されてしまう結果になりますが、住みたい都市は譲れない人が多いのではないでしょうか?
せっかく長期留学で1年なり2年なりスペインで生活するなら、自分が住みたいと思う魅力を感じる街に滞在しましょ。
旅しながら学ぶプログラムがある「Enforex」のような語学学校やワーホリでスペインに来る場合は、複数の都市を転々とすることもできます。スペインの色々な都市を見てみたい人は、都市を変えてみるのもおすすめ。
転校できない語学学校もあるので注意してね。
学びたいスペイン語から語学学校を選ぶ
スペイン語は地域によって発音の違いが大きく出ます。
きれいなスペイン語を学びたかったら、サラマンカやマドリードなど標準語を話す都市に行った方が良いということはよく聞きます。
私の住んでいるセビリアは相当訛りが激しく、「アンダルー」と呼ばれる方言が頻繁に出てきます。
語学学校では標準語の美しいスペイン語を教えてくれる場合が多いですが、地元のスペイン人の友達ができたら日常会話では訛ったスペイン語を聴くことになる。
例えば「Como estas?」を「コモエスタス?」と言っている人、セビリアにはいません。「コモエッツァ?」みたいになります。
関連記事 ▷ スペイン語のアンダルー(andaluz)とNO NI NA!
私は自分が住んでいるセビリアの街が大好きなのでセビリア推しではあるのですが
- 将来スペイン語通訳を目指したい
- スペインの会社に勤めたい
- 美しい発音のスペイン語を話したい
など特にスペイン語を仕事に活かしたい人は訛りの少ないマドリードやサラマンカなど、標準語のきれいなスペイン語に触れられる環境がおすすめかなと思います。
自分の経験談から、sやdが抜け落ちるようなアンダルシアの訛りは、一度癖がついてしまうとなかなかその癖をなおすのは難しいです。
予算から語学学校を選ぶ
たいていの語学学校は費用をきちんと提示しています。だから自分で調べれば、語学学校に長期留学するための費用がいくらかかるのかはわかります。
スペインの語学学校は、週20時間以上の授業で1ヶ月400ユーロ〜550ユーロ程度。
リゾート地や都会は高めの設定になっていたり、小規模な語学学校は大手の語学学校に比べてリーズナブルだったりするので、住みたい地域にある語学学校の費用をいくつか比較して決めていきましょ。
私はセビリアで2つの語学学校に通いました。大手と小規模の語学学校。
規模の違いによるプログラムや授業に違いはあると感じました。費用は小規模な語学学校の方が安いですが、スペイン語を勉強させる厳しさは大手の語学学校の方がだいぶ上回っていたので、どのような環境でスペイン語を学びたいのかをよく検討すると良いと思います。
関連記事 ▷ セビリアで2つの語学学校に通いました!語学学校の比較と選ぶポイント
留学予算が限られていて生活費が安い都市を選びたい場合は、アンダルシアの語学学校はおすすめです。マドリードやバルセロナに比べると生活費がそれこそ格安です。
ただし!アンダルシアには前述した訛りがあります。生活費が格安なかわりに訛りを受け止めるかどうか、ですね。
スペイン長期留学にかかる生活費は、こちらに書いたのでよかったら参照してみてください。
関連記事 ▷ スペイン留学の費用を1年分計算してみた。学費や生活費は安い!
格安で長期留学したいなら大学もあり
日本に比べてスペインの国立大学は授業料が格安です。
日本は国立大学であっても年間60〜80万円程度の学費が必要ですが、スペインの国立大学は安いところだと年間1,000ユーロ(10万円台)ちょっとなのです。やすっ!
基本的に授業はスペイン語で行われるので全くの初心者だと難しいですが、ある程度スペイン語がわかる状態で長期留学するなら大学という選択肢もあります。
ただ、大学入学試験が結構難しいとは思われます。ヨーロッパの高校卒業資格みたいなものが必要で、センター試験のような試験を受験するか、日本の大学から編入という形になると思う。
安さだけで語学学校を選ぶのはどうかなと思いますが(結果的に安かったというのは大賛成!)、格安にこだわるなら大学への長期留学も選択肢の一つとして考えておいて良いと思います。
大学に長期留学する場合の注意点は、更新時に語学学校への編入ができない点です。
通訳や翻訳など専門性のある語学学校なら可能な場合がありますが、大学から一般的な語学学校への編入は学校のレベルが下がるとみなされ更新NGとなるのでご注意下さい。
日本人がいない学校や都市にこだわるか?
日本人が少ない地域や日本人がいない語学学校に行って、現地の人に揉まれた方がスペイン語の上達が早いという話をたまに聞きます。
半分合っているような合っていないような…。
語学学校のクラスの半分が日本人だったら、スペイン語を話す機会が減るかもしれないけど、同じ学校に日本人が数人いるくらいならスペイン語の上達に差し支えないと個人的には思います。
そもそも同じ語学学校に日本人がいたとしても、日本人というだけで仲良くなるわけではないし。同じクラスになったら挨拶はするけど、特別気が合う人でない限りその日本人とべったりということはない。
日本人がいる語学学校でもきちんと勉強すれば、スペイン語に触れられますし、スペイン語も上達します。
日本人が少ないまたはいない地域を住む都市として選ぶかどうかは、人によって意見が分かれるところです。
「私は誰の力も借りずに全部自分でやりたいぜー」という人は日本人がいない地域でもやっていけるかなと思いますが、「こういう時どうすればいいですか?」という時に、周囲に頼れる日本人がいたら助かります。
また、日本人留学生同士で勉強方法について話したり、困ったことを相談しあったりできるのも心配を減らせる材料になるのではないかな。
初めてスペインに留学する場合、日本人が全く住んでいない未開の地よりは、日本人が住んでいる都市の方が安心できると私は思います。
スペインで良い語学学校と巡り会えますように
スペインに長期留学する時の最大の焦点となるのが、語学学校選びです。
語学学校の選び方は自由。大切なのは人任せにせず自分で探して、比較して、自分で選ぶことだと思います。
- 住みたいスペインの街
- 学びたいスペイン語
- 触れたいスペイン文化
スペインの長期留学をどのように過ごしたいか、とことん考えて語学学校を選ぼう。
スペインの長期留学生活が素敵な体験となるよう、良い語学学校と巡り会えることをお祈りしています!
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
▽ 海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを持って行こう
年会費無料の【エポスカード】公式サイト
▽ 軽くてリーズナブル!おすすめのスーツケース
スーツケース ライトシリーズ90L【東急ハンズ】
コメント