アンダルシアのアラセナで開催されている生ハム祭り(feria del jamón)に行ってきました!
アラセナは、スペインアンダルシア地方のウエルバ県にある小さな村。同じくウエルバ県のハブーゴと並ぶ生ハムの産地です。
久々にブラブラカーを使って週末ひとり旅へ。生ハムを食べ、豚肉のタパスを食べ、博物館を見学して帰ってきたのでした。
というわけで、アラセナの生ハム祭り(feria del jamón)はこんなイベントだった!をどーぞ。
小さなアンダルシアの生ハム村アラセナ
アラセナはウエルバ県にある小さな村。同じくウエルバ県の内陸にあるハブーゴが生ハム村として名を馳せていますが、アラセナも生ハムの村としてアンダルシアでは有名です。
内陸にあるアラセナやハブーゴは、黒豚さんが育成される場所。山岳地帯で緑があり、夏は乾いた大地になるという気候も生ハムの製造に適しているそうです。
アラセナへの行き方
セビリアのプラサ・デ・アルマスバスターミナルからアラセナ行きの直通バスが1日2〜3本出ています。朝のセビリア発に乗り、夕方アラセナ発に乗れば日帰りは可能。
交通手段:バス
会社:DAMAS
セビリアのバスターミナル:プラサ・デ・アルマス
本数:1日2本
所要時間:約2時間
料金:片道7.67ユーロ
※時刻表・チケット購入はDAMASのHPで要確認(OrigenにSEVILLA、DestinoにARACENAと入力)
今回バスを利用しようかと思ったのですが、朝9時発は私にとっては早すぎる…と思ってブラブラカーを探してみたらちょうど良い時間がありました。11時セビリア発のブラブラカーでアラセナへ向かうことに。
ブラブラカーに乗り込んだのは男女5人。ドライバーさん含めどうやら全員アラセナの生ハム祭りに行くようです。
帰りはバスで帰ってこようかと思ってたけど、帰りも時間が合えばみんなで帰ってこようということになり、ラッキーなことに帰りも同じ車に乗せてもらえました。
関連記事 ▷ ブラブラカー(Bla Bla Car)を使ってみた!使い方と感想・注意点
食べたり買ったりができる生ハム祭りのイベント会場
生ハム祭り(feria del jamón)のメイン会場は “Pabellón Ferial Aracena” と呼ばれる展示場です。
12時過ぎに到着したら既に多くの人が飲み食いしていました。生ハム以外にもカウンターでタパスが買えるので、遅めの朝ごはんなのか早めの昼食なのかを楽しんでいる人たち。
生ハムの皿(タパスはないです)を買うには、券売所で券を買って引き換えるという仕組みです。
会場の外は青空市のようになっていて、生ハム以外の食材も売られてました。
そしてそして、ひときわ賑わっているのはもちろん生ハム売り場!
ひとり旅の難点は食べ物がシェアできないこと。しかし、アラセナに来たら生ハムを食べないわけにいかない!
というわけで、一皿食べました。一皿で6.5ユーロとお得♫
隣のおじさんが「それうまそうやな」と私の皿を見て注文しました。おじさんが言うには、柔らか過ぎない部位でいいそうです。
ハブーゴの生ハム工場見学後に食べた生ハムの方がおいしかったと思いました。
でも、この皿の生ハムを丸々6.5ユーロで食べられるなんて贅沢!とっても天気がいい日だったので、外のテラスでビール片手にうまうま食べました♫
関連記事 ▷ スペインの生ハムの村ハブーゴで工場見学とイベリコ豚の生ハム三昧!
アラセナのバルでタパス巡り
生ハム祭り(feria del jamón)が開催されている期間の前後では、アラセナのバルでタパス巡りができます。
生ハム祭りのメイン会場から村の中心部に向かって歩くと、10分ほどでバルが立ち並ぶ通り(calle san pedro)に出ます。
この辺りのバルを中心に、タパス巡りにエントリーしたバルで自慢のタパスが食べられるのです。2019年は13のアラセナのバルがタパス巡りにエントリーしていました。
そのうち2つのタパスを食べると、アラセナの生ハム博物館の入場が無料に。5つ食べると、どのバルのタパスがおいしかったのか投票する権利を得ます。
各バルのエントリーメニューは、いずれも豚肉を使ったメニュー。肉の部位やソースを工夫して、オリジナルのタパスに仕上げています。
対象のバルには “RUTA DE LA TAPA” と書かれたメニューがあるのですぐわかります。どのタパスも1皿3ユーロ。
ほろほろあご肉がおいしかったバル「CAFE BAR SAN PEDRO」
サンペドロ通り(calle san pedro)のバルやレストランは、昼どきはどこも大混雑です。人でごった返しているバルで注文するのは一苦労。
そんな大混雑なバルの一つ「CAFE BAR SAN PEDRO」に入りました。
私が気になったタパスメニュー。それはこちら。
Carillera Iberia de Aracena con almendras y pure de manzanas
(アラセナ産イベリコ豚のあご肉アーモンドソース りんごのピュレを添えて)
ほろほろのあご肉はアーモンドソースがよく絡んでおいしい!そしてそして、酸味のあるりんごのピュレが箸休めのような味で、組み合わせがよかった!
お肉を食べてはりんごのピュレを食べ、というような形で交互に味を楽しみましたとさ♫
ソースにやられた!「ABACERIA LA COMANDA」
サンペドロ通り(calle san pedro)から少し離れると、人の数が落ち着きます。2軒目はおしゃれな食料品店(abaceria)の「ABACERIA LA COMANDA」に入りました。
ご夫婦で営業しているのかな?とても新しいバル兼食料品店です。
気になったこのバルのタパスメニューはこちら。
Abrazo de jamón a una alcachofa con secreto
生ハムに包まれたアーティチョークと秘密の…
かなりそそられる見た目。なに!美しい!
この色のソースはサルモレホか?と想像してたらまさかの!パプリカソースでした。めっちゃおいしい!そして、生ハムとアーティチョークの組み合わせは間違い無いです。
赤ワインと一緒に美しくおいしいタパスを楽しみました♫このソースは反則やわ〜。
アラセナの村歩き
生ハム一皿を食べ、タパス巡りをしてお腹もなかなか満たされたので、アラセナの村を少し散策。
生ハム祭りの会場は人だらけだったけど、村の中心部に来れば平和な週末の図でした。
ハブーゴにもこんなんあったな。生ハム推しのアラセナっぽい銅像。
アラセナもアンダルシアの白い村でした。青空が映えて美しい!
アラセナでも子豚の丸焼きって食べるのね。状況にそぐわない子豚がリラックスしてる絵。
「暴力 男女差別 反対」のハートが割れちゃった標識。
タパスを食べて無料で入れる生ハム博物館
アラセナのタパス巡りでエントリーしているタパスを2皿食べると、生ハム博物館の入場が無料になります。普段は3.5ユーロかかるから、これまたお得!
オーディオガイドを渡され、6つの部屋を見ながらガイドを聞いていきます。
ハブーゴで5Jの生ハム工場見学に行ったことがあったから、ガイドの内容はだいたい同じでした。パネルでの説明しかないから、実物を見られる工場のような感動はなかった。笑。
住所:Calle Gran Vía, Aracena,
営業時間(オーディオガイド):月曜〜金曜 11:15-13:15 16:15-18:15/土日祝日 11:15-13:30 16:15-18:30
定休日:12月24日・25日・31日・1月1日〜6日
生ハム祭りメイン会場で楽しむ人々
再び生ハム祭りのメイン会場に戻ると、人の数が多くなっていました。
家族や友達とテーブルに座り、ほとんどのグループが生ハムの脚を丸ごと一本買って楽しんでいるようでした。
生ハムの写真を撮らせてほしいとお願いしたら、生ハムを切ってる様子を撮らせてくれました。おいしそうだろう?って。
で、そのまま切った生ハムを私にくれました!
カットしてくれたばかりのこの生ハムは、着いて早々に食べた一皿の生ハムよりおいしかったのです!これはほんと。
家族や友達と生ハムの脚丸ごと1本を囲んで楽しむ週末の昼下がり。最高だね!
1日楽しめるアラセナの生ハム祭り
行く前は生ハム祭りと言っても生ハムを食べるだけだから数時間あれば十分と思っていましたが、もう数時間いられたかなと思うくらいあっという間に過ぎました。
生ハムだけじゃなく、豚肉を使ったアラセナのバルのタパス巡りがよかった!タパス巡りは11月3日までやっているそうです。
夜の22時からは、0.5ユーロで生ハムが食べられる試食会があるそうな。泊まりじゃないと試食会には参加できないから、これはアラセナ地元民だけの特権だね。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
朝から晩まで生ハム祭りを楽しむなら、アラセナに泊まるしかありません!泊まれば0.5ユーロ試食会にも参加できる♫
▽ 海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを持って行こう
年会費無料の【エポスカード】公式サイト
▽ いつでもネットに繋げたいなら海外で使えるWiFiの準備を
グローバルWiFi 公式サイト
▽ 軽くてリーズナブル!おすすめのスーツケース
スーツケース ライトシリーズ90L【東急ハンズ】
コメント