バルの定番タパス「ほうれん草とひよこ豆の煮込み」のレシピ

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「ほうれん草とひよこ豆の煮込み」は、アンダルシアのバルでよく見かける定番タパス。

スペイン全土で食べられている料理かと思ったら、意外とアンダルシアでしか食べないようです。セビリアのローカルバルなら、必ず見かけます。

スパイシーな味付けの料理で、豆が好きな人やセビリアらしいタパスを食べたい人にはおすすめ。家庭で作るのも簡単でした。

というわけで、ほうれん草とひよこ豆の煮込み(espinacas con garbanzos)の簡単レシピをご紹介します。かたいパンは不要!

目次

水で戻すタイプのひよこ豆は分量に注意

ひよこ豆のカレーを作ろうと思い、久々に水で戻すタイプのひよこ豆を使ったら、ひよこ豆を戻し過ぎました。

スペインのひよこ豆
どう考えても多い

大量にあるひよこ豆。カレーに使ったところで、半分以上が残ってしまう…。ど、どうしよう〜。

浮かんだ料理がほうれん草とひよこ豆の煮込み。ひよこ豆は2人の主役のうちの1人なので、これなら大量にひよこ豆を消費できる!

こうしてほうれん草とひよこ豆の煮込みを作ることになったのです。

水で戻すタイプのひよこ豆は、戻す時の分量に注意しましょ。

水を吸ってひよこ豆は大きくなるので「思ったより量が多かった!」となりがち。増えるわかめちゃんみたいなもんです。

ほうれん草とひよこ豆の煮込みの材料と調味料

ほうれん草とひよこ豆の煮込みは、かたいパンを砕いて入れることもあります。しかし、タイミング良く1日経ったパンなど持っておりませんでしたので、パンなしで作りました。

本格的に作りたい人は、かたくなったパンを焼いて砕いて入れるレシピもあり。今回はパンなしのレシピです。

ほうれん草とひよこ豆の煮込み3〜4タパス分
ほうれん草(espinaca):300g
ひよこ豆(garbanzo):手の平大で4つかみ分くらい
にんにく(ajo):3〜4片
パプリカパウダー(pimenton dulce):大さじ3
クミン(comino molino):大さじ2
ビネガー(vinagre):大さじ1
塩:適量(最近は大さじ1入れてます)
水:0.5カップ

ほうれん草とひよこ豆の煮込みの材料
ほうれん草は1袋でOK

ほうれん草はスーパーで袋に入っているものや、冷凍でも大丈夫。冷凍のほうれん草を使う場合は、熱湯で戻しておいてください。袋入りほうれん草は、簡単に水で洗います。

スーパーのほうれん草は1袋(300g)でOK。2袋分入れようと思ったら、そこまで鍋が大きくなくて入らなかった!バカ←

ひよこ豆は水で戻すタイプ、瓶で売られているタイプのどちらでも可。だいたい手の平4つかみくらいの分量で作りました。水で戻すタイプは戻しておくまでが準備工程。

にんにくの量はお好みで。薄めにスライスしておきます。

ほうれん草とひよこ豆の煮込みの調味料
基本の調味料

ほうれん草とひよこ豆の煮込みは、スパイシーな調味料が特徴の料理。パプリカパウダーとクミンは欠かせません。

私はりんごのバルサミコ酢しか持ってなかったのでこれを使いましたが、普通のビネガーで大丈夫です。

ほうれん草とひよこ豆の煮込みのレシピ

材料と調味料が揃ったら、ほうれん草とひよこ豆を作ります。至極簡単です。

ほうれん草とひよこ豆の煮込みのレシピ
弱火で熱する

鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて、弱火でにんにくの香りが出るまで熱します。にんにくの色が変わったら、洗っておいたほうれん草を投入。

ほうれん草とひよこ豆の煮込みのレシピ
山盛りほうれん草

この鍋に2袋入るわけないよね…。あらかじめ悟って、2袋目を開けなかった自分を自分で褒めたいと思います。

このままだとほうれん草がしなしなにならないので、水0.5カップを入れてしばし蓋をします。

ほうれん草とひよこ豆の煮込みのレシピ
ほうれん草がいい感じになりました

3分くらい経って蓋を開けると、ほうれん草がいい感じにクタクタになっています。ここで調味料を入れます。

パプリカパウダー大さじ3、クミン大さじ3、ビネガー大さじ1、塩大さじ1(お好みで)を入れてかき混ぜたら、ひよこ豆の出番。

ほうれん草とひよこ豆の煮込みのレシピ
ひよこ豆を入れてまぜる

水で戻しておいたひよこ豆、または瓶詰めから取り出して水洗いしたひよこ豆を入れて混ぜ混ぜ。弱めの中火で約20分煮込みます。

水分が飛びすぎて焦げないよう気をつけてね。

ほうれん草とひよこ豆の煮込みのレシピ
こんな感じでできあがり

20分経つと水分がなくなり、バルで見たようなほうれん草とひよこ豆の煮込みが出来上がってます。味見して味が染み込んでればできあがり。

思ったより簡単だった!そしてバルの味になった♪

水で戻したひよこ豆とほうれん草さえあればすぐにできちゃうお手軽料理だということが、作ってみて初めてわかりました。

パプリカパウダーとクミンを入れておけば、それなりにバルの味になるので味付けも簡単!

ひよこ豆の大量消費におすすめのバルの定番タパス

スペインではひよこ豆はとても安い(特に乾燥ひよこ豆)ので、節約自炊生活にはもってこいです。

水で戻す時についついたくさん戻してしまうので、そういう時はほうれん草とひよこ豆の煮込みなら大量消費できる!

おつまみ的な感覚でビールと一緒に食べてもいいし、ひよこ豆はプロテイン豊富なのでお肉やお魚の代わりにもなります。

ほうれん草とひよこ豆の煮込みのレシピ
アンダルシアのご当地料理

ほうれん草とひよこ豆の煮込みは、かつてはセマナサンタ(イースター)前に食べられていた料理。現在ではアンダルシアの家庭やバルで一年中食べられています。

アンダルシアは夏がとっても暑いので、スパイシーで保存がきく料理ということでほうれん草とひよこ豆の煮込みが多く食べられるようになったのだそう。

保存は冷蔵庫で行いますが、冬に食べる時は少しレンジでチンしても温かく食べた方が良いかもね〜。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

セビリアのバルでほうれん草とひよこ豆の煮込みのタパスを食べたかったら、こちらのお店で食べられるよ!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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