フラメンコが無料で見られるセビリアの「カルボネリア」は40年の歴史あり

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「カルボネリア/La Carboneria」は、セビリアで40年の歴史を持つライブハウスのようなところ。

クリスマスと大晦日以外は、毎日フラメンコのステージを開催しています。ショーチャージはなく、無料でフラメンコが見られるので観光客に大人気。

moni
先日久々に行ったら前より雰囲気良くなったかなと思ったので、ブログに書いてみます。

「カルボネリア」は名だたるアーティストが活動した場所。アーティストや愛好家が集う場所であってほしいです。

目次

40年の歴史を持つ「カルボネリア」

「カルボネリア/La Carboneria」はとても歴史ある場所です。聞いたところによると40年はセビリアで営業し続けているのだとか。

バルでもタブラオでもペーニャでもありませんが、毎日無料でフラメンコが見られる場所です。

「カルボネリア」の中に入ると、独特の雰囲気を感じます。

カルボネリアのパティオ

カルボネリアを象徴する南国風の葉

南国かと思うような葉っぱが生い茂った庭がまずお出迎え。

カルボネリアの店内

平日でも超満員

無料でフラメンコが見られる場所として、ガイドブックに掲載されているのでしょうか。店内は毎日のように満員。

「カルボネリア」の店内はとても大きいですが、観光客で埋めつくされています。座る場所を確保するのも一苦労。

飲み物はバーでセルフサービス・軽食はカウンターへ

広い「カルボネリア」店内の座席は自由です。空いているところに元気よく陣取ればOK。

カルボネリアのバー

ドリンクはセルフサービス

ドリンクはバーでオーダー。コロナなど海外のビールやサングリアもあります。ドリンクのお値段はちょい高め。

カルボネリアのフードカウンター

軽食は食べられる

バルではないのでタパスはありませんが、ボカディージョ(サンドウィッチ)のような軽食はフードカウンターでオーダーします。ここもセルフサービス。

飲み食いしなくても席に座れる雰囲気ですが、さすがにワンドリンクはバーでオーダーした方が良いですね。

フラメンコのステージは1日3回

「カルボネリア」のフラメンコのステージは1日3回です。

先日私が行った時は、21:30/22:30/23:30の3回でした。さすがに3回目の23:30の回は人が少なめでした。

入れ替え制ではないので1部だけ見ても良いし、3部全部見ても大丈夫。無料で3部見られるというのだから、ある意味太っ腹です。

「カルボネリア」のフラメンコのステージは短め。カンテソロ1曲とバイレソロ1曲しかありません。

特にバイレソロは短く、フラメンコを学んでいる人が見たら確実に物足りないと思います。無料だからと言われればそれまでですが…。

例えばアレグリアスの後のブレリア・デ・カイやタラントの後のタンゴがなかったりする時もある。フィン・デ・フィエスタもありません。

moni
1日3回踊らないといけないから短めにしているのかもね。

出演するアーティストは、歌い手も踊り手も若手が多いです。書きにくいけどプロのステージというよりは、「プロを目指す人の修行の場」といった印象があります。

セビリアにはフラメンコが無料で見られるバルがいくつかありますが、その中では「カルボネリア」が良いかなと。

しかし、きちんとしたプロのステージを見たかったら、無料で見られるフラメンコではなく、やはりお金を払ってタブラオに行くことをおすすめします。レベルは違うと私は思います。

関連記事 ▷ セビリアのフラメンコ鑑賞でおすすめの場所!タブラオとペーニャの違いと楽しむポイント

「カルボネリア」のショーの最中気をつけること

以前は写真OKでしたが、現在の「カルボネリア」はショーの最中一切の写真がNGとなっています。

通常タブラオではフィン・デ・フィエスタの時は写真OKとなっていますが、「カルボネリア」ではフラメンコ上演中の写真を撮ることはできません。

バルのような雰囲気がらショーの最中におしゃべりをしている観光客がいますが、おしゃべりも厳禁です。

ショーの最中はカメラをしまい、おしゃべりをせずにお行儀よく鑑賞しましょ。

数々のアーティストたちが活動した「カルボネリア」

タブラオで見られるプロのステージとは違いますが、「カルボネリア」は40年の歴史の中多くのアーティストを輩出しています。

カルボネリアにあるアーティスト写真

フードカウンター横のアーティストの写真

今は亡きファルーコやチョコラテだって「カルボネリア」で活動していたというのだから、すごいところなのです。

40年のうちにだんだんとアーティストたちが活動する場が変わっていき、現在はプロを目指す人の修行の場のようになっていったのかなと推測しています。

アーティストや愛好家が集う場所であってほしい

かつて名だたるアーティストたちが「カルボネリア」で活動していた時は、愛好家たちがたくさん集まる場所だったそうです。

現在はほぼ観光客で埋め尽くされていて、少し前までは本当にうるさいライブハウスのようだったのですが…

今回久々に「カルボネリア」に行ってみて、2年ほど前に行った時よりも印象が良くなってました。

moni
ウェーイ系の観光客が減り、「カルボネリア」を守ろうとする人たちをお見かけしたからかな。

最近は騒音問題などでフラメンコが見られる場所が突然閉まったりすることがあります。「カルボネリア」も一時期閉まる騒動があって、みんなで署名活動をしたのでした。

結局「カルボネリア」は閉まることなく、営業が続いています。今後もアーティストを育てたり、愛好家が集う場所であってほしいなと思いました。

Carbonería(カルボネリア)
住所:Calle Céspedes 21, Sevilla
電話番号:954 229 945
ライブの時間:21:30/22:30/23:30(シーズンによって変更あり)
料金:無料

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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