バルのスペイン料理やタパスもおいしいけど、スペインにはおいしい家庭料理が実はたくさんあります。
その中でも私が好きなのは “papas con chocos” と呼ばれるスペイン家庭料理。イカとじゃがいもの煮込み料理です。
というわけで、スペイン家庭料理のイカとじゃがいもの煮込み “papas con chocos” のレシピ・作り方をご紹介します。
イカとじゃがいもの煮込みの材料
イカとじゃがいもの煮込みは名前の通りじゃがいもとイカが主役の料理ですが、スペインの煮込み料理は基本としてにんにく・玉ねぎ・ピーマン・トマトが必ず入ります。
イカとじゃがいもの煮込みの材料は以下の通り。
じゃがいも(papas/patatas):大4個
イカ(choco/sepia):350-400g
玉ねぎ(cebolla):1個
ピーマン(pimiento verde):1個
トマト(tomate):1個
にんにく(ajo):2片
ローレル(laurel):2枚
パプリカパウダー(pimenton dulce):適量
塩:適量
白ワイン:100ml程度
水:1.5カップ
写真に入れ忘れましたが、にんにくも必要です。
イカは魚屋さんで
と頼むときれいにカットしてくれます。
スーパーで冷凍イカを購入する場合は、“sepia troceado” または “choco cortado” と書いてあるものを買えばOKです。
玉ねぎ・ピーマン・トマト・にんにくはみじん切り。じゃがいもは一口大よりちょっと大きいくらいにカットし、水につけておきます。
イカとじゃがいもの煮込みのレシピ:煮込み料理の共通工程
下準備が終わったら鍋にオリーブオイルを熱し、にんにく、玉ねぎ、ピーマンを10分くらいかけて弱火で炒めていきます。
この段階で塩も振っておきます。2〜3つまみくらい。
玉ねぎやピーマンの色がかなり変わってきたら、次はトマトを入れてさらに5分程度炒めます。
炒めている途中でローレルを加えました。
トマトを入れてから10分程度炒めると、スペイン煮込み料理のベースが完成します。
ここまでの工程は、スペインの煮込み料理では共通作業とも言えるもの。よく出てくるので覚えておくと楽です。
この共通工程を覚えておくと、煮込み料理のレシピのレパートリーが広がります。
イカとじゃがいもの煮込みのレシピ:イカ→じゃがいもを投入
次はじゃがいもとイカを投入する工程ですが、順序はイカが先です。
鍋にイカを入れて、白ワイン(100ml程度)を入れます。
水1.5カップとパプリカパウダーも加えます。パプリカパウダーは大さじ1くらいは入れました。
イカを入れてから15分くらい煮込みます。アクが出るので、アクは適宜取ってね。
最後にじゃがいもを投入します。
じゃがいもはカットしたサイズにもよるけど、大きめのじゃがいもだったら25分くらい弱火で煮込みます。ここでもアクは適宜取ってください。
煮込みすぎるとじゃがいもが崩れちゃうので、時々様子を見ながらいい感じのところで火を止めて完成!
先日圧力鍋で作ってみました。圧力鍋の蓋をして20分〜25分くらい、その後蒸らし15分程度で完成しました。
時間はかかるけどお手軽スペイン家庭料理
イカとじゃがいもの煮込みの作り方は簡単です。そんなに複雑なレシピじゃない。
スペインの家庭料理全体的に言えることだと思うけど、作るのに1時間以上かかるのはちょっと難点かも。
今回のレシピは2〜3人分(私のような食いしん坊さんなら2食分)ですが、大きい鍋があれば大量に作ることができるので、一気に作っておくと自炊に大きく貢献してくれそうです。
スペイン自炊生活をしている皆さんは、冬にぜひ “papas con chocos” を作ってみてください。もちろん日本でも作れるレシピです!
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
コメント