セビリアから車で30分くらいで行くことができるウトレラ(Utrera)という町は、小さくてとてもかわいらしい町です。
カンタオーラのウトレラ姉妹で有名なフラメンコの町でもあるウトレラには、フラメンコ愛好家なら訪れたい場所が。そして、実はお菓子も有名。
そんなアンダルシアの田舎ウトレラに何度か行ってみました。
とても小さい町ウトレラ
私が初めてウトレラに行ったのは2015年の冬です。ピソの同居人たちが「ウトレラに行くけど一緒に行く?」と誘ってくれたので、目的もよくわからず行くことにしました。
行ってみて驚いた。その小ささに。
それもそのはず。地図で見るとウトレラはセビリアの5分の1くらいしかなさそうです。
うん、小さいよね。
ウトレラへの行き方
ウトレラはまさにセビリア近郊の町なので、セビリアから近くて行きやすいです。
セビリアからウトレラまでの行き方
セビリアからウトレラに向かう場合は、セルカニアス(Cercanías)という近郊電車を使うのが便利です。
セビリアからウトレラまでセルカニアス(Cercanías)で30分。電車は30分〜1時間おきくらいに走ってます。
セビリア〜ウトレラの乗車賃は、平日が往復5.6ユーロで、休日だと割引がなくて往復7.1ユーロ。
関連記事 ▷ スペインの近距離列車「セルカニアス/Cercanías」に乗ろう
ウトレラ駅からウトレラ中心部への行き方
RENFEのウトレラ駅は、ウトレラ中心部から徒歩15分くらいのところにあります。
ウトレラ駅は昔ながらのスタイルの駅舎で可愛らしい。駅は無人かと思えるほど人がいません。
ウトレラ駅を降りたら右手に5分くらい歩くと、スペイン広場という名前の円形広場に着きます。そこを左手に進み、さらに5分くらい歩くと、噴水のある広場(サンタ・アナ広場)に着きます。
なんとこの噴水は「la fuente vieja」らしいです。
フラメンコやっている人はわかりますかね?
Cantiña de Pininiなどの歌詞に出てくる「la fuente vieja se ha albortao porque Pinini se ha emborachao〜♪」のla fuente viejaだそうです!その事実を知ってみんなで興奮してパシャり。
さて、この噴水を少し左に曲がるような通りを進みます。
通りの名前はなんとフェルナンダ・イ・ベルナルダ通り(Calle Fernanda y Bernarda)です。なんつーこった!なんてフラメンコな地区なのだ。
そうです、ウトレラはフラメンコな町でもあります。
服屋などがあるこの通りを少し歩くと、メインの広場であるアルトサノ広場(Plaza del altozano)に着きます。迷っても道行く人に聞けば大丈夫。
フェルナンダ&ベルナルダ像
先ほどの「la fuente vieja」を左に曲がらずに右側の道を行くと、フェルナンダとベルナルダの像があります。
ヒメネス・デ・サンドバル広場(Plaza de Ximenez de Sandval)。「la fuente vieja」からすぐ近く。
ウトレラで目立つ教会
ウトレラには2つの大きな教会があります。観光で行くところと言えばこの教会2つと城跡くらいかなと。
サンティアゴ教会(Iglesia de Santiago)は、噴水からアルトサノ広場へ向かう途中にあります。
もう一つのサンタマリア・デ・ラ・メサ教会(Parroquia de Santa María de la Mesa)は、アルトサノ広場から5分くらいのところです。
クリスマス近くのウトレラ
初めてウトレラに行った時はクリスマス前だったので、ウトレラの中心部はクリスマスの飾り付けがされていました。
メインの広場にはクリスマスの飾りがありました。
秘密の入り口みたいになっているウトレラの街角。
ウトレラで食べるべきスイーツ
お菓子の町としても知られるウトレラの名物は、「モスタチョン」と呼ばれる焼き菓子です。
モスタチョンと一般的に言われるお菓子は、平べったいものなのですが、モスタチョンの中はクリーム入りのものがあります。クリーム入りがおすすめ。
ふわふわの生地の中に甘いクリームが挟まっていて、冷たい状態で食べるモスタチョンがおいしいです。
お店で買ったばかりのモスタチョンは冷たいので、近くのバルでコーヒー頼んで買いたてモスタチョンを食べるというのもありかと。私はそうやって食べてる。
モスタチョンはウトレラ名物なのでセントロにあるお菓子屋ではたいてい売られていると思いますが、私の師匠が教えてくれた「Cordero」というお店がおすすめです。
クリーム入りのモスタチョンの正式名称は「Mostachón Relleno」で、生クリーム以外に、チョコレートやトゥロン(アーモンド)味があります。
私のおすすめはシンプルな生クリーム。1個1.25ユーロ。
「Cordero」にはモスタチョンともう一つ、おすすめのお菓子があります。
それは、「Lengua de Cordero」という名前の店オリジナルのスイーツ。Lengua de Cordero=子羊の舌っていうなんとも生々しい名前ですが、複数人で食べるならこちらもおすすめです。
「Lengua de Cordero」は子羊の絵が描かれた可愛い箱で売られていて、2本入り。1つの味だと5.5ユーロ、2つの味だと5.75ユーロです。
モスタチョン同様にチョコレート、トゥロンなどの味があります。
エクレアのような形をしたパン生地にクリームが挟まっているお菓子です。日本人の感覚からしたら6人でちょうどくらいの長さかな。
住所:Plaza de la Constitución 2, Utrera
営業時間:火〜土 9:30-14:30 16:30-20:30 日 10:00-19:00
定休日:月曜日
ウトレラのバルでタパス
初めてウトレラに行った時に、ウトレラ住まいのピソの同居人のお仕事仲間におすすめの店を聞いてもらい、メインと思われるアルトサノ広場近くのバル「CENTRAL」に入りました。
タパス、ワインの種類もまぁまぁだし、タパスの価格は2.5ユーロ程度と安いし、このバル良かった!
エンサラディージャ・ルサ(ensaladilla rusa)はスペインのポテトサラダ
サルモレホゲッターの私は、ここでももちろんサルモレホ(salmorejo)を食べました。
冬に食べたくなる豚ほほ肉の煮込み(carrillada iberica)
住所:Clemente de la Cuadra 1, Utrera
ウトレラは落ち着いた町
ウトレラは観光地ではないのでなかなか行く人も少ないと思いますが、セビリアに長期滞在する人は一度は行っておくと興味深いと思います。
毎年6月にはフラメンコの「ポタヘ ヒターノ」というフェスティバルが開催されるので、その目的でウトレラに行く人も多いのではないかな。
小さいけど、落ち着いた雰囲気のある町。ウトレラ(Utrera)にまた行きたいな。
関連記事 ▷ ウトレラのフラメンコフェスティバル「ポタヘ・ヒターノ」に行って来た
最後まで読んでくれてありがとう。
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