自分の備忘録と、これからスペインに長期滞在で留学する人のお役に立てればと思って、スペイン長期滞在の学生ビザ申請&取得方法をブログに残します。
スペインに留学する前に日本でやらなければいけないこと、長期滞在の学生ビザ申請に必要な書類など。
スペインに行ってからの申請はこちらに書きました。
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スペイン長期滞在学生ビザの申請書類確認のためスペイン大使館へ連絡
スペイン留学にあたり長期滞在する場合は、学生ビザの申請書るい確認のためスペイン大使館領事部に電話かメールで連絡します。
スペイン大使館にお願いするのは、「留学・研究・研修査証(長期、6ヶ月以上)」というファイルを送ってもらうことです。
スペインの長期滞在学生ビザ申請の必要書類や手続き方法、条件の詳細は、「留学・研究・研修査証(長期、6ヶ月以上)」のファイルに記載されています。
あわせて長期滞在学生ビザ申請時に必要な書類となる「健康診断書」のひな形も送ってもらうようお願いしました。
日本で発行されるのは仮のスペイン長期滞在ビザ
スペイン大使館に長期滞在の学生ビザの申請をした後、パスポートに「VISADO」の刻印がされた仮のビザが発行されます。
これがいわゆる「ビザ」とみんなが呼んでいるもので、スペインに着いてから正式な学生査証カード(tarjeta de estudiante)の交付手続きが必要です。
この「VISADO」の刻印をするため、長期滞在学生ビザ申請の時にはパスポートを提出します。
パスポートをそのまま預ける形になるので、その間はパスポートが使えません。仕事で海外に行くなどパスポートが必要な人は、スペイン大使館領事部に相談しましょう。
仮ビザ発行には2ヶ月程度かかるので、渡航の2.5〜3ヶ月前に大使館に必要書類を申請するスケジュールのイメージです。
3月中旬に長期滞在学生ビザ申請書類を提出をした後、時期が良かったのか2ヶ月経たない5月頭にはビザ発給のお知らせが届きました。「なんだー意外と早いじゃん」と思ったのを覚えています。
日本でのスペイン留学長期学生ビザ申請手続きに必要なもの
長期滞在学生ビザの申請に必要な書類は、書類発行のタイミングを合わせなければいけないので、時間がかかりそうなものや早めに準備しても良いものから書きます。
入学許可書
「入学許可書」は、留学先の語学学校などが発行する入学を証明する書類です。
学校で入学許可書を取得するには、1週間に20時間のクラス受講が必要。
学校選び、居住方法の検討、入学金と授業料の振込、入学許可書原本を発行してもらう、など学校に関する手続きは時間がかかるので、学校選びは早めにしてしまうのがおすすめです。
長期滞在学生ビザ申請の1ヶ月~1.5ヶ月前に学校への入学申請書類を提出し、振込などの手続きを済ませます。
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宿泊証明
「宿泊証明」は、スペインで住む場所がきちんと確保されていることを証明するものです。
私の場合は留学先の学校に宿泊先を手配してもらったので、入学許可書にその一筆が書いてありました。たいていの学校は「宿泊先は我々が手配します」的な一言を書いてくれるので、それで大丈夫です。
最低3ヶ月の宿泊先が決まっていることが必要です。12週ではなく3ヶ月。(スペイン大使館に確認済)
海外留学保険
スペインへ長期滞在で留学する際には、「海外留学保険」に加入する必要があります。
「海外旅行保険滞在中の傷害・疾病に備えての医療費及び日本への一時帰国をカバーする」という記載内容の保険に加入している証明書(英文あるいはスペイン文)が必要。
- 保険会社を比較し
- お金を振り込み
- 契約証が届くのを待つ
とこれも時間が必要なので、申請の1ヶ月前には取りかかった方が良いと思います。ただし、出発があまり先だと加入を受け付けてくれない保険会社もあります。
「海外留学保険」を取り扱っている会社があります。
保険代理店の担当者に「スペイン留学の長期滞在ビザのため海外留学保険に加入したい」と伝えましょう。保険代理店の担当者は、オプションのことなどをよく知っています。
「海外留学保険」は安く済ませようとしても1年で15-20万くらいします。
保険費用を振り込んだ後、1週間以内にスペイン文・英文の契約証が発行されました。ビザ申請時はどちらでもOKです。
無犯罪証明書
「無犯罪証明書」は、今までに法を犯したことがないですよと証明する書類です。犯罪者はスペインに留学する権利がないということなんですね。
「無犯罪証明書」は発行から3ヶ月以内のものが有効なので、時間のある時に自分の住民票がある地域の管轄の警察署へゴー。
警察署へは、指紋採取と証明書の受け取りの2回出向く必要があるので早めの準備をおすすめします。
指紋採取は20分くらいで終了。「無犯罪証明書」の発行までは1〜2週間かかります。
健康診断書
スペイン大使館作成の雛型に基づいて、医師が記入、署名し、医師及び病院印(別々の印)が捺印された最新の「健康診断書」が必要です。有効期限は発行日より1ヶ月以内。
スペイン長期滞在学生ビザの健康診断書を書いてくれそうな病院をインターネットで探して行きました。
「健康診断書」と言っても実際に健康診断を実施すわけではなく、医師と簡単な面談的なものだけ。その日のうちに診断書を作成してくれました。
一筆書いてもらうだけですが、結構お金取られました。(確か6,000円くらい)
経済能力の証明(残高証明)
金融機関もしくは郵便局が発行した「残高証明書」が必要です。金融機関または郵便局が押印した正式な書類。
「残高証明書」は和文でもOK。有効期限は発行日から1ヶ月以内。
自分の全ての貯金を1つの銀行に集中させて「残高証明書」を発行してもらいました。
その日のうちにすぐ発行できるものは、3日~5日前の残高を証明したものです。和文で出しました。
査証申請書
「査証申請書」とはつまり、スペイン長期滞在の学生ビザ申請書類のことです。
英語がスペイン語で記入。私は英語ができないので、スペイン語で記入しました。
「査証申請書」には、写真貼付が必要です。後々この写真がパスポートに印刷されるので、悔いのない写真にしましょう。
返信用定形封筒
宛先、郵便番号、宛名を記入し、80円切手を貼った「返信用定形封筒」を長期滞在学生ビザの申請時に同封します。この封筒に「ビザがおりたよー」という紙が入って自宅に届きます。
普通の封筒で大丈夫。80円切手を貼って行くのを忘れましたが、スペイン大使館で買えました。
スペイン大使館領事部へ留学申請書類提出
スペイン長期滞在の学生ビザ申請書類が全て準備できたら、六本木一丁目にあるスペイン大使館領事部に必要書類とパスポートを提出しに行きます。
私がスペイン大使館領事部に行った時は空いていて、ほとんど待たずに長期滞在学生ビザの申請ができました。その場で係の人が申請書類の確認をしてくれて、すんなりビザ申請受付は終了。
スペイン大使館領事部には最低2回行くことになります。ビザの申請時と、ビザ発行が終わって書類やパスポートを受け取りに行く時です。
スペイン大使館領事部への出頭(訪問)は本人でなければいけません。地方から来る人はちょっと大変ですね。
スペインに着いてからの留学ビザ申請
スペイン長期滞在の学生ビザの受け取りには、スペインに着いてから正式な申請が必要です。
スペインに着いてからの方が申請手続きのステップが多いので、ひるまずがんばりましょう。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luego!!!
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コメント
コメント一覧 (3件)
コメント失礼します。
スペインの長期学生ビザの申請を予定している者です。
申請後、発給通知は郵送かメールのどちらで届きましたか?
> くるみさん
日本で長期ビザの申請をした際の発給通知は、申請時に提出した封筒に入って郵送で届きました。
参考になりましたら幸いです。
返信ありがとうございます^_^