にんにくたっぷり!スペインのにんにく料理やタパス8選

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スペイン料理では、にんにくがよく使われています。

にんにくのスープもあるし、全ての食事ににんにくが入っているのではと思うくらい。

みんながにんにくを食べてるから、においは全く気になりません。だからガンガンにんにく食べます!

というわけで、私がスペインで実際に食べたことがあるにんにくがたっぷり入った料理8選をご紹介します。

目次

にんにく入りトマトジュース:ガスパチョ

ガスパチョ(gazpacho)は、トマトジュースのようなスペインアンダルシアの夏のグルメ

友達が家で出してくれたガスパチョ
友達が家で出してくれたガスパチョ

トマトをベースとして、玉ねぎやピーマンなどの野菜を入れてミキサーでかくはん。にんにくも一緒にいれるので、ちょっとにおいのあるトマトジュースになります。

ガスパチョは夏に食べられるというか飲まれる料理。バルでは夏限定でガスパチョが出されたりします。

バルのメニュー表には載ってないこともあるので、黒板などに “gazpacho” の文字がないかどうか確認しましょ。ガスパチョは飲み物メニューに載っていることもあります。

ガスパチョはアンダルシアでよく作られる家庭料理で、夏はガスパチョを大量に作って常に冷蔵庫に常備している人も多いです。

ガスパチョよりクリーミー:サルモレホ

夏のアンダルシアの定番と言えば、バルでも家庭でもよく食べられるサルモレホ(salmorejo)。サルモレホもガスパチョと同じく、にんにくが入っています。

セビリアのバルエスラバのサルモレホ
サルモレホ(salmorejo)

トマトジュースに近いガスパチョとは異なり、サルモレホはかくはんされたパンとオリーブオイルが入っているのでもっさりしてクリーミーな感じ。

上にゆで卵と生ハムを刻んだものが乗っかっていて、一緒に食べるのがアンダルシア流です。

サルモレホ大好き!1週間に1回くらいのペースで夏は食べてるかもしれない。

にんにくと卵のスープ:アホスープ

にんにくと卵とパンが入ったスープは、にんにくスープ(sopa de ajo)というそのままの名前です。日本だとアホスープとも呼ばれたりする。

かなりにんにくの味が強いスープですが、卵が和らげてくれます。フランスパンが入っているので、結構お腹にたまるスープ。

アホスープはカスティーリャ地方の郷土料理なので、アンダルシアではほとんど見かけない。バルやレストランで見かけたことがあるかな程度です。

にんにくの冷たいスープ:アホブランコ

アホブランコ(ajo blanco)は、白いにんにくという意味のスープ。白いガスパチョとも言われています。

アホブランコは冷製スープで、にんにくと牛乳で作られます。アーモンドと干しぶどうが入ってるのが特徴。

おいしいアホブランコはきちんと冷えた状態。ぬるいにんにくと牛乳だとかなりまずいので、冷えたアホブランコを食べましょう。

初めてアホブランコを飲んだときの生ぬるいアホブランコがなかなか衝撃で、それ以来アホブランコは苦手です。

パンにひたひたガーリックオイル:アヒージョ

スペイン料理と言えばアヒージョ(ajillo)!と考える人も多いのでは?というくらい、日本では人気のスペイン料理です。

セビリアのバルdosdemayoのエビのアヒージョ
海老のアヒージョ(gambas al ajillo)

アヒージョとは、カスエラと呼ばれる茶色い陶器にオリーブオイルとにんにく、そして具材を入れてグツグツ煮た料理

海老のアヒージョが有名ですが、キノコや貝もアヒージョになったりします。にんにくが染み込んだオリーブオイルに、パンをひたひたして食べるのがおいしい。

日本のスペインバルでは定番のタパスだけど、スペインのバルでは実はあまり見かけない。観光客がよく来るバルやレストランにはあるけど、ジモティ系バルに行ったらアヒージョがないことが多いかも。

アヒージョはよく頼むメニューではないけど、たま〜に食べたくなる味です。

熱々がおいしい:マッシュルームの鉄板焼き

マッシュルームの鉄板焼き(champinones a la planchas)は、マッシュルームにみじん切りしたにんにくを詰めて焼いた料理

セビリアのバル「kiko de la chali」のマッシュルーム焼き
マッシュルーム焼き(champinon a la plancha)

スペインのバルでよく食べられるタパスです。にんにくの量はバルによりけりで、にんにく山盛りのところもあれば、味付け程度のバルも。

マドリードにマッシュルームの鉄板焼きで有名なバルがあります。観光客向けなのでマッシュルームにしてはちょっとお高めですが、有名店でマッシュールームの鉄板焼きを食べるのも思い出になるかも。

バルに行くとキノコ料理を食べたくなるので、マッシュルームの鉄板焼きはちょこちょこ食べてます。好きなタパスメニュー!

アヒージョに似た料理:ピルピル

ピルピル(pil-pil)は、アヒージョに似たオリーブオイルとにんにくを煮込んだ料理。タラのピルピルが、バスク地方の郷土料理として有名です。

ドスデマジョのタラのピルピル
タラのピルピル(bacalao al pil-pil)

アヒージョとピルピルの違いは、諸説あるよう。白ワインの量だとか、具材を煮込む時間だとか。

個人的なイメージでは、ピルピルの方がオリーブオイルと具材が一体になっているのでオリーブオイルを食べてる感は少ないような。

アヒージョのようにオリーブオイルにパンをひたひたはできないくらい、ピルピルはオリーブオイルが具材と溶け合ってます。(伝わる?)

海老のピルピル
海老のピルピル(gambas al pil-pil)

前に海老のピルピル食べたら、ほぼアヒージョでした。

にんにくマヨネーズ:アリオリソース

スペインにはにんにく入りのアリオリ(alioli)と呼ばれるマヨネーズがあります。まさににんにく味のマヨネーズ

スーパーでアリオリソース(alioli)として売られているし、マヨネーズとにんにく、オリーブオイルやバジルなどをかくはんして家庭でアリオリソースを作る人もいます。

ドスデマジョのにんにくマヨネーズポテト
ポテトとにんにくマヨネーズ(patatas alioli)

パエリアにつけたり、焼いたり蒸した野菜につけたり、サラダにして食べることが多いです。

にんにく味が濃いパンチのあるマヨネーズですが、ハマる人にはハマる味のよう。

スペイン家庭料理の基本はにんにく入り

スペインで家庭料理を作るとき、特にプチェーロやイカとポテトの煮込みのような具材を長時間火にかける料理には、基本的ににんにくが使われます。

スペインの家庭料理プチェーロ
スペインの家庭料理プチェーロ(puchero)

にんにく以外にもベースで入る食材は、玉ねぎ、ピーマン、トマト。にんにく、玉ねぎ、ピーマン、トマトを最初に炒めるところからスタートし、その後にメインとなる具材を入れていきます。

最初の手順は煮込み系の料理は基本的に変わりません。

スペイン人は煮込み料理も大好き。だからスペインの家庭料理は、ほとんどにんにくが使われていることになるのだね〜。

スペインでにんにく料理を食べよう!

スペイン料理は本当に、にんにくがよく使われています。

家庭料理でもにんにくはマストの食材。にんにくが入っていない料理の方が珍しいくらいです。

日本にいるとにんにく料理を食べた後は口臭が気になってしまうけど、スペインではみんなにんにくを食べているので、口臭を心配する必要なし。

私はほぼ毎日にんにくを食べてます。

にんにくを食べると元気が出る!スペインに行ったら、にんにくたっぷりの料理をたくさん食べてみてください。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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