グアダルキビル川と通称トリアナ橋は、観光名所としても人気がありますが、セビリアの人々にも愛されている憩いの場所です。
観光ガイドブックではあまり取り上げられないから素通りしちゃう人もいるようなのですが、それはもったいなさすぎる!
こんな素敵な橋を日常的に渡ることができる自分は幸せだなーと思います。昼も夜も美しい姿を見せてくれるグアダルキビル川とトリアナ橋は、セビリアに来た人に必ずおすすめする場所です。
セビリアを南北に走る大きいグアダルキビル川
グアダルキビル川はセビリアを南北に走るかなり大きい川です。セビリア市内だけでも7つの橋がかかっています。
大きなグアダルキビル川は、セビリアからさらに南のカディス県のサンルーカル・デ・バラメダ(Sanlúcar de Barrameda)まで続いていて、サンルーカルで海と合流しています。
この写真はトリアナ橋よりも北にあるカチョーロ橋(Puente de Cachorro)から撮影しました。奥に見えるのがトリアナ橋です。
グアダルキビル川でできるアクティビティ
グアダルキビル川沿いでピクニック
グアダルキビル川沿いのカチョーロ橋近くにあるバホス・デ・トリアナ公園(Parque Bajos de Triana)では、天気のいい日にピクニックをしたり、犬の散歩をしている人がたくさんいます。
芝生になっていて、寝たり、本を読んだり、友達とお話したり、と思い思いの時間ゆったり過ごせる場所です。真夏は暑すぎて無理だけど春先や秋は気持ちいいです。観光途中に休みたくなったらこの公園おすすめ。
グアダルキビル川のクルージング
グアダルキビル川ではクルージングに参加することができます。
大きな船に観光客みんなで乗りこむタイプから、プライベート感のある貸切タイプまで種類は様々。12月31日は年越しクルージングなんぞもやっている模様です。
各社のクルーズツアーは黄金の塔の近くから出発しています。この写真はトリアナ橋より南にあるサン・テルモ橋(Puente de San Telmo)から撮影。
5月〜9月の間はセビリアのグアダルキビル川を出発して、まさかのサンルーカルまで船でクルーズするツアーも。
朝にセビリアを出発し、昼過ぎにサンルーカルに到着。サンルーカルで自由時間を過ごし、帰りは何故かバスというツアーです。このクルーズツアー渋いなぁ。
グアダルキビル川でカヤック
グアダルキビル川はセビリアを通る大事な川なのですが、実はあまり綺麗ではありません。そんな綺麗とは言えない川で、カヤックに挑戦することができます。
時間は8:00〜22:00までの間で1.5時間、29.95ユーロ。
グアダルキビル川沿いの景色を楽しみながらカヤックをお楽しみ。初心者でもレクチャーがあるので安心とのことですが、初心者じゃカヤックしながらグアダルキビル川沿い景色を見るどころではないような…気がします。
セビリア観光に訪れてカヤックに乗るというのも珍しい話ですが、特別な格好は必要ないようなので気になる人はお試しあれ。
セビリアを見守るトリアナ橋(イサベルII世橋)
グアダルキビル川にかかる橋のうち、セビリア市民に最も愛されているのはイサベルII世橋、通称トリアナ橋です。
セビリアはグアダルキビル川によって、市内中心部とトリアナ地区が分断されています。
トリアナ橋(イサベルII世橋)は、セビリア大聖堂やマエストランサ闘牛場がある市内中心部とトリアナ地区をつなぐ橋で、160年以上前からセビリアを見守り続けています。
トリアナ橋の上から見られる景色
トリアナ橋の上からはトリアナ地区、黄金の塔、セビリア大聖堂などを見ることができます。多くの人が写真を撮っているフォトスポットです。
トリアナ橋からトリアナ地区のベティス通り(Calle Betis)を見ると、カラフルな家やバルが立ち並んでいる景色が見えます。毎回通るたびに本当に素敵だなと思う場所です。
トリアナ橋の鉄柵には南京錠がかけられています。
これはトリアナ橋に名前を書いた南京錠かけると、そのカップルは一生一緒にいられるという言い伝えがあるからです。
以前南京錠だらけになって一斉撤去されていたのですが、また復活し出してました。撤去大変だっただろうな…。
グアダルキビル川沿いの通りを散歩
トリアナ橋を渡ってベティス通り(Calle Betis)側から市内中心部を見ると、セビリア大聖堂やマエストランサ闘牛場、黄金の塔が見えます。
天気のいい日はベティス通りを散歩するのもおすすめ。
川沿いのベティス通りはバルが続いています。観光客向けなお店も多いですが、グアダルキビル川とトリアナ橋を見ながら一息入れたい場合はこちらで。
川沿いのベンチをよく見るとトリアナ橋と同じデザインになっています。かわいい。
ベティス通りを南に歩いて行きサン・テルモ橋の近くに来ると、川沿いにはレストランが立ち並んでいます。
川沿いのレストランはなかなかのお値段するところもありますが、グアダルキビル川を横に見ながらおしゃれにランチしたい人は行ってみるといいかも。
トリアナ橋の夕暮れとライトアップ
グアダルキビル川より市街地中心側にある川沿いの堤防は、長い遊歩道になっています。私はここでトリアナ橋の夕暮れを過ごすのが好きです。
川沿いでぼーっとしながら座れるようになっていて、週末は多くの人がここで夕暮れ時を過ごしています。カップルも多いね。
暗くなってくるとトリアナ橋はライトアップされます。まだ真っ暗ではないトワイライトの空とトリアナ橋はとっても美しいです。
私は刻々と変化していく空と橋をただただ眺めています。暇人。
もう少し暗くなると濃い紫色のような空の色になります。ライトアップされたトリアナ橋の夜景はこの場所から見るのが一番美しいと思います。
これは真夜中(2時頃)のライトアップされたトリアナ橋を、橋を渡ったベティス通り側から撮影したものです。週末は夜中の2時でも人がトリアナ橋を行き交っています。
トリアナ橋とお祭り
トリアナ橋の周辺は、セビリアの重要なお祭り「サマナ・サンタ」や、夏の「ベラ・デ・サンタ・アナ」でメインの会場の一つとなります。
セマナサンタとトリアナ橋
セマナサンタの時期には、トリアナ橋は大きな役目をお務めされます。
セマナサンタで一番重要な木曜日夜中のMadrugaの際には、トリアナで最も大きいエスペランサ(Espernza)のプロセシオン(行進)がトリアナ橋を通ります。
トリアナ橋で見るEsperanzaのヘスス・キリストとマリアは格別だと、セビリアのセマナサンタ好きたち評。
関連記事 ▷ セマナサンタの疑問解決!日程は?プロセシオンやサエタとは?
7月末のトリアナのお祭り
毎年7月末には、ベラ・デ・サンタアナ(vera de Santa Ana)というトリアナのお祭りがあります。
ベラ・デ・サンタアナの時期は、トリアナ橋に緑と白のちょうちんが飾られ、ベティス通りにはセビリアの春祭りのようなカセタが出ます。
アルトサノ広場(Plaza del Altozano)では毎日、ライブや子どものセビジャーナス大会などの催しが行われています。
セビリアの春祭りのカセタは緑と白、赤と白の2色ですが、ベラ・デ・サンタアナは緑と白のカセタのみです。
これはトリアナがサッカーのベティス派を示しているとも言われています。通りの名前もベティス通りだけど関係あるのかな?
ベラ・デ・サンタアナのカセタは出店のようになっていて、誰でもオーダー可能。フェリアの雰囲気も楽しめるので、夏にセビリアにいる人はぜひ!
関連記事 ▷ トリアナの夏のお祭り「ラ・ベラ・デ・サンタ・アナ」でイワシ食べる
私を元気にしてくれるグアダルキビル川とトリアナ橋
セビリアの青空の下で清々しい気持ちで渡る時、夜中遊んだ帰りにへべれけで渡る時、セビリアに住んでいる幸せを私に感じさせてくれるのがグアダルキビル川とトリアナ橋です。
セビリアに来た人を必ず案内するおすすめスポット。是非トリアナ橋とグアダルキビル川を見に行ってみてください!
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
関連記事 ▷ セビリアのアルテが育まれたトリアナ地区を散歩
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